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娘のGmailアカウントにメッセージを送り続けて親のわたしが得たもの

この動画をご存じでしょうか?
かなり昔のGoogleのCMで、父親が娘のGmailアカウントをつくって成長記録やメッセージを送るというストーリーになっています。

この動画をみて感動したわたし(当時はまだ独身でした)は、自分が親になったいま、これを実践しています。

わたしは現在、小学校3年生(8歳)と幼稚園の年中(4歳)の娘をもつ父親です。2人の娘それぞれのGoogleアカウントをつくり、本人たちに知られないように「こっそり」とメッセージを送り続けています。(妻にも言っておらず、ひとりでコソコソやっています)

誕生日のような記念日のタイミングでの送信は基本マストで、あとは習い事(ピアノ、ダンス)の発表会後や、特段行事がなくとも娘の成長や変化を実感したときに不定期でメールを書いて送るようにしています。ときには文章だけでなく数枚の写真を添付して、その当時の様子をリアルに思い出せるような工夫もしています。

今回はこの「娘のGmailアカウントにメッセージを送る」ということをやってみて、親であるわたしが感じた心境の変化や効果を紹介します。

やってみようか迷っている方も、はじめて知って興味がある!という方も、ぜひさいごまで読んでみてくださいね。

子どもへの愛情が高まった

まず1つ目は、子どもへの愛情が高まったことです。

娘にメールを送る行為は、将来いつか娘に読んでもらいたいと思ってやることになります。おのずと読んだ娘が喜んでくれるような「ほっこり」した内容になります。

たとえば、こんな感じです。

  • 生まれてきてくれてありがとう

  • 一緒に素敵な思い出をつくってくれてありがとう

  • 元気に健康に育ってくれてありがとう

  • 子育てを通してパパは新しいことを学ぶことができたよ、ありがとう


はい、そうなんです。
基本的には「ありがとう」で締めくくられるメッセージがおおくなります。

(2歳の誕生日をむかえた長女へのメッセージ)

娘へのメールを打とうとパソコンの前に座るたび、娘への感謝の気持ちばかりが頭に浮かんでくるのです。娘がいなければ経験できなかった出来事や感情、人間関係がたくさんあり、娘のおかげでわたしの人生が明るく彩り豊かになっていることにあらためて気づかされるからです。

また、ときにはこんなメッセージを打つときもあります。

  • ひどいことを言ってごめんなさい

  • ○○してあげられなくて、悲しい思いをさせてごめんね

こんどは謝るパターンです。
娘をしかりつけるときに思わずやりすぎてしまったあとや、「〇〇に遊びに行きたい!」という要望を叶えてあげられなかったときなどです。もう同じことは繰り返さないようにと反省や後悔をしながらメッセージを書くことになります。文章を考えているうち、これからはもっと娘に思いやりもって接していきたいと決心できるひとときです。

このように娘にメッセージを送る行為を通じて、わたしは娘への感謝や思いやりの気持ちを再認識します。これが娘への愛情をこれまで以上に高まめてくれるのです。

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