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Design of Tea Ceremony

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【茶の湯のデザイン】茶道のもてなしの心は、デザインにも表れているはず。
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2018年6月の記事一覧

ぶりぶり|思わず聞き返す茶道のことば

ぶりぶり|思わず聞き返す茶道のことば

先日は、「つぼつぼ」をご紹介しましたが、今回は「ぶりぶり」。

ぶりぶりといえば、多くの方は、人気アニメの主人公の持ちネタ(?)やそこから派生した豚のキャラクターを思い出すでしょうか?

でも、茶道で「ぶりぶり」といわれたら、別のものです。

というか、「ぶりぶり」って言われたら、聞き間違えたと感じて、「へっ!?なんですか?」と聞き返したくなりますよね。
でも、聞き間違えではなく、意匠のひとつです

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茶道をやれば、お花も上手に生けられるようになるの? ― 生け花との違い

茶道を通じて、日本文化のあれやこれやも学べるよ、ということはこれまでもお伝えしてきました。

では、生け花も?茶室の床の間にお花もあるし。

実は、茶道で床の間を飾る花と、生け花は別物です。

茶道では花を入れるといいます。生けるとはいいません。
なので、お花を上手に生けられるかといいうとNOとなります。
生けてないから。入れているから。

うわっ!めんどくさっ! と思われてたでしょうか。
もう少

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和の意匠06 取扱注意!《つぼつぼ》 | お茶を通じて学べること 番外編

和の意匠06 取扱注意!《つぼつぼ》 | お茶を通じて学べること 番外編

日本人は「もふもふ」とか「ふかふか」とか「ほわほわ」とか、繰り返しの擬態語が好きですよね。
「ぺこぺこ」 「ふわふわ」 「るんるん」 「しとしと」 などなどいくらでもでも。

ご先祖さまも同じようです。

つぼつぼ最初にみたときは、目が文字を正確に捉えられずに、「ぶつぶつ」と読んでしまい、仏像の螺髪のようなものかしらと想像しました。

つぼつぼ、こんな図柄です。

なんの意匠でしょう?
小さな食器

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