「もうたくさんだ」が募る先、

夜になって、安定しなくなった。


いや、夕方からか。


たしかに、最近は、安定しているときの方が、少ないけど。


昨日は、特にひどい。


きっかけが、ただの車酔いだったとしても。


ぼくを地獄に引き戻すには、充分だった。


思い出したくなかったこと。


友人との関係が悪化する、というような被害妄想。


どうして、まだ生きないといけないのか。


色んなことが、一斉に、ぼくを苛む。


今まで以上に、何かしないではいられないような、そんな気分になる。


実際には、何もしていないときも、もちろんあって。


でも、そんなときは決まって、自分で自分を手放すことを考える。


自分が、どこにもいなくなること。


もしくは、世界にだれもいなくなったら、それが幸せ？


ぼくは、何もかも、手放したくなる気になる。


ぼくみたいな、レッテルを貼りやすい人間は、誹謗中傷しやすくて。


そのくせ、無責任に「生きて」とか言われて。


もうたくさんだ。


ぼくは、生きたくないのかな。


それとも、しにたいのかな。


同じようで、違うような。


ただ、だれもいない場所へ行きたいのかな。


だれも干渉しない場所で。


どうして、存在しないんだろう。


どうして、ぼくはレッテルを貼りやすいんだろう。


泣き出してしまえたら、楽になれるのかな。


でも、どうにも、胸の辺りがぐるぐるするだけで、何も出てこない。


名前が付けられなくて、付けてほしくもなくて、やり場もない感情は、どうすればいいんだろう。


処理の仕方は、未だにわからない。


ぼくはずっと、よく眠れないままで、悪夢しか見られないけど。


最後くらいは、夢も見ずに、静かに眠りたい。


とか、そんなことを考えている。