河辺真

河辺真です。SMORGASのベーシストです。ベース講師、楽器/音楽関連の雑誌や書籍の執…

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河辺真です。SMORGASのベーシストです。ベース講師、楽器/音楽関連の雑誌や書籍の執筆もしています。noteにはよくある質問や何かの役に立つかもしれない豆知識など、色々書いていこうと思います。レッスン受講生募集中!https://www.akarimusicworks.com/

記事一覧

The Jackson 5「I Want You Back」ベース・ライン徹底解説

 久々になりますがnoteを更新します。  今回はThe Jackson 5の名曲「I Want You Back」を取り上げ、ベース・ラインの徹底解説をしていこうと思います。ベース・レッスン…

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2年前
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オクターヴ・チューニングについて

 現在発売中のベース・マガジン2021年2月号でも様々な記事を執筆させて頂いたのですが、今号で連載3回目となる「ベーシストが知るべき“音”の知識 Basic Bass Knowledge…

河辺真
3年前
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左手のフォーム6

 左手のフォームについては、ナンバリングは6ですがトータル7回目になりますね。一応、今回で基本編はラストという感じです。ということは応用編的なものもあるわけです…

河辺真
3年前
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左手のフォーム5

 年が明けて緊急事態宣言も出ましたが、このnoteは世間とは無関係ですね。無関係な割には1週間空けてしまいましたが。  ということで左手のフォームその5です。今回は…

河辺真
3年前
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左手のフォーム4

 今週も左手のフォーム、フィンガリングについて書きましたです。方法論をとても細かく書いてるので、読みづらいかもしれませんがしばらく続きます、すいません(笑)。 …

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3年前
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ベースの左手のフォーム3.5

 今週は諸々の業務で多忙につきnoteの更新はお休みにしよう……と思ったのですが、昨日の対面レッスンで取り扱った楽曲がフォームの練習にちょうど良い課題曲になりそうだ…

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3年前
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ベースの左手のフォーム3

 左手のフォームということで、前回は握りこみフォームについて書きましたが今回はその続きです。筆者的には握りこみフォームが“エレキ・ベースを弾く上で最も基本かつ多…

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3年前
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ベースの左手のフォーム2

 前回に続き、エレクトリック・ベースを弾く際の左手のフォームについて書いてみました。早速始めまーす。 ・ 前回のおさらいを踏まえて 前回のnoteで書いたことですが…

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3年前
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ベースの左手のフォーム1

 今回のnoteはエレクトリック・ベースを弾く際の左手のフォーム、指板上で弦を押さえる側の手について書こうと思ったのですが、その前提条件である“弦の押さえ方”につい…

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3年前
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エレクトリック・ベースの演奏フォーム

 今回のnoteはエレクトリック・ベースを弾く際の姿勢(楽器の持ち方、構え方)や演奏フォームについて書きました。とはいえ、フォームに「絶対」はなく、その人それぞれで…

河辺真
3年前
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歪みベース堪能アルバム

 現在発売中のベース・マガジン2020年11月号(Autumn)の特集が『歪みベーシストという生き方』というのは前回も書きましたが、僕も歪んだベースの音色が嫌いではありませ…

河辺真
3年前
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ベース・マガジン2020年11月号(P62)の記事について

 現在発売中のベース・マガジン2020年11月号(Autumn)では恒例の「NEW PRODUCTS」(P206~P208)、前号から始まった連載「Basic Bass Knowledge」(P110~P111)の他、今…

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3年前
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音価 その2

 前回に続いて音価のお話です。今回はベースを弾く上でとても重要なリズムの概念であり、有料レッスンでも必ずお話させて頂いている内容なので、初の試みではありますが有…

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3年前
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音価 その1

 さて今回は音価のお話です。音価というのは音符の長さですね。音楽をやる上で、絶対に避けては通れないリズム、さらにその先にあるグルーヴのある演奏を実現するためにも…

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3年前
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エディ

 ここのところ諸々の業務に忙殺されてnoteを更新できませんでした。ちょっと落ち着いたので、またギターやベースの楽器演奏にまつわる色々を書こうと思ったのですが、先日…

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3年前
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音楽の聴き方 その2

 今回のnoteのテーマは“音楽の聴き方 その2”です。前回はレコードとサブスクの楽しみ方の違いがテーマみたいな感じでしたが、今回は自分の音楽遍歴を辿りつつ、新たな…

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3年前
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The Jackson 5「I Want You Back」ベース・ライン徹底解説

