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engage~黒装の宴

番外編 「夜烏」 世界を股に掛ける武装組織である。その行動理念はまさに「悪即斬」であり、ホール災害以降世界中で極悪非道の限りを尽くしている犯罪組織の撲滅を目的としている。メンバーは少数でありながら全員が「ギフト」所持者というまさに化け物集団だ。 今回の話はメンバーの1人で「時間」のギフト所持者シャーモス・ハブチャイルドの過去について語ろう。 シャーモスが夜烏に加入する3年前まで時はさかのぼる。 ハブチャイルド牧場。 アメリカはテキサス州の中央に位置する主に麦を生産

    • 特殊装備勢総選挙season4のルール説明

      今回のエントリー方法と選挙期間(投票期間)のルールはこちらとなります! ・エントリーは専用アカウントへのDMでのみ完了となります。その際エントリー期間内に限り、エントリーした旨は公平性を保つ為に秘密厳守でお願いします。 ・投票期間に入りましたら一斉にエントリー者の方々を公示いたします。そこから皆様の選挙活動の開始とします。 ・選挙期間中は各々方自由に選挙活動して頂いて構いませんがX(旧名Twitter)にて選挙活動を行う際は#特殊装備勢総選挙 のタグを付けてポストして下

      • メカヘッド&メカハンド設定

        コンセプトとしてはリペア感全開サイバーアンドロイド。 キャラ設定 ・世界観 遠い未来、全人類は地球を旅立ち他の惑星へと移住していた。その際、地球を管理する者として自律式AI搭載アンドロイドを地球に置いて行った。 さらに時代は進み、アンドロイドはいつしか「自我」と「感情」に芽生える。何故神(人類)は我々を地球に置いたのか?そんな疑問を持つアンドロイドも少なくなかった。 そんなある日、中央情報統制管理局の鎮圧班に配置されていた一体のアンドロイドが偶然にもとある真実を知って

        • engage~黑装の宴~

          8話 ~スタジアム中央~ 「ちょっと聞いてた話とちげぇぞ!」 ノワールは対峙する異形の存在『ハイヒューマン』の様子を伺う。 改めて見るとかなり異様である。 左半身は人間のようだ。体格もよく戦士だと言われても納得する体躯をしている。しかし右半身は違う。どことなく中型モンスターの『オーガ』に似ている。額から角を生やし眼光は鋭く体色は深い緑色。筋肉が隆起して拳一撃で岩をも砕きそうだ。 ガアアアアア!! ノワールが様子見をしているとハイヒューマンは観客の方へと咆哮、それと同

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          7話 ミュードリストは人混みの中まるで風のようにすり抜けていた。暗殺術を用いた移動法に観客も一陣の風が吹いたくらいにしか思っていなかった。 (ここで逃してはならない!ここでコロス!!) 普段冷静なミュードリストとは考えられないほどの激高に駆られVIP席まであと少しという所まで来ていた。 「おおっと、悪いがここにあんたの席はねぇぜ?」 VIPまであと数十歩という所でミュードリストを阻む一人の男。 背丈こそミュードリストと変わらないものの、ミュードリストの気配遮断にも気

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          6話 ~大型スタジアム~ GNADの面々はこの地に任務のため降り立った。他にも軍、警察、民間の警備会社等武装をしている仰々しい人員が揃っている。 「かぁ~モンスター相手のコロシアムねぇ~くだらね~。」 あくび混じりで答えたのはノーランド。彼を含む数名はこのイベントに懐疑的だ。 「確かにな。なんていうかこう、敬意っての?それが足りないというかなんというか。」 カイルもノーランドに応える。この2人はハンターと料理人という立場上モンスターに対する価値観が違うようだ。

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          設定集 世界観 2522年の地球が舞台 300年前の2222年に世界中の上空に突如として謎の巨大な穴が開きそこから瓦礫やモンスター等が降り落ちて来た事によりそれまでの常識の全てが変わる。 しかしそれと同時に未知なる力「魔力」も溢れ出てきた為それに目覚めた者たちにより形勢が逆転。完全にはモンスターの脅威は去らないが以前の文明を取り戻している。以降これらを『ホール災害』と呼んでいる。 ガイア 地球とホールによって繋がってしまった地球とは別の世界。科学とは別に魔法技術が発達

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          5話 「まずテリンジとノーランドはもういいな。それじゃあミュードリストから頼む。」 「わかった。さっきの戦いは凄かったね。僕はミュードリスト。次は僕とも試合して欲しいなぁ。」 「あ、あぁそのうち。」 「よろしく。」 先の試合でも思案を巡らせていた男、名をミュードリスト。翠色の目が特徴の美男子である。しかし底知れぬ強さが垣間見えるあたり相当な強さと予想ができる。 「次は俺か、二ーレイだ。よろしく頼む。」 ミュードリストの隣、やや身長が高めの男性が答える。強者揃いの

