![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91534623/rectangle_large_type_2_034ba55aab9f0cc25da20ee33432e33a.jpeg?width=1200)
朱黒のモダン その一 漆紙文箱
こんにちは。
花器・漆器・酒器・石など
古物を中心に日本の手仕事を
紹介している逢季荘です。
朱黒のデザイン
![](https://assets.st-note.com/img/1668975853405-ynmeDzs4fg.jpg?width=1200)
縄文時代には既に弁柄や朱を
用いた赤色漆と黒漆を使った
漆芸品が多く作られている事から
(例 縄文彩漆土器)
赤と黒の混じり合いを愛で
その色味に対する感覚は何千年も前から
磨かれ育まれてきた事が分かります。
(縄文時代のウルシと漆工文化について)
そんな朱と黒の対比を用いたデザインは
現在においても、私達の目を引き
心を揺さぶります。
今回から朱黒のモダンとして
続けて少しずつ日本の手仕事から
ご紹介していきたいと思います。
漆紙文箱
![](https://assets.st-note.com/img/1669176636493-NFARkruANv.jpg?width=1200)
外は和紙で塗り固められ強固な作りになっている。
まず一つ目はこちらの時代 漆紙文箱。
紙箱でありますが、外側は和紙を
塗固めて中は紙でありながら
とても堅牢に作られています。
その図柄は鹿革に漆で模様を付ける
甲州印判から着想した事が伺えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1669176947445-1AojeL193P.jpg?width=1200)
赤漆(恐らくカシュー漆)を
型押しにして立体的かつ
連続的に浮かび上がる紋様は
とてもモダンな雰囲気が漂います。
![](https://assets.st-note.com/img/1669177015956-ygAsBLjLsv.jpg?width=1200)
日々溜まりがちなちょっとした
書類整理や手紙の保管に
こんなものを使ってみるのも
暮しの愉しみ方のひとつではないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1669177057129-9lRcHS2cx1.jpg?width=1200)
外は塗り固められ耐水性がある
朱黒のモダン あと4回ほど更新予定です。
良ければスキやフォロー
頂けると励みになります。
この記事が参加している募集
誠に有難うございます。 漆や器と暮らしの情報発信に使わせて頂きたいと思います。