 久々になりますがnoteを更新します。  今回はThe Jackson 5の名曲「I Want You Back」を取り上げ、ベース・ラインの徹底解説をしていこうと思います。ベース・レッスンの生徒さんからのリクエストで譜面を作ったのですが、色々な面で脱初心者〜中級程度の練習に最適な曲だと思ったのでこちらでも取り上げてみた次第です。  譜面は著作権の関係もあるので、Piascoreさんの譜面販売サイトにアップしています。出版譜面スタイルの見やすい五線譜&TAB譜に仕上げま

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オクターヴ・チューニングについて

 現在発売中のベース・マガジン2021年2月号でも様々な記事を執筆させて頂いたのですが、今号で連載3回目となる「ベーシストが知るべき“音”の知識 Basic Bass Knowledge」のテーマはピッチ(音程)でした。そこでこのnoteでも掲載記事に関連する内容として、オクターヴ・チューニングについて書いてみました。通常のチューニングについては過去のnoteの記事「チューニングをしよう」でも書いているので、未読の方はぜひ御一読ください。 ・ ピッチとチューニングの重要性 

左手のフォーム6

 左手のフォームについては、ナンバリングは6ですがトータル7回目になりますね。一応、今回で基本編はラストという感じです。ということは応用編的なものもあるわけですが、ベース演奏を基礎から徹底的に見直すnoteとしては(あ、明言はしてこなかったですがそういう意図で書いてます)、順番的に違うことを書きたい雰囲気もあるので、左手のフォームについては一旦区切るという感じです。 ・ フォームの使い分け 左手のフォーム3でも少し言及しましたがエレキ・ベースの左手のフォームは如何に楽に、無

左手のフォーム5

 年が明けて緊急事態宣言も出ましたが、このnoteは世間とは無関係ですね。無関係な割には1週間空けてしまいましたが。  ということで左手のフォームその5です。今回は弦移動、これまで通りの表現でいえば縦移動です。色々な方法論があるかとは思いますが、参考になりましたら幸いです。 ・ ダメな例 最初に弦移動のNG例を紹介しますが、折角なのでぜひ一緒に実践してみてください(笑)。前回のnoteを踏襲してポジションは4~6フレットで説明します。まずは3弦4フレットを人差し指で、5フ

左手のフォーム4

 今週も左手のフォーム、フィンガリングについて書きましたです。方法論をとても細かく書いてるので、読みづらいかもしれませんがしばらく続きます、すいません(笑)。  簡潔な文章で分かりやすいほうが良いのは間違いないですけど、誤解して遠回りになるのも良くないですし……。まあ、直接お話しするのが一番早いんですけど。とか書いてると長くなりますね。始めます。 ・ おさらい ほぼ連載のように書いてる左手のフォームですが、これまでの内容を順番にサラリとまとめると、押弦の基礎、握りこみフォ

ベースの左手のフォーム3.5

 今週は諸々の業務で多忙につきnoteの更新はお休みにしよう……と思ったのですが、昨日の対面レッスンで取り扱った楽曲がフォームの練習にちょうど良い課題曲になりそうだったので、手短に紹介しつつ練習ポイントを書き留めておきます。 ・ 課題曲は? 取り上げた楽曲は米津玄師さんの「LOSER」です。CM曲だったそうなのでご存知の方も多いかと思います。改めて聴いてみると、とてもキャッチーでカッコいい楽曲ですね。  コード進行をざっくり説明すると、イントロ以降の楽曲のキーはF#マイナ

ベースの左手のフォーム3

 左手のフォームということで、前回は握りこみフォームについて書きましたが今回はその続きです。筆者的には握りこみフォームが“エレキ・ベースを弾く上で最も基本かつ多用する演奏方法”であり、今回書いた内容が“フィンガリングの基本となるフォーム”だと考えています。 ・ フィンガリングとは フィンガリングは日本語で書くと“運指”です。読み方は“ウンシ”です。因みに弦を押えることを“押弦”と書きますが、これは“オウゲン”と読みます。散々雑誌に書いてきましたけど、読みに関してはイマイチ確

ベースの左手のフォーム2

 前回に続き、エレクトリック・ベースを弾く際の左手のフォームについて書いてみました。早速始めまーす。 ・ 前回のおさらいを踏まえて 前回のnoteで書いたことですが、指板上で弦を押さえるにあたって重要な点は、“弦を押さえる位置はフレットのすぐ脇か真上で、弦を押さえるのは指の腹で、弦には指板の真上から力を加える”ことでした。これを踏まえつつ、最も楽に演奏できて、機能性が高いと思われるフォームは……ずばり、握りこみフォームです(笑)。そんなのフォームじゃないよ、と侮ることなかれ

