アメリカ合衆国は世界一の借金大国(約3600兆円)、なのに破綻しないのはなぜ?

日本は借金大国だとか言われていますが、本当の借金大国はアメリカ合衆国だと知っていましたか?日本はあくまで、国内でお金のやりくりをしているだけです。外国から借金していません。アメリカ合衆国は外国から膨大な借金をしています。それなのに、破綻しないのはなぜなんでしょうか?理由は2つあると考えています。

経済成長している

借金をして、返せなくなったら終わりです。しかし、アメリカは世界一の経済大国として、今も経済成長を続けています。その秘訣はなんでしょうか?世界中から超優秀な人材をひきつけているのが一つです。日本の東大なんて、日本人だけでしょ?ハーバード大学は世界中から超エリートをかき集めているのですよ。そしてもう一つが、イノベーションです。GAFAも、マイクロソフトも、Oracleも、エヌビディアも、テスラも、アメリカ企業です。経済成長して、お金を返していけるほど利益を出しているから、破綻しないのです。

ドルが基軸通貨だから

国際的な決済、つまり外国とのビジネスに使われる通貨のほとんどが「ドル」です。円・ユーロ・人民元ではありません。そのため、アメリカ以外の国も、ドルを持たなくてはいけません。ドルをただ持っているだけでは、タンス預金と同じでお金は増えません。そのため、米国債・アメリカ株・アメリカ企業への融資(社債購入)など、色々な方法で運用しないといけないのです。つまり、アメリカが借金をしているという側面だけではなく、「アメリカで運用したい」という、貸し手のニーズも強いのです。逆にいえば、もしユーロや人民元、仮想通貨などで決済されるようになれば、アメリカの財政もリスクが高まる懸念はあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?