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一日一句【菜根譚】

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📚中国明代の洪自誠によって書かれた古典「菜根譚」は、儒教や仏教の教えが込められた、人生の教科書のような書物です。🌱日本では多くの読者に愛され、実業家や政治家、著名人にも座右の銘と…
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一日一句【菜根譚】#48『以我轉物,逍遙之境』心を物に動かされず、自由に生きる

以我轉物,逍遙之境 意味は、「自分の心を物に動かされず、自由に生きる」ことです。 「逍…

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一日一句【菜根譚】#45『動静適宜、道之心體』心を整え、波乱万丈の現代を航海する秘…

こんにちは!現代社会の速さに息を切らしているあなたへ。今日は、東洋思想からピックアップし…

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一日一句【菜根譚】#25『知足常楽,不怠進取』常に向上心を持って、より高い目標を目…

「知足常楽,不怠進取」は、中国の伝統的な美徳です。この言葉の意味は、満足して幸せに暮らす…

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一日一句【菜根譚】#22 『寧空勿溢,寧缺勿全』過剰を避け、節度を保つ

《菜根谭》の「寧空勿溢,寧缺勿全」は、過剰を避け、節度を保つことを重んじる哲学的な概念で…

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一日一句【菜根譚】#20 『勿為小惡,忽略小善』小さな善のバタフライエフェクト

「勿為小惡,忽略小善」とは、小さな悪も行わず、小さな善も見落としてはならないという意味で…

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一日一句【菜根譚】#19『動心忍気、窮且志堅』貧困と困難をどう乗り越えるか?

『動心忍気、窮且志堅』 困難や貧困に直面しても、心を動揺させず、気力を忍んで、志を堅く持…

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一日一句【菜根譚】#18 『謹慎言行、執着不舎』最後までやり遂げる

謹慎言行、執着不舎 言行には慎重を期し、約束は守り抜くべきだという教えです。 具体的には 「喜んで軽諾するな」 嬉しさのあまり、軽率に約束をしないということです。約束は、その責任を負う必要があります。嬉しさのあまりに軽率に約束をすると、果たせなかったときに相手に迷惑をかけてしまうことになります。 「酔って嗔(いか)りを生じるな」 酒に酔って、怒りっぽくならないということです。酒に酔うと、普段は言えないようなことを言ったり、感情的になって行動したりしやすくなります。その

一日一句【菜根譚】#17『有識有力、魔鬼無踪』私心や欲望を克服しましょう

「有識有力、魔鬼無踪」は、中国の古典書籍「菜根譚」に収録されている言葉です。 「有識有力…

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一日一句【菜根譚】#15『欲厚其德,必先大識』正解のわからない時代だからこそ、深く…

「欲厚其德,必先大識」という句は、徳行と認識は相関関係にあることを示しています。 徳行と…

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一日一句【菜根譚】#14 『節義自暗室,經綸出臨深履』節義と経綸(けいりん)

節義は暗室に欺かず、経綸は臨深履薄から生まれる 意味 節義とは、光明磊落な偉い人格と節…

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一日一句【菜根譚】#13「去除心中冰,和氣如春風」心の中の冷暖を除く

明代の文人洪應明の著書「菜根譚」の一節です。 この一節は、自然界の寒暑は避けることができ…

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一日一句【菜根譚】#12『心事天青日白、才華玉蘊珠藏』上に立つ人が控えめな理由

菜根譚の「心事天青日白、才華玉蘊珠藏」という言葉は、道徳修養の君子の心持ちと才能を説いた…

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一日一句【菜根譚】#10『人力勝天、志一動氣』信念を貫く

「人力勝天、志一動氣」は、 「人は天に勝つことができる。志さえあれば、自然界を改造するこ…

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一日一句【菜根譚】#8『水勿過清,人勿過察』相手をさぐりすぎないで

『相手を探りすぎるとロクなことがない。』というのは、 昔も今も変わらないようですね。 水勿過清,人勿過察 水 (shuǐ):水 勿 (wù):~しないで 過 (guò):~すぎる 清 (qīng):澄んだ 人 (rén):人 勿 (wù):~しないで 過 (guò):~すぎる 察 (cè):察する、見抜く これは、中国の古典的な諺で、日本語では「水は澄みすぎず、人は察しすぎないほうがよい」という意味です。 水が澄みすぎると、魚が逃げてしまうように、人が見透かされると、