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リモートで働くことの難しさとは

リモート勤務でお仕事をするようになって約1年半。

体力的には出社していた頃よりも楽だし、これからも出社ではなくリモート勤務がいいと思う反面、人間関係の希薄さで悩むことが増えました。

具体的には、誰かに相談したいときのハードルの高さです。いままでは当たり前のように近くに誰かがいたから、意識せずとも相談することができました。

でもいまはそうはいかない。こちらから連絡しないと相談できないし、そもそもこんなことで相手の時間をとってしまっていいのかと無駄に悩むし、コミュニケーションにかかるコストが大幅に増えました。

私の場合、新しい組織に異動して、人間関係を築く前にリモートになってしまったので、1年半経ってみても相談できるひとは限られたままです。

気にならないときは問題ないのだけど、一度気になり始めたらしばらく気になってしまいます。結果悪循環が起きて、孤立してしまうように感じます。

孤立させないこと


私もマネジメント側の者として、自らの孤立だけでなく、メンバーを孤立させないためには何が必要なのだろうとずっと考えてきました。

みんなでオンラインで集って一緒に仕事をする日を作ってみたり、顔を見て話せる頻度を増やしたり、本を読んで伝え方を工夫してみたり。

リモート勤務になって文字だけでのコミュニケーションが圧倒的に増えた結果、伝え方で損をしているメンバーをたくさん見ました。

私自身も気をつけねばと思っていた頃に読んだこの本は結構よくて、相手を気遣う文章を書くことができるようになった気がしています。

もともとはライティングの勉強のために買いましたが、コミュニケーションにも役立つスキルが載っていました。

でもやっぱりそれだけでは十分ではないので、なるべくテレビ会議システムを使って顔を見て話すとか、一定の頻度で個別に連絡するとか、そんなことをしています。

誰かが見てくれている安心感


そんな時に、私自身も心があたたかくなる経験をしました。

普段は直接関わることの少ない方が、私の異変に気づいて連絡をくださいました。

そして根掘り葉掘り聞くわけではなく、異変を指摘し続けるのでもなく、「いつもは〇〇がとてもよくて個人的に好きなのに、今回は違ったから何かあったのかと思って」と、事実と気持ちを織り交ぜて伝えてくれました。

連絡をもらった箇所は、正直私としてもあまり指摘されたくないものでした。だけど、プラスな気持ちを混ぜて伝えてもらったから、嫌な気持ちにならず、むしろ感謝と安心感のほうが湧いてきたのでした。

リモートで働くことって、本当に難しい。1年半も経ったのに、またここで悩んでいます。

だけど、こうして「誰かが私の仕事を(肯定的に)見てくれていること」を知れるととても安心してやる気が出る。すごく久しぶりにこの感覚を味わった気がします。

マイナスな感情って原動力になりやすいから、例えば愚痴なんかは意識せずとも周りのひとに伝えることができます。だけどプラスな感情は原動力になりづらいので、意識して伝えないと本人に伝わることってないですよね。

だから今回、発端はマイナスな出来事だったとしても、普段の私の仕事を肯定的に見てくれている人がいたのだと知れたことがとても嬉しかったのでした。

リモートで働くことの難しさ


リモートでも誰かを孤立させずに、また自分も孤立せずに働くことの難しさをどう解消するのか。

ひとつはコミュニケーションを増やすこと、またそのコミュニケーションにプラスの感情を乗せあうことが大事なのではと思います。

私自身が救われる経験をしたので、私も周りの誰かにもっとプラスの感情を伝えられるようにしたいと思います。もう一度本を読み返そうかな。

少し失っている自信を取り戻して、周りとコミュニケーションを取りたいと思います。

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