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『匿名』に支えられる私

「たけのこ」というのはもちろん本名ではありません。

noteを始めるときにつけた名前で、本名をもじってつけました。それまではSNS等々で使ってきた名前はすべて苗字のひらがな。あ、鉄拳のリングネームは「おかゆ」という名前を使っていました。友達の彼女のあだ名です(笑

蛇足はいいとしまして、世代的にネット上で本名を名乗ることに大きな抵抗があったんですね。私がネットに触るようになった時期が、ちょうど「ネットでは個人情報をさらしてはいけない」ということを一番うるさく言われていたように思います。

この「ネット」という呼び方も、今はあまり使わない気がしますね。
インターネットの「ネット」であるとすれば、今でも現役で使えそうですが、「WEB上では~」とか、省略されて「(インターネットで)『検索』したら?」とかでしょうか。身近すぎて存在を認識できなくなってしまったのかもしれません。

『ネットは広大だわ……』は、何年前の話でしたっけね。

蛇足の蛇足から戻ります(笑

先日、「約束エッセー大賞」に応募しよう思いまして、約束ねぇ……ふんふんと頭を悩ましていたのです。でも途中で気がついたのですが、これがペンネーム不可なんですよね。学生に参加を推奨していたり、大賞は新聞掲載ということもあってでしょうか。

そして「ペンネーム不可」というこの一文字が私を非常に悩ませたのです。

noteでは家族や子供のことなど、好き勝手なことを書いてきました。でもそれは家族には見せていません。妻に見られたら多分刺されるので死ぬまで隠しておくつもりです(笑
そして私のもともとの知り合いというのもnoteにはいません。

実際のところ私の知り合いが、私のnoteを沢山読んでいけば、誰が書いているのかなんてわかる人にはすぐわかると思います。でもそこに最終的な防波堤がある。

それが「たけのこ」。
このペンネームです。

実際に出来るかどうかは別にしても、いざバレそうになってもケムにまくことができるかもしれない。そういう最後の心の寄りどころなのです。

そのよりどころがない……本名でエッセイを書かなければならない。
そう思ったときに途方も無いハードルの高さを感じてしまったのです。

出したところで、端にも棒にもかからない可能性の方がずーーーっと高いのです。誰の目に付くものでもないのです。そんなことは百も承知。しかし、どうにもこうにも抵抗があって応募するのをやめました。

ああ、私はこの「たけのこ」という根も葉もないペンネームに助けてもらっていたのだと。そこで初めて気がついたのです。

仕事として活動するなら、本名顔出しが良い。

というのはよく言う話。
その点、私は書くことを「業」とするつもりはありません。

だからこそイラストアイコンを使い、ペンネームを使うことが出来る。そして、そんな立場だからこそ、自分の内面や身近なエピソードなどを自由に書くことが出来る。いや本名出している人が書けないかと言ったら別にそんなことはありません。普通に書ける人はいます。

でも、私にはそれは出来ないのです。

書けたとしても個人的なことや身近なことはまったくない、当たり障りのないものになってしまうでしょう。そしてそれはきっと面白くない。

『ペンネーム不可』を突きつけられたことによって、私は何の意図も無くつけたこの、「たけのこ」というペンネームのありがたさを感じることが出来たのでした。


まあ年があけたら名前変えようかな……とか思ってましたけどね(笑
というか、今でも思ってますけど(笑

検索すると食材ばっかり出てくるんだもん!
誰だこんな名前付けたやつ!(笑
体育館の裏に呼び出すからな!(笑



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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)