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編むときと、描くときと、書くとき
編むときと、描くときと、書くときも
どれも肩が凝る
肩が凝ると言うことは、楽しいからこそ
長い時間、集中してしまうと言うこと
![](https://assets.st-note.com/img/1716430475646-dCRejOWDza.png?width=800)
家事をするときも、編むときも、描くときも、書くときも
音楽を聴いている
家事をするときと、編むときと、描くときは
どんな音楽でもいい
それでも、描くときだけは描いている絵に合わせて聴くのがいい
書くときだけは、どうしても聴ける音楽は限られてくる
と言うよりも、音楽ではなく音の方がいいのかもしれないし
本当は音楽も音もない方がいいのかもしれない
言葉そのものにも、ちゃんと音があるから
画面を眺め、好きでもない音を垂れ流しにする日々は向いていないとそう思った日から、どんな時でも聴ける音を探してきた
カーテンを揺らす様に生活により馴染み
考え事に口出しをしてこないようなそんな音楽を
水の水滴の一粒が落ちる音のような
蟻の足音を聞こうとするようなそんな細やかな美しい音を
感情も思考もなだらかに撫でて平らにされていくように
元気でいる必要も、落ち込む必要もない
空っぽな時間を味わいたくて
ただ、そう思った
水を飲むように、音楽を聴いて
花に水をあげるように、音楽を聴く
髪を洗うように、音楽を聴く
革のブーツはぼこぼこと踏み鳴らす音を響かせ
ギシギシと軋む
特別な日にだけ着る、お気に入りの肌触りの良い軽い服は
さらっとした音と共に体にストンとかぶさって行く
日々に馴染む音を見つけた日から、自分の声がよく聞こえるようになった
人生の小さな囁き声もちゃんと聴いて上げられるようになった
音との付き合い方、それだけで日々は変わるのだと知った
![](https://assets.st-note.com/img/1716432947563-mBDFCWSh5c.png?width=800)
心や頭からやって来る音をどれを自分の中に入れるのかは、いつだって選べる
自分に合う音の中で生きることも
自分に合わない音の場に身を置かないことも
自分に合う音を拾う事も
自分に優しくしようと思った分だけきっと上手くなる
あれも、これも、音からできていて
あれだって、これだって、きっと音だ
音に壊され
音に疲れ
いい音を聴いていたいと思う
体にも心にもいい音を
家事をするときは、バンジョーとアコースティックギターの音にピアノ
それから時にロックも
編むときは、かわいらしいジャズを
描くときは、レコード音源のオールディーズを
そして、書くときは
心のおとを
音を選ぶことからはじまる毎日
毎日をうたえば、音が重なり
綺麗な人生が編み上がっていくでしょう?
akaiki×shiroimi
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