染みは消えるが、記事は消えない。

「君が担当してる、業務の運用方法がすごいから取材させて！」といわれ、いわれるがまま人生で初めて仕事の取材を受けた。

何事も初めてなことには、慎重だ。
写真もとるらしいので、服選びも雑にはできない。しかし、私はオシャレではない。
悩みに悩み、オフィスカジュアルなら勝負できるかも！と、カラーパンツに白シャツというスタンダードなおしゃれっぽいファッションを選んだ。

髪はモサモサだったので、美容院にかけこんだ。
あまりに、自分へのこだわりがなさすぎて、
「髪は生えていればいいです。」
と美容師さんにオーダーをしたら、全体的に髪をきられすぎてしまった。(特に前髪)

そして、やってきた取材当日。
いつも以上に身だしなみを整えていたら、出社時間ギリギリになってしまったが、自分ができることはした。(ドヤ顔)

取材は15時からだ。
お腹と脳に栄養とリラックスをとりこもうと、意気揚々と同僚とオープンしたばかりのお店でイタリアンをたべた。

ご飯をたべすぎ、眠気覚ましにコーヒーを購入。これが全てを狂わすキッカケとなった。購入から10秒後、服にコーヒーをこぼし、シミがこんにちは✋と笑顔でこちらを見ていたのだ。悲劇か喜劇か。

「シミは時間との勝負です！」と同僚と戦ったがコーヒーはシミ界のラスボスだと思う。とても頑丈でおちなかった。

結果、頑張って整えたスタンダードおしゃれは崩壊し、服にシミをつけての取材となった。

おしゃれしても、きっと自分は、こんなもんなので、おしゃれする意味ないよ！！私はわたしらしくいることが一番の幸せなんだよ！と、取材は私に教えてくれたのかもしれない。　

貴重な経験をありがとう！といいたいが、
写真の中の私の笑顔は、とてもひきつっていた。そして、シミは消せるが、ネットに公開されるらしい取材記事は一生消えないらしい。これがデジタルタトゥーかぁ、、。

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