「ウクライナ」の家庭料理体験
「あの時の、ご飯おいしかったな~」と、ふと思い出すことはありませんか?特に頻繁に食べられないご飯ほど、その感情は愛おしいものになるようで、思い出すたびに何時であろうが、お腹がそれを求めてくる・・。そんな感覚です。おそらくそんな頻繁に食べられないもの、多国籍料理。
みなさんは、お好きですか?
近所に住むウクライナの友人が、クリスマスと家庭料理について教えてくれました。ウクライナの家庭料理はとても綺麗で、優しい味がしたのでその味を忘れないように書き記しておきたく、お付き合いいただけると幸いです!
①ウクライナの家庭料理「ボルシチ」
赤いのはビーツです。ウクライナでは、サワークリームをよく食べるそうで真っ赤なスープの上にチョコンと乗った、白いサワークリーム。これを混ぜながら食べると、だんだんピンク色になります。
ボルシチが私の前に来た時「赤い中に、白いのが居て申し訳ない!」というサワークリームの声が聞こえた気がしたが実は、この子がキーマン。
サワークリームにより少し酸味のあるスープは、味覚だけではなく視覚でも味わい楽しめる料理でした。(今回は、ガーリックパンと一緒にいただきました!本当はライ麦でいただくのが正式のようです!)日本では、なかなか出会えない味でした。野菜がたっぷりでおいしい!!
地域や家庭により、具材は異なるそうで、ボルシチは実はウクライナが本家なんだとか。(私のリスニングが間違っていなければ・・。)ちなみに、ボルシチは2022年7月にユネスコ無形文化遺産に登録されたそうです!
②季節の果実のコンポート
ウクライナのノンアルコール飲料は、伝統的に様々な果物やベリーで作られています。(ぶどうやベリーが有名らしい。)大きくカットされた果実に、ぎゅっと詰め込まれた甘みと旨味。それを水や炭酸、お酒(ラム酒)で割って飲みました。季節ごとに果実がかわると思うと、果実の旬から季節を感じることができ、日本でいう所の茶道みたいと思いました。(茶道は、春夏秋冬を大切にします。←ちょっとかじっただけの経験者が語っています。すみません・・。)
③クリスマス料理「クチャ」
ウクライナのクリスマスは1月7日だそうです。
そして、「クチャ」はウクライナの伝統的なクリスマスフード。
クリスマスだけではなく大切なイベント前にも食べることがあるんだとか。前菜、日本で言うとお屠蘇のような感覚かなと思います。これを何口か食べてから、盛大なパーティーが始まるんだとか。
中身は麦、ドライフルーツ、ナッツなどで味は甘いです。
食事の始めに食べる物でおいしくて、ついたくさん食べそうになりました。すると、甘みが空腹を満足させてしまう・・。危ない、危ない(汗)なんとかセーブしてボルシチをいただけました!おいしすぎるのも、時には罪になり得ますね・・。
まとめもどき
他にも、ヴァレニキ(水餃子)/スイーツヴァレニキ(ベリーソース付き)、シルニキ(チーズの甘いパンケーキ。チーズ好きにはたまらない1品だそうです!)今回は、時間切れ(ごめんなさい。クチャの食べすぎ。)で食べられなかったので次回チャレンジしようと思っているのですが、こちらもウクライナの家庭料理だそうです。
ちなみに、この3品全てサワークリームがのっていました(^^)
日本でウクライナの家庭料理を再現するには、なかなか手に入らなかった物もたくさんあると思います。でも、どれも忖度なく本当においしくて、今回のことをきっかけに多国籍料理についても、もっと知りたい!と興味が湧きました。
料理に限らず、まだまだ知らないことがたくさんある。だから、色んな経験をしたいし、いろんな方に伝えられたらいいな~なんて、サワークリームの酸味を思い出しながら書いてみました。
あの時の味を思い出し、写真を見ているだけで、空腹を感じます。
もう24時になるというのに、お腹には今日も申し訳ないことをしてしまった・・。
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