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エッセイ集

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ふつうのまいにちから生まれたちいさな人生訓
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記事一覧

水底の若葉

水底から水面を見上げる 口の端からあぶくが一つ、二つと この身を置いて、水面へと上がって…

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コンペイトウグザとロマンチック

ロマンチックは年を重ねる度に減っていくのよ それは、あまりにも美味しすぎてしまうから 白…

akaiki_shiroimi
2週間前
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欠けた三日月、月割る兎

あの人が この人が だってあの人は 『誰かが...』 想い飛び交う、渦の中 溢れ出す物を…

akaiki_shiroimi
3週間前
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集めて、知って、手放して

集めて、知って、手放して 子供の幸せの器は サンタクロースのたくさんのプレゼントが入った…

akaiki_shiroimi
3週間前
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バターの入っていないパン

ベーグルがなぜもっちりとしているのかを知っている? その秘密は、生地を焼く前に茹でている…

akaiki_shiroimi
4週間前
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【エッセイ】  雲を掴む

何もない時 心の中に何もない時 それは心地よいのか それとも少し不安になる? 小さな悩み…

akaiki_shiroimi
2か月前
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【エッセイ】  母なる森の木の下で

きゅうりをパキッと齧り さすが…と呟く 失った物ばかりに気を取られていたあの頃の自分 数年先、歩をすすめた今 失った物ばかりじゃなかったのねと気付く 人生と言う道を歩いて行けば 別れに嘆いた時間さえもいつしか通り過ぎて行くものだと知る時が来る 過去 生家を人生から切り離し ひとり小さな小舟に乗り 自分の人生を作るために、おぼつかない腕で慣れないオールを漕ぎ出した 後ろ髪を引かれる事さえ無いほど、虚しさしか残らない最後だった それでも、どうして自分の人生にはある

[エッセイ]  古着の柄と自分色

ガーデンの真ん中にある古い小さなサンルーム いかにもギシギシと音がなりそうな店先の階段に…

akaiki_shiroimi
3か月前
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[エッセイ] 沼の底から出ておいで

ちょっと… もしかして…わたし… 無駄に落ち込みたいんじゃない? なんて、どこから降ってき…

akaiki_shiroimi
3か月前
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[エッセイ] 反対側の世界でまちあわせ

茹ですぎたブロッコリーほど不味いものはない これは母からずっと聞かされて来たこと だから…

akaiki_shiroimi
3か月前
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【エッセイ】 えんま大王様の隣

フライパンの蓋は合わないし ケトルの蓋は壊れて 2つになったつまみが棚の上に転がっている …

akaiki_shiroimi
5か月前
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【エッセイ】 パウンドケーキとの約束

朝、1番によもぎを摘みに行くと決めて 手にいっぱいのよもぎを持って帰って来た 気乗りしな…

akaiki_shiroimi
5か月前
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【エッセイ】 太陽になれない北風

元気な人の側にいると元気でいなくても良いから気が楽だな ーたいして話すこともない そんな…

akaiki_shiroimi
5か月前
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【エッセイ】青い鳥の尾を追って、赤い鳥の羽に乗って

山嶺の運転 私の住む地域にいると言う赤い鳥が目の前を羽ばたいて行った それは美しい赤 ある時から野鳥を観察するのが好きになった そのきっかけをくれたのが、青い鳥 近所の誰もいない背の高い木が生えた屋敷に住み着くオナガたち 私が名付けた、その通称オナガ屋敷では 見た目とは似つかわしく無い汚れた声で鳴くオナガが その名の通りの長い尾をふわりとさせて飛んでいて なんて美しいのだろうとひと目で恋に落ちたのだ それから、私は日常の中で宝探しをする様に オナガとの出会いの