あいから〜多重人格の彼女と過ごした日々。そして別れ〜

あいから〜多重人格の彼女と過ごした日々。そして別れ〜

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心の旅路:過去の愛と現在の感情を巡る思索〜アニメ版 進撃の巨人 完結編を観て〜

※ネタバレ含むのでご容赦を 動画で深堀り!泣きどころ:感情が共鳴する瞬間アニメ『進撃の巨人』の完結編をネットフリックスで観たことで、特定のシーンで泣いてしまいました。自分でも「ここで泣くか」と思い、他の人は泣かないだろうと感じました。 このように、小説、アニメ、漫画、映画を観る際に、周りの人と感情の反応が異なることがよくあります。映画館で他の観客の反応を見ると、この違いがよく分かります。 感情の表現は人それぞれ異なります。例えば、笑いのツボも人によって違います。他の人が

    • 喪失感とは?

      桜を散っても… 喪失からの出発点2023年1月4日、「あいから」という私小説を公開しました。数々の苦難を乗り越え、深く愛し、深く愛され、2人の子供に恵まれた矢先に別れが訪れました。その時の喪失感は、虚無感と空虚感に満ち、言葉にするのが難しいほどでした。別れから15年が経過し、子どもたちも成長しましたが、当時抱えた喪失感は大きく薄れています。喪失感を抱えていた時期は、常に辛さが付きまとっていました。もしかすると、その時抱えていた感情や経験を言葉にすることで、同じように喪失感を

      • 「あいから」への道: 愛と葛藤の物語

        音楽と出会いの旅路: 彼女との始まりもし大切な人を失ったら、どう感じるでしょうか?この話は、私が実際に経験したことを基にしています。高校時代からパンクロックに夢中だった私は、物作りの好きさと音楽への情熱を胸に、山形大学工学部電子情報工学科へ進学しました。山形市内でのライブ参加や仙台への足を伸ばす日々、そしてフジロックフェスティバルでのブランキージェットシティの最後のライブに触れたことは、私の音楽への情熱を一層高めました。 大学4年生の時、音楽サークルで彼女に出会いました。彼

        • 父娘の絆と旅の記憶:神奈川から兵庫、そして宮城への2200km

          一般道の魅力:神奈川から兵庫への13時間ドライブ高校三年生の長女が通う高校が第32回全日本高等学校女子サッカー選手権大会に出場するため、兵庫県まで行ってきました。敗退したらその場で解散するということで、車で向かいました。運転が好きで、特に長距離は楽しみなので、ドライブは快適でした。ただ、高速道路の運転はあまり楽しくなく、12月29日の移動は帰省ラッシュに巻き込まれることが予想されました。そこで、一般道を使って向かうことにしました。都内の運転も大変なので、小田原でレンタカーを利

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          進化するクリエイティビティ: 2024年、私のプライベート活動全開

          あいからの旅: インディーズ精神で切り拓く新たな道新年あけましておめでとうございます。現在は2023年の年末を迎えていますが、この記事を書くことになるとは思いもしませんでした。 2023年1月4日には、自分自身の経験を基にした小説「あいから」と、その小説を基にしたアルバムも同名で「あいから」をリリースしました。 大手出版社からではなく、Kindle限定でのネットリリースとなり、音源もSpotifyやApple Musicで配信される形をとりました。インディーズという言葉が

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          「あいから」の物語を届ける: 動画と文章で織り成すプロモーション

          『あいから』の挑戦: 「イシューからはじめよ」に学ぶプロモーション戦略 たまたま電車の広告で「イシューからはじめよ」を見かけ、仕事に活かせそうだと感じて購入しました。筆者の考え方や脳科学に基づく説明が私の関心を引きました。2023年1月4日に「あいから」という本と音源をリリースしましたが、リリース後の満足感に浸ってしまい、プロモーションを怠ったため、ほとんど売れていません(そりゃそう 笑)。この本を読んで、私はプロモーション戦略を再検討することにしました。「イシューからはじ

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          タチコマくん今日もよろしく

          壁打ち相手が欲しいのさ今年の1月4日、私は個人的な経験を元にした小説「あいから」と、その小説にインスピレーションを受けて制作した同名のアルバムをリリースしました。 しかし、残念ながらこれらの作品はあまり売れていません。その主な理由は、プロモーションをほとんど行っていないからです。私は友人や知人との会話の中で「こんな活動をしています」と話題に出すことはありますが、Spotifyで少し聞いてもらえる程度です。 私は、友人や知人に強引に「買って」「聴いて」と頼むことに抵抗を感じ

          愛を紡ぐ贈り物:モンブラン・パーティの物語

          贈り物の魔法彼女はプレゼントをするのが好きでした。友達や親、親戚など、関わった人々の誕生日やクリスマスなどのイベントがあるときは、喜んでプレゼントを送っていました。当時の私は、稼いだお金は自分で使うものという意識が強かったので、親しい人に送るのはまだしも、しょっちゅう友達にプレゼントを送る感覚が理解できませんでした。 プレゼントをもらって嬉しいことは理解できます。しかし、彼女はプレゼントを贈っているときも嬉しそうにしていました。彼女の心からの笑顔が伝わってきました。彼女はよ

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          タチコマと織りなす特別な存在のゆきちゃんとの思い出の物語〜攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争を観て シマムラ・タカシにシンパシー〜

          動画で深堀り!タチコマに感じる郷愁(ノスタルジア)何を隠そう、筆者は会社のSlackのアイコンをタチコマにしています。ごく一部では「タチコマニキ」と称されるほどです!タチコマをアイコンにしている理由は、タチコマになりたいからです。自由で、好奇心旺盛で、結局は草薙素子に操られている(女性の手の中で踊るのは幸せだと思います)。もう一つの理由は、攻殻機動隊とタチコマに対する郷愁(ノスタルジア)だと思います。前回の記事で、感動するポイントが他人とは異なると述べましたが、シンパシーを感

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          自殺を止めることはいいこと?/命を救うのは一瞬ではなく一生

          ツイッターで自殺を止めた女子高生というニュースがありました。 結論からいうと、この女子高生の行動を称賛します。 ただ、ツイッターを眺めていると賛否両論ありました。 賛成も否定も一理あり、考えさせられました。 賛成はもちろん、自殺を止めたことはいいこと、一人の命を救ったヒーロー。 否定は主に下記のような意見です。 自殺する人は覚悟を持ってきている その人の辛い今後を考えているのか 自殺しようとしている人の立場に立った時に、内心「誰か止めてくれ」と思っているのであれ

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          小説「あいから」〜多重人格の彼女と過ごした日々。そして別れ〜を書いた目的

          2023年1月6日に小説「あいから」を発売しました。 サブタイトル〜多重人格の彼女と過ごした日々。そして別れ〜にある通り、当時の彼女(後に妻)が多重人格と診断され、その彼女との日々を書いています。 多重人格というとどのようなイメージを持たれているでしょうか? 小説・マンガ・ドラマ・映画で描かれる多重人格の交代人格は大抵悪役です。善良な主人格と対比して多重人格は悪役に描かれることが多いです。 そのこと自体は否定はしません(筆者は彼女の交代人格と多重人格ものの作品を面白がって

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