「今日東京ドームでライブやるけど来る？ゲリラライブだけど。」

好きなアーティストのライブの予定は数か月先である。
私はいつも、先の予定日が確実に来るのか不安でチケットを取ることができない。

ライブ当日に、急性扁桃炎になったらどうしよう・台風が来たらどうしよう・急な予定と重なってしまったらどうしよう・・そんな不安から逃れることができず、ライブに限らず約束をとりつけることが苦手だ。

だから、ライブの場合、事前募集ではなく、SNSで突然の募集が一番理想である。「今日、18時から東京ドームでライブやりまーーす！突然だけど、来てねーー！」

そうしたら、わたしはまず予定と自身の体調をチェックする。だいたい予定はないので、おそらく行けるだろう。
あとは、ドッキリでないのか？会場にいったら「タッタラ〜♪」という音と共に大きなドッキリ成功看板をスタッフに掲げられないかを確認する必要がある。

…！！
会場(現場)のサイト確認だ！スケジュールに本ライブが予定として記載されているか、アーティストのサイト及び、SNSで現地に偶然いた人を探しその方がアップしている現地写真や、ほんとにライブの準備をしているのか合わせて確認するだろう。

ここで確証が得られたら、友人をさそうステップへ移行する。

まだまだやることは盛りだくさんだ。

友人を誘えようが、誘えまいが念願のライブであれば、一人でもいけてしまうであろう私は行く準備にとりかかる。
しかし、このような性格なのでライブは人生で一回(友人に強制連行された)しか行ったことがない。必ず何か忘れ物をするだろう。

そして、現地へ向かうが方向音痴、地図が読めない、この人いきそう！という謎の直感で後をついていき外す。の語呂が悪い三拍子がそろっているので、汗だくでライブスタート時間ギリギリで会場入りする。

、、、このような事を考えている時点で、おそらく私はライブに行くことに向いていない。実際にゲリラ募集でも、考えすぎて動けなくなり、代わりに妄想でライブを楽しむタイプなのだ。そんな自分にアクティブな先輩からもらった一言を送り、本エッセイを締めたいと思います。
「推しは推せるうちに、全力で推しなさいっっ！！！！！」