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不器用な画家 第15話「リベンジ」
クラブイベントにて敗北感を食らった僕
そんな時に、またクラブイベントの誘いが来たのだ
初めて出たクラブイベントからだった
絵の展示で誘われた
「またよろしくお願いします」という言葉は本物だったのだ
純粋に嬉しかった
がしかしクラブイベント
もうクラブイベントのあの空間にはいたくないから、展示する絵だけ渡して、イベントにはおらず、絵は後日、返してもらおうと思った
そうしよう!
そ
不器用な画家 第14話「虚しさ」
クラブイベントでのライブペイントの誘いを受けた(クラブイベントとライブペイント、語呂が似てて紛らわしいが、ついてきてくれ!)
またクラブイベントかあ…
純粋にクラブイベントというものが苦手で、楽しむことができない、あの空間に自分の居場所を見いだせない…、どうしたもんか…
いや、まて
ライブペイントで出るのか?
だとしたらだ、ライブペイントをしてれいばいいのなら、それが僕の居場所だ(
不器用な画家 第13話「あれから1年」
あの野外フェス…あれから1年が経ったのだ…
僕は、M子さんに連絡をした
どうしたら、あの野外フェスで、前回のM子さんたちみたいにライブペイントをすることができるのか聞いた
「勝手に描いちゃえばいいよ」
と言われた
そんな感じなのかよ
ゲリラでいいらしい(やったー)
今年もM子さんはライブペイントをするらしい、嬉しかった
M子さんと出会った、その野外フェスにて、1年後に、同じところ
不器用な画家 第12話「価値」
クラブイベントが終わって
やることはひとつ、絵を描くことだけだ
ある日のこと
絵を描いてくれという人が現れた
「ンビョビョビョフィー!!!!」
僕はスーパー嬉しかった
初めてのことだ
僕の絵は抽象的だったから、イメージを聞き、そのイメージで絵を描くということをした
絵が売れた
嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しかった嬉しか
不器用な画家 第11話「クラブイベント」
今回のクラブイベントには10人くらいの作家の絵や写真が展示されていた
小学生の頃、図工で描いた絵が廊下に張り出された以来である、自分の作品と誰かの作品が並んで展示してある風景を見たのは
だが、もちろん全然違う、ひとりひとりの作品から出てくる主張が違う、そういう印象を受けた、こういうことなのかと、思った
そして、クラブイベントが始まった
ゾロゾロと人が入ってくる、薄暗い空間にレーザーみたい
不器用な画家 第10話「デビュー」
再び、ニート生活が始まった
Tシャツ屋さんで、ちょこっとだけTシャツのデザインをさせてもらってたが、それに関しては、お金は貰えない前提に無償でやっていた
収入源はない
絵を描き始めたはいいが、インターネットに絵をアップする以外に、なにをするべきかわからずにいた、行動力もなかった
そんなある日のことだ
街を歩いていると、3人組に声をかけられた
3人組「オシャレですね」
僕
不器用な画家 第09話「0か100」
その後、僕は絵を描きまくって、描いた絵をmixiやクリエイターズバンクやマイスペースや絵を投稿できるサイトには、とにもかくにも載せまくった
「人に見てもらう」ということを積極的に試みた、インターネットを使った手段ではあったが、それが、手っ取り早い方法であったし、それしかわからなかった
mixiでは「あなたの作品ばかり投稿されて不快です」みたいなメッセージも来たが、うるせえ黙れと、描いたら載せた
不器用な画家 第08話「ジョンレノン」
地元の野外フェスにて
ステージで歌を歌っている人、DJブースもあったり、お店やさんもあった、みんなお酒を飲んでたり、踊ってたり、トリピー(地元のゆるキャラ)がチャリこいでたり、楽しい感じだった
その中で
自分より大きな板に絵を描いている人が何人もいたのだ、そこで僕は、それを初めて見て、それを初めて知ったのだ
「ライブペイント」というものを
そのライブペイントをしてる人たちの中でも、気
不器用な画家 第07話「プルプル」
B君は言った
「この絵、Tシャツにしようぜ」
僕は嬉しかった、僕もそうしたいと思った
すぐに僕はTシャツにしてくれるところを探した、今となってはオリジナルTシャツ、グッズが簡単に作れるてしまうネットショップ的なところがうじゃうじゃしてるけど、当時はそういうものもなく、珍しいものであった、そして、なんとか見つけた、隣の県にあるオリジナルでTシャツを作ってくれる店舗を
後日、僕はB君と、その
不器用な画家 第06話「迷惑な客」
僕はスケッチブックを手に入れたのだ
親父から貰ったスケッチブック
学校の授業で使ってたスケッチブック
自分で買ってみたスケッチブック
考えてみると、今まで手にしたスケッチブック、全てのページを埋めたことがなかった、消しゴムを最後まで使いきる前になくしてしまうみたいなそんな感じだ、描き埋めたことがなかったのだ
僕は決めたのだ
このパンダちゃんに貰ったスケッチブック、このスケッチブック、全ペー
不器用な画家 第05話「スケッチブック」
また「スケッチブック」か…
僕は思い出したのだ
時は遡り、それは僕が高校生の頃だ
~~~回想編、始まり~~~
中三の終わりに親が離婚した、高校になってから親父と2人暮らしをすることになったのだ、僕は今まで親父のことがあまり好きじゃなかった、小さい頃によく怒られたイメージしかないし、昔から仕事で帰りも遅く、出会っても「おかえり」を言うくらいで話す事もない、その「おかえり」を言うのすら面倒
不器用な画家 第04話「プレゼント」
「元気になったらプレゼントあげるね」
その言葉に動かされたのか、なんなのか、わからないけど、僕はズ~ンとした日常から脱出していった、元気になったというか、なんかもう全て吹っ切れてしまったような
この頃から、今までキャラじゃなかったのに、死にてえ~!とか、セックスしてえ~!みたいな発言を、なんの抵抗もなく言うようになったり、派手めな服を着るようになったり変な髪型になってしまったり、第2の僕が始ま
不器用な画家 第03話「パンダちゃん」
僕は、B君に謝ることにした、勢いとはいえB君の彼女とセクースをしたのだから、僕はB君を呼び出して、そして謝った、マジで殴られるくらいは考えていたけど、そんなこともなく、あっけなく許してくれた、あっけなかった、ヘラヘラしてた、あっけがなかったのだ
その後、B君は普通に今まで通りに接してくれた、何事も無かったみたいに、それが怖かったし、それがやるせなかった
そんな時、派遣でバイトしてた僕に、親が就
不器用な画家 第02話「歯車」
浮気をしてしまった
その罪悪感に、押しつぶされてしまいそうになっていた、というか押しつぶされていた、根は真面目だから、真面目なら浮気するなよ、確かにそうだ
そして僕は付き合っていた彼女と別れることにした
最低すぎる、僕が勝手に浮気しといて、勝手に罪悪感を食らって、勝手に別れを告げ、勝手に自己完結させようとしているのだから
本当に屑だ、もうなんとでも言え
彼女とは遠距離だったから電話をし