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          4話 「『風炎舞装』!!」 「『地水豪接』!!」 「『炎舞双剣』!!」 カイルは矢継ぎ早にエンチャント魔法を行い六元素の内四元同時使用を行う。 「こっからだおらああああ!!」 炎と風の推進力により先程とは打って変わってカイルがノーランドを攻め立てる。 「しゃああああ!!」 連撃に次ぐ連撃にたまらずノーランドは距離を取ろうとするがカイルが食らいつき離さない。 「調子に!乗るなああ!!」 ノーランドは手斧に力を込めるとカイルを吹き飛ばし何とか三歩程の距離を空け

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          3話 「よぉ!さっきぶり!」 元気よく片手をあげたのはテリンジ。飄々とした雰囲気とは裏腹に強者のオーラが包んでいる。 「さぁ、皆珍しく揃ってるな。話は聞いていたと思うが彼がカイル君、ガイアから『渡って』来たハンターだ。」 「カイルだ。まだ地球の知識に疎いがよろしく頼む!」 パチパチパチ 少ない拍手がカイルの歓迎を快く思っていない事を表している。ちなみに拍手をしていたのはテリンジだ。 「俺は反対だ。実力もわからん奴に背中を預ける訳にはいかない。それにガイア人?初め

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          2話 かつての栄華が失われて今や廃虚と瓦礫とモンスターの巣窟と化した極東、日本国東京 この地で出会ったカイルとテリンジはテリンジの所属するGNADの基地へと来ていた。 「なぁ、テリンジって言ったか?」 「ん?どうした?あ、俺のことは気軽にてっちゃんとでも呼んでくれ!」 「呼び方はまあいいとしてここはどこなんだ?」 「ここはGNADの日本本部、GNADっつーのはgarde not afraid of deathの頭文字から取ったいわゆる死を恐れぬガードって意味だな!

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          プロローグ 西暦2522年 世界は良くも悪くも変わった。 300年前前触れもなく突如世界中の空に文字通りの穴が開きそこから異形の存在(モンスター)が降り注いできた。モンスターは建造物を破壊し、人々を蹂躙し、栄華を誇っていた各国の都市は壊滅した。 既存の兵器では歯が立たず人々は明日の太陽を望めるか分からないまま日々震えていた。 そんな時人々の中から力に目覚める者が現れる。 モンスターと一緒に魔力なるものも穴から降り注いでいたのだ。 そこから人類の逆襲が始まる。 魔法使

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          番外編 オーディンの目本部 任務がひと段落し、それぞれが自由な時間を過ごしている中2人の人物が談話室にて会話をしている。 「それで?みっちゃんはアフリカ支部には帰んねーの?」 「そのみっちゃんってのはどうにかならないかな?テリンジ君。」 「いや~同じチームになったからには親睦を深めようとね!」 「それであだ名か・・・。」 「そゆこと!んで?帰らねーの?オフなんだし。」 「いや、僕はいいんだよ。こっちでやりたい事もあるし向こうが故郷って訳でもないしね。テリンジ君

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          設定集 世界観 西暦2521年の未来の地球 西暦2221年に「ホール」と呼ばれる異次元空間から一方通行で魔力とモンスターが流れ出る災害が発生。 それから人類は300年モンスターと戦い続けている。 ホール災害 西暦2221年突如世界中の空に文字通り大穴が開きそこから瓦礫や、異形の存在(モンスター)等が地球に降り注いだ世界的大災害、300年たった後も瓦礫やモンスターは降り注ぎ続けている。 モンスター 「ホール」から溢れ出る異径な存在。既存の警官の武器はほぼ効かない。一体の

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          便利屋黒「出会い編」

          地球とは異なった世界「ガイア」 この世界の主なエネルギー源は魔力である。空気、水、動植物全てに宿っているとされている魔力。 人々に様々な恩恵をもたらした魔力であるが約300年ほど前なら原因不明の減少傾向にあった。 人々は減る魔力を補うすべとしてモンスターの核である魔石を集め代用する事にした。 そんなガイアにある小国「スピアルノ王国」 この国に1人の平民の若者がいた。 名を「ハーシェル」 孤児院育ちの彼は5歳の頃から魔術の才能に目覚め、成人した15歳からモンスター討伐を生業に

          便利屋黒「出会い編」

          黒マント総選挙新人賞狐さん文章化「紺野今子の妖怪遭遇記」

          紺野今子(こんのいまこ) この物語の中心となる人物だ。 19歳学生。 好奇心旺盛かつ行動力が凄まじく1人でどこへでも行くようなそんな人物である。 幼少期から今に至るまで「コンコンちゃん」というあだ名で特に幼少期はからかわれたりした。 しかし当の本人はそのあだ名を気に入っていた。 なぜなら 「はああああああ今日も可愛いねぇええええ!!モフりたい~顔うずめたい~!!」 とある動物園のキツネの檻の前で尋常ではないほど興奮している女性。紺野今子である そう彼女は極度のキツネ

          黒マント総選挙新人賞狐さん文章化「紺野今子の妖怪遭遇記」