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自己紹介

亜熱帯地方の南の島で生まれ育つ。

学校に馴染めず友達関係も難ありまくりの思春期。

興味があるものは芸術全般と食べること&作ること。英語も好きだった。
でも「私の好きなもの全部フランスにあるじゃん!」と気付いた中3の時から勝手にフランス語の勉強を始めた。

「あー、この狭い島から早く抜け出したい」

やっと抜け出せたのは高3の夏。
1年間フランスの高校に通った。

初めて学校生活が楽しいと思えた。
友達が何人もできた。
何もかも美味しかった。
街並み、初めて見る雪景色、バカンスを心から楽しむ人達、全てが美しかった。
幸せだった。

その思い出だけで十分すぎるくらい価値のある経験だった。
10kg太ったけど。

帰国後のことは話が長くなるので省略するが、今は「そこそこ都会でそこそこ自然もある」みたいな、何もかも「そこそこ」という感じの街で夫と犬2匹、猫1匹と暮らしてる。

いくつかの会社で働いてみて「やっぱり自分は技術者になりたい」と思ったのでアラサーで学生になり建築を学んだ。
働きながらの学校生活は時間に追われる毎日だったが充実していて楽しかった。

学校を卒業した3ヶ月後に鬱が始まり、その数ヶ月後に双極性障害と診断された。

初診からこんなに早く双極性障害の診断が下りるのは珍しいと思う。

私はたまたま初診の数ヶ月前にこの病気のことを知る機会があったので

「あれ?5年前くらいの私それだったかも?」

と、過去に思い当たるエピソードがいくつもあり、初診の際に主治医に全部話すことができた。
だから診断名がついたのが早かったんだと思う。

鬱が重かったので今年の8月から休職し現在も休職中。


最近ようやくこの病気を受け入れられてきた気がしている。
躁鬱の波も少しずつ小さくなってきていると思う。
勇気を出して精神科に行った自分を褒めたい。

おそらく最初の躁鬱エピソードがあった5年前の私は、それはそれはめちゃくちゃだった。
多くのものを失った。
自分が自分じゃない感覚で、もう訳が分からなかった。
本当はあの時に精神科に行くべきだったのだ。

でも、「私は精神的にタフなはずだ」みたいな変なプライドや、単純に「行ったことないし何となく行きづらい」という理由で行かなかった。
そこだけは後悔している。


どんな方がこの記事を読んでいるか分からないが、少しでも双極性障害の症状にピンと来たら、思い当たるエピソードがあったら、周囲にそういう人がいたら、なるべく早く医療に繋がってほしい。
多くの人が救われますように。

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