ベースの左手のフォーム1

 今回のnoteはエレクトリック・ベースを弾く際の左手のフォーム、指板上で弦を押さえる側の手について書こうと思ったのですが、その前提条件である“弦の押さえ方”について書いています。筆者はギターとベースでは根本的に弦の押さえ方が違うと考えていますが、書籍やネット上ではあまり深く言及されていないようにも感じるので、詳しく書いてみました。前回も書いた通り「正しいフォーム」というのはないとは思いますが、総合的に考えて「理に適った推奨フォーム」という感じで捉えて頂ければと思います。

エレクトリック・ベースの演奏フォーム

 今回のnoteはエレクトリック・ベースを弾く際の姿勢(楽器の持ち方、構え方)や演奏フォームについて書きました。とはいえ、フォームに「絶対」はなく、その人それぞれで体格に合った弾きやすいフォームが一番ではあると思いますが……。ここでは右利き用の楽器(左手で指板上の弦を押さえ、右手でピッキングする)を想定して書いていますので、左利き用の楽器を演奏される方は左右を逆に読んでください。 ・ 演奏フォームの鉄則 エレクトリック・ベースが世に出たのは1950年代なので、そろそろ生誕か

歪みベース堪能アルバム

 現在発売中のベース・マガジン2020年11月号(Autumn)の特集が『歪みベーシストという生き方』というのは前回も書きましたが、僕も歪んだベースの音色が嫌いではありません。基本の音作りは歪みではないですけど、歪み系のエフェクターは3種類使い分けてますし(笑)。  で、今回のnoteもベース・マガジンに便乗する雰囲気で、僕の好きな歪んだベースの音が堪能できるアルバムを紹介しようと思います。まあ、歳が歳なので古い作品ばかりになりましたけど、未聴で興味の沸く作品があったら是非

ベース・マガジン2020年11月号(P62)の記事について

 現在発売中のベース・マガジン2020年11月号(Autumn)では恒例の「NEW PRODUCTS」(P206~P208)、前号から始まった連載「Basic Bass Knowledge」(P110~P111)の他、今号の特集『歪みベーシストという生き方』の記事で「歪みに関する全知識」(P32~P35)と、「サンズアンプvsダークグラスエレクトロニクス」(P60~P62)も執筆させて頂きました。  歪みについては、いちベーシスト個人としても色々と語りたいことはあるのですが

音価 その2

 前回に続いて音価のお話です。今回はベースを弾く上でとても重要なリズムの概念であり、有料レッスンでも必ずお話させて頂いている内容なので、初の試みではありますが有料記事とさせて頂きました。

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音価 その1

 さて今回は音価のお話です。音価というのは音符の長さですね。音楽をやる上で、絶対に避けては通れないリズム、さらにその先にあるグルーヴのある演奏を実現するためにも絶対に必要な概念です。どこまで深く掘れるかな?イロハのイからいってみましょう。 ・ BPMと拍子 BPMというのはBeat Par Minuteの略だそうで、1分間あたりの拍数を意味します。楽曲の早さ(テンポ)はBPMで表すわけですが、BPMが大きいほどテンポが早いことを意味し、BPM60だったら秒針と同じスピードで

エディ

 ここのところ諸々の業務に忙殺されてnoteを更新できませんでした。ちょっと落ち着いたので、またギターやベースの楽器演奏にまつわる色々を書こうと思ったのですが、先日公表されたエディの訃報に接して自分自身かなりショックを受けるとともに、自分の音楽観に占める存在の大きさを改めて認識しました。  いたるところにエディへの追悼文やニュースが流れていますが、僕もエディとVAN HALENについて書かせてください。 ・ エディとVAN HALEN 知らない方のために基本情報を。エディ

音楽の聴き方 その2

 今回のnoteのテーマは“音楽の聴き方 その2”です。前回はレコードとサブスクの楽しみ方の違いがテーマみたいな感じでしたが、今回は自分の音楽遍歴を辿りつつ、新たな音楽の聴き方、楽しみ方を提案できたらと思います。ただ、「チラシの裏」感もややあるので、軽い感じで読んでみてください(笑)。 ・ 学校で まずは自分と音楽との出会いを……。人並みに幼稚園児の頃から音楽や歌が好きでしたが、今の自分に繋がる音楽の原体験は小学生のときに学校の放課後に校内放送で流れていたビートルズの「イエ