街が教えてくれたこと。
久しぶりに旧住居の最寄り駅に降り立った。今、住んでいる街は、ハッキリ言って田舎だ。駅を降りると指で数えられる位のお店しかないが、ここは相変わらず賑やかだ。
春も終わりに近いというのに、道端にはいくつか花が元気に咲いていた。田舎の方が、いくぶん草木や花々の色が濃く「主役は私!」と、主張が強く見えるのは気のせいだろうか。
住んでいた頃は、地元を離れたばかりで、当たり前の人間らしい生活をすることに精一杯だった。起きて、ご飯を作りたべ、仕事をし、お風呂に入り寝る。この単調な生活は、