全市民一斉PCR検査 1週間に4回の徹底ぶり!
感染者が出たら、即、都市封鎖も そして全市民PCR検査
中国の徹底したコロナ対策はニュースで見て知っている。しかし、やはり直接現地の人に聞くと、いくら”国情(guóqíng)”が違うと言えど、あらためてすごいと驚かされる。「今日の東京は感染者200人かあ。減ってるねー」とは全く別世界だ。
人口14億分の1とか10とか、「数学的には限りなくゼロ」じゃないの、と思うものの、一人でも感染者が出たら、ものすごいスピードと強制力で、徹底して対策が始まるらしい。
その彼はまず、家族の結婚式が直前に開催禁止になったという。確かに下記の通知のように、感染者が一人でも確認されると、地方政府が「○月○日何時から何時まで、どこどこホテル○階で開かれた結婚式に参加した人はすぐに名乗り出よ」というような緊急通知が出される。
http://shanghai.xinmin.cn/xmsq/2021/09/26/32034081.html
”全市民”対象の一斉PCR検査・・・が4回も
そして、全市民対象の強制&一斉PCR検査が始まり、アパートの棟ごとに、早朝6時ごろから時間帯が指定され、それぞれが検査を受けたという。
で、まだ終わりじゃなかったと。
濃厚接触者の把握など状況の変化によるのだろうか、何回も受けることで検査の精度をあげるためだろうか、検査を受けた2日後などに、また全市民検査。そして、また数日後にまた検査。それが4回も続いているという。
以下の通知では「第3回全市民PCR検査が終わった。27日18時からは交通や営業の規制が解除される。第4回全市民検査は28日から行う」というようなことが書いてある。解除って、たった1日だけ!?
最後の文言も、日本人の感覚では、ちょっとビビる・・・
全市民検査部隊、いざ出陣!
SNS上には、第3回全市民検査の体制が整ったとして、早朝4時台に、道の両脇に医療従事者ら?を乗せたバスがずらっと並んで、「準備完了、いざ出陣!」といった映像が感動的に流されていたというので、画面を送ってもらった。
いや、これだけ見ると、もう、すごい、の一言しかない。
中国は、目標の達成のためには、なりふり構わず徹底して動く。
それをどう考えるか。確かに我々の考える人権感覚とはあまりに違う。一党独裁だからこそできるやり方でもある。しかし、国情が違うという一言で片付けるのは短絡的すぎる気がする。
自民党の総裁選が終わった。次の日本の総理は、こうした隣人とどう渡り合い(ただ強く出るというレベルの従来の議論ではなく)、コロナにせよ、脱炭素にせよ、どんな成果を出して、世界的にどう動くのか、という戦略が求められていると思う。
中国にお住まいのnoterの皆さんの実体験や、こうしたコロナ対策の実態など、色々な実感を知りたいです。
🌟「英・中同時学習」! 〜PCR検査〜🌟
PCR検査。英語では、「PCR test」
「PCR検査を受ける」は、「take PCR test」。
で、そもそもPCRとは何か? 私はわからずに使っていましたが、
「ポリメラーゼ連鎖反応」(Polymerase Chain Reaction)の略で、
ウイルスなどの遺伝子(DNA:デオキシリボ核酸)を
増幅させて検出する技術のことだとか。
中国語では、その訳語として「聚合酶链式反应」というそうですが、
日常会話では、誰もそんな言葉は使っていません。
「核酸」という部分をとって、「核酸检测 (hésuān jiǎncè) 」ですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
最近は、「英中同時学習」とは直接関係ありませんが、
昔訪れたアフガニスタンについての記事が多くなっています。
ぜひ、ご覧ください。 AJ 😀
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