これは昔、職業指導に関する講義を聴いた時にまとめた内容である。正直、今の私からすると、疑問な点もあるのだけど、こんな感じの内容を文章化した。

今回の講義では、三つの柱を立て、就活に向けて心がけるべき事柄を述べていた。 

一つ目は、キャリアデザインの重要性を認識するということである。これは進路をしっかり考えることに繋がるというものである。

二つ目は、社会が求める人材を理解するということである。仕事全般において、学び続ける力が必要である。

これは目標設定能力、継続学習能力、人間関係能力という三つの力に分けられる。これら以外に、企業が特に、見ているのはコンピテンシーという行動特性である。これは期待された結果を継続的に生み出すというものである。そのためには、専門知識や技能、実践的能力、指向の三つを獲得する必要がある。

結局のところ、自分の行動を振り返るということと、社会で求められている力と自分の力を比較することが重要である。そのためには研究・勉強をしっかりやることが大切である。

三つ目は、今から取り組むべきことを理解することである。社会・企業情報の把握やDo-See-Planの自律のサイクルを行なうことなど「環境とスケジュールを把握すること」が大切である。

この講義を聴いて、以下のような感想を持った。

まず、学び続ける力の中の継続学習能力というのは、「年だから学ぶのは無理」や「自分の専門分野以外のことは分からない」ということなどから学ぶことをあきらめる人にならないようにするためのものなのだろうか。もし、そうだとするならば、これは社会の偏見に洗脳された自己に打ち勝つということから始まるのではないかと思う。

次に、「研究・勉強をしっかりやることが大切」に関して、これは正直当たり前のことではないかと思っていたが、「理系」についても、就活時期が早まっているというようなニュースを聞いたことがあり、「当たり前」のことができなくなっているのが現実なのかと考えていたが、「理系」では技術的なことや専門的なことを中心に行っているため、このやり方ではうまくいかないのではないかと考えていた。しかし、やはりそうなのだということが分かって安心した。

今回の講義から得るべき教訓は、「目先」のことにとらわれず、しっかり未来を見据えることと「偏見により洗脳された自己」に対し、冷静にとらえさせるではないかと思った。

(以上)

という内容だった・・・。正直、反ネオリベの一部は激怒しそうな内容がある気がするが、まあ、これは、共産主義的な思想研究にも当てはまる気がする。

にしても・・・これは一見すると普通のことに見えるけど・・・社会というのは決して、清いものではないということが分かった後から見ると、決して、いい内容だったかと言われると疑問な余地がある。

そのため、二つ目の社会が求める人材を理解するということであるという点は、むしろ、仕事全般において、学び続ける力を持つことで、社会が予想もしなかった視点から、仕事ができるようになることに変化している気がする。

社会が、今は役に立つというものが、将来も役に立ち続けるかと言われれば疑問の余地は当然ある。そのため、社会が求めるという点には疑問がある。

そのため、学び続ける力を持つことで、社会が予想もしなかった視点から、仕事ができるようになることの方が重要ではないかと最近は考えている。

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