東大卒英語連載のコピー

【保存版】東大卒が書いた最強の英語攻略法Vol.2<文法力編>

こんにちは、岩崎令と申します。

「英語の勉強をしているのに努力の割に成果が伸びない」「TOEICの対策をしようとして本屋に行ったけれど、本が多すぎてどの本がよいかわからない」といったことはありませんか。英語力を効果的に伸ばすためには、良い参考書を正しい使い方で基礎固めから取り組むことです

学生時代に難関大受験で有名な会社で延べ5千人の学習相談を行った経験を活かし、ブログや本でありがちな独りよがりな勉強法ではなく、勉強嫌いでも取り組みやすく、かつ東大合格者だから知っている効率的な勉強法を提案しています。

第1弾の英単語編を読まれていない方は、ぜひ下記から先にご覧ください。

英語力の「7つの力」

上記の記事でも述べましたが、よく英語は4技能があると言われ、Reading/Writing/Listening/Speakingに分けられます。
私はこの4技能の前提として、3つの基礎力があると考えており、それは「単語力」「文法力」「構文・解釈力」だと考えています。

リストアップをすると下記のとおり、英語マスターになるには7つの力が必要です。

1.単語力(基礎)
2.文法力(基礎)
3.構文・解釈力(基礎)
4.読解・要約力(Reading)
5.作文力(Writing)
6.聴解力(Listening)
7.会話力(Speaking)

今回はこのうち、2つ目の文法力に絞っています。
加えて、文法に隣接する分野として、英熟語にも取り上げます。

英語試験で問われているのは結局は英文法

英文法は英語の基礎の1つで、文法を知らないと試験では全く歯が立ちません。長文読解にせよ、和訳にせよ、英作文にせよ、リスニングにせよ、聞いているのは文法の知識であることがほとんどです。

一方で、世の中には英文法はやらなくても英語は話せると言われて真面目にやらない人がいたり、4択問題を1000問解かせるだけ勉強法が受験界の常識として定着しているきらいがあります。

英文法の知識の習得で重要なことは、「薄く広く」と「重箱の隅はつつかない」です。「薄く広く」というのは、やりすぎないけれど基本事項はもれなく覚えるという意味です。「重箱の隅はつつかない」という意味は、4択問題で正答率が極端に低いような文法知識は他の人もわからないと捨てるということです。

TOEIC600未満なら英文法の基礎からやろう

社会人・大学生にとっても同じで、TOEICのPart5の問題をひたすら解いて覚えるよりも、文法について知識がなければ体系的にしっかり学んだほうが、急がば回れでかえって効率的です。TOEIC対策本は英語の基礎力を固めたような人向けに作られていて、基礎がなっていないのにやると高得点は取れず伸び悩むことになるでしょうか。また、TOEIC対策本は内容が薄いので、というかTOEICで体系的に学習する参考書はないので、これまた大学受験用の参考書・問題集がおすすめです。大学受験とTOEICの頻出問題はほとんど重複するので大学受験の参考書はかなり使えます。

なお、東大京大や早慶上智に合格レベルを有していれば体系的に学習し直す必要はなく、点数が伸びなければテクニックが重要になります。

また、英文法は中学レベルから不安であったり、本当に1からやりたい人は中学レベルからおさらいをしたほうが賢明です。英文法は「急がば回れ」です。

英熟語はイメージで覚える

大学受験にせよTOEIC等の試験にせよ、頻出は英熟語です。英熟語は単語帳で扱われたり、英文法で扱われたりと、自然と何度も触れていく中で身に付いていくものです。ただ、英熟語は頻出で差が付きやすく個別に対策することで安定的にハイスコアを取れるようになります。

コツは、英熟語は中学レベルの英単語の組み合わせであることが多く、大事なのは熟語を構成する単語それぞれのイメージを掴んでおくことです。イメージをつかめば、英熟語1000といったような問題集でゴリゴリ暗記して苦労する必要はありません。専用の参考書もあるので、以下で紹介します。

おすすめの参考書と使い方

初学者向け、高校生向け、TOEIC向けをそれぞれ紹介します。

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