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ビザをワーホリから切り替えたのでピルを現地調達することにした

2022年12月からドイツに住んでいます。ワーホリビザで来て、2023年11月にフリーランスビザに切り替えました。

ドイツに来た1年目は、言葉の不安や買い方を知らなかったこともあり、ピルは日本で用意してから来ました。値段にして1年分が3万円です。当時のことを書いた記事はこちらです。

今回フリーランスビザを取得できた私は、これからも数年はドイツに住むつもりです。ちょうど一年のタイミングで一時帰国を予定していたので、また日本で買うこともできたけれど、この先数年のことを考えれば早くドイツのシステムに慣れたい思いが湧いて、今回はドイツでピルを調達しました。

今回はその体験と思いを残しておく記事です。どなたかの参考になれば幸いです。


▼使ったサービス

友人が教えてくれたこちらのサービスを使いました。まずはこちらに診察料を支払い、薬局でピルを受けとる場合には薬局で薬代を支払う形式です。家に郵送もできます。


ピルまでのストレス


私は田舎の出身なので、地元にいるとピルを得ることのストレスを強く感じます。というのも、なかなか融通がききません。

どういうことかといえば、まずは必ず産婦人科に行かないといけません。出してもらえるのは長くて2か月分。もっと欲しければその都度病院に行かなければなず、ピルって生活に必須なのに、田舎に住むと得るための手順がなかなかわずらわしいのです。

そのうえで、私は他の地域に住んでいた時、薬局でジェネリックを教えてもらったから薬代を安くできたのですが、それまではジェネリックがあることを知らず、月に3,000円するピルを使っていました。説明もなく高くお金を支払わされていたこと、いま考えてもモヤモヤします。

そんな私の、ピルというものにおける体験。今回ZAVAを使ってドイツでピルを得てみたら、あまりにもストレスが少ないことに驚きました。


ストレスの少なさに驚いた


ZAVAはオンライン診療のサービスと聞いていたので、日本で受けたもののように、ビデオ通話があるものだと思っていました。でも実際は、オンラインで問診票のようなものに回答したら、それを医師が見て処方箋を発行してくれるというものでした。

発行された処方箋はそのまま薬局に送られ、私は翌日に家の近くの薬局でピルを受け取りました。ちなみに、追加料金なしで家に送ってもらうこともできます。

それでいて、値段は半年分が、すべて含めて7,000円ほど。日本では1年分で3万円でした。ドイツの物価は日本の物価の1.5倍ほどするように感じる私からすると、ピルがこの値段で手に入ることに驚くし、手に入るまでの流れのスムーズさに驚きました。

病院に行かなくていい、ビデオ通話もしなくていい、非対面だからいつでも依頼ができてストレスがない。こんな体験のできるこの国のことをいいなぁと思うし、逆にいえばこの体験ができない日本のことを疑う気持ちが湧きます。


ピルを現地調達した


そんなわけで、今回私はドイツで初めてピルを現地調達しました。処方箋のある薬なので、日本でもらっていた薬と同じ成分です。

(韓国に住んでいた時には、ピルを現地調達はできたけれど、処方箋がないので違う成分のものを買ったという体験があります)

生活に欠かせないものが安全でストレスが少なく手に入ることは、私にとってはとても安心することです。加えて、ドイツでは女性が自分の体を守ることが、国籍に関わらず当たり前に認めてもらえていると思えます。

同じことが日本でどうかといえば、私は正直ぜんぜん違うと思っています。日本では女性が自分の体を守ることが認められていないと思う。いつになったら正しく権利を持てるのだろう、そんな日は果たして来てくれるのだろうかと思ったりします。

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️