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愛は意図しなくても自然に受け取って与えている

Tomokiです.今月も満月がとても綺麗だった.10代の頃から夜の帰り道に綺麗な月が空に浮かんでるのを気づいたときに,こうやって月の綺麗さに心馳せながら毎日を過ごせたらいいななんて思っていた頃があったのを思い出す.宇宙や銀河に想いを馳せながら,ただただ美しいものを追い求めて平安と喜びに溢れる毎日を過ごすことを夢見ていた.それが今は現実となっていることにとてもびっくりしている.しかし,なんのことはない.その現実は今も,あの時も,そしてこれから先も,いつまでもこの場所にあったようだ.

僕に足りなかったのはきっと愛の受け取り方と,渡し方に気付けていないことだった.いつも愛を探してまわり貪っては不安に駆られていた.そんな愛の欠如感は本当はなかったことに気づいたので今日はそんな話.

愛されたがった量産型

誰かに求められなければ自分の価値を証明できなかった気でいた.それは他人に対して証明することはもちろんのこと,自分にさえ証明することが難しくいた.自分に自分を求める人の名前をいくつも連ねて,その数を提示すれば自分を納得させて自信というものがつくと思っていたようだ.

そうやって自分を何かの型に無理やり突っ込んで,無理やり成形していびつになった自分をどうにか売り込もうとしていた気がする.結局いつまでも経っても綺麗な形に成形することはできず,ついに砕けてしまった.

それからは自分を訳有りアウトレットとして安く売り込むことに終始していた気がする.いくつも予防線を張って,こんな瑕疵がある出来損ないですがそれでも必要としてくれますか?とばかりに自分を卑下していた.評価されれば詐欺師のような感覚に陥って,かといって無下にされれば一丁前に傷ついて被害者意識を持っていた.

それが漸く自分を何かの型にはめて成形せずとも,綺麗な形にならなくてもアウトレットじゃないと自分を認められるようになってきた気がする.それは量産型ではない,天然物の自分を認めた瞬間だった.自分に何か強いエネルギーを与えて形を変えようとしなくてもよかったんだ.むしろ,形を変えようとすればするほど劣化物としてみられるようになっていたことに気づいた.そして半ば開き直ったようにもともとの形のまま過ごすようになったら,自分には自分なりの価値があったことに気づいた.

意識して価値を出そうとしなくても価値はつくものだ

自分に存在している本来の価値を自分で見つけられず,あるいはそれを価値だと分からず嫌って,わかりやすくて自分にない価値を努力してつけようと躍起になった結果,全部中途半端になってしまっていたようだ.

そうやって一周してきて,自分なりの価値の出し方を始めた瞬間に,自分でも思いがけないところで価値を拾ってくれる人が現れて,愛をもらえるようになって気づいた.どうやら僕らは特に意識しなくても勝手に価値を創り出してしまうようにできているようだ.

よく考えれば誰にも好かれない人はいない.どんな人にも友人だったり恋人だったり家族だったりが居て,愛情を受け取ったり渡し合ったりしている.結局価値や愛なんてそんな難しいことじゃなかったんだ.それを僕はどうやら難しく考えて,余計なエネルギーを使って,自分の本来の良さを消して,自分にない他の人の良さを自分に真似して付けようとして不格好にしてしまっていた.

川に水が流れていくように僕らは愛を循環させている

それはきっと僕らが自然に愛を生み出してしまう存在だったということだろう.意図せずとも誰かを愛して,愛を与えて,誰かから愛を受け取っている.それはまるで上流から水が流れてくるかのように,とても自然なことだ.そしてその水流はまた自然と他の人へと流れていく.

そんな水の流れを塞き止めていたのは誰でもない自分自身だった.自然と流れてくる水の流れを,とてつもないエネルギーを使ってダムを作り塞き止めて受け取ることを拒否して,挙句に水がないと嘆いて泣いていたなんて,なんて滑稽だったのだろう.

それはきっと愛だけじゃない.価値や,ひいてはお金さえもそうだ.何か不足感を覚えたとき,それを受け取るのを拒んで塞き止めていたのは誰でもない自分自身なんだ.今も絶えず自分に天から恵の雨が流れにのって注いでくるにもかかわらず,それを怖がって怯えて受け取るのを拒否してはカラカラになった自分を嘆いてなんて,なんて滑稽だっただろう.

そうやって僕は無意識に作っていた自前のダムを壊すことを決めた.そしてそのエネルギーをもっと水を流すことに使うこととした.愛を受け取らないことにエネルギーを使わず,より大きな愛情を創り出して受け渡すことにした.

それは自分を何かの型に嵌めて成形せずに,ありのままの自分で,自分を生きていくことだ.そして,それこそが自己表現であり,アーティスト然とした姿だった.僕らは生きているだけで絶えず創造して,自己表現して,新たな価値を生み出している.それが僕らにとって最も自然で喜びだからだ.

だから,僕らは無限に創造することができる.たくさんの愛で世界を包み込むことができる.創造を続けよう.何かを恐れて水を塞き止める必要はない.なぜならば天からの恵みの雨は今も降り注いでいるから.

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