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おしゃれ運がない~ヘッドスパ編~

私はおしゃれに運がない。先日は、おしゃれカフェのトイレを詰まらせたし、別のおしゃれカフェではドリンクバーを注ごうと思ったらジュースではなく、機械の中の謎の部品がコップにinしてきた。

今回は年末年始の寝不足疲れを少しでも解消するため、初めて「ヘッドスパ」へ。

気合を入れすぎて少し早く着いたため、ニトリでフライパンを新調しリュックに詰め込みながら、スパ会場へ。フライパン重い・・。
地図を頼りに、着いたのは下町の雑居ビル。映画の殴り込みシーンにでてきそうなビルの該当階へ、階段で(エレベーターはありませんでした笑)おそるおそる上がった。扉を開けるとアロマの良い香りと、薄暗い部屋の中に垣間見えるおしゃれ。(ドライフラワー&白壁はもう、おしゃれ。)

担当は、羽生結弦さんのような男性でした。
階段を上がっただけで、うっすら発汗してる&ちょうどお昼時でランチよりフライパン購入を選んだため空腹が襲ってきた。
「ーーーーありますか?」自分の体の声を聴いていて、お兄さんの話を完全に聞いていなかった。「もう一度お願いします・・。」
お兄さんは、かわいく美しい笑顔を私にむけ「特につらい所はありますか^^?」と再度聞いてくれた。笑顔が素敵すぎて、わざと無視をしたくなった。「首、つらいです。」

箱に入れた荷物を「下におきますね」とお兄さんがフライパンの入ったリュックを持ちあげた。私は、完全に買い物の順番をまちがえたし、そこそこ重かったので「こいつ、肩絶対こってる。」と施術前にお兄さんに悟られたのではないかとドキドキした。

施術スタート。(靴を脱ぎベットに横になるスタイル。タイツに毛玉ついていないか心配。)ツボを押されれば刺激され、お腹はなる。
もう大合唱。もうとっても恥ずかしくて帰りたい。リラックスを目的としているためBGMも川のせせらぎ位小さい。もう、帰りたい。恥ずかしく、余計に体は熱くなる・・の連鎖。

しかし、気が付いたら寝てしまっていたようで秒で施術は終わった。
施術後「この静かな空間で、お腹がなってしまってすみません」とお兄さんに謝罪をした。「全然気がつかなかったです^^」とこれまた、素敵な笑顔で返され、もう逆に気が付いていてほしかった!何で気が付いてくれないの!?という謎の感情に襲われた。

「肩がすごく凝っていました」とお兄さんに言われた時「完全にフライパンやん・・。」と思ったのは内緒です。

いつか私も、何も考えずに100%初めから終わりまで完璧におしゃれに馴染み、毛玉のついていない靴下を履き、鼻歌まじりで余裕の入店をしスキップしながら爽やかに退店したい。

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