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kyokokomatsu
♡の数が自己肯定になっていた
noteの♡(スキ)じゃなくて、恋活アプリの♡(イイネ)のお話。
「こじらせ」を自覚したのは恋活アプリだった。
社会人になり毎日がむしゃらに働いて気が付いたら27歳を過ぎていた。
「あれ?これじゃ絶対彼氏できなくね?」と思って始めたのが恋活アプリだった。
今でこそアプリでの出会いは主流だが、私が始めた頃はまだまだマイナーだった。
「出会い系」「怪しい」というイメージも強かったし、私自身最初は友達に言えず後ろめたい気持ちで使っていた。
アプリを通して2人くらい付き合った。
残念ながらどの人も長続きはしなかった。
別れるとまたアプリで探す日々。
それなりの写真とそれなりの自己紹介を書いておけば♡(イイネ)はくる。
アプリを開きイイネの数を確認することが習慣化した。朝起きて、移動中、昼休憩、仕事終わり、寝る前、無意識にいつもアプリを開いていた。
そしてある日気付いた。
あ、
私♡(イイネ)の数で自己肯定してる。
いわゆる結婚適齢期を迎え結婚する友達も増えた。そんな中、毎日♡が来ていることで
「あ、まだ大丈夫だ」
「まだいける」
という安心感を得ていた。
「こじらせてんなー…」
無意識にそんな言葉がこぼれた。
これがぷんこのこじらせ自覚の思い出。
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