小説「あいから」〜多重人格の彼女と過ごした日々。そして別れ〜を書いた目的

2023年1月6日に小説「あいから」を発売しました。
サブタイトル〜多重人格の彼女と過ごした日々。そして別れ〜にある通り、当時の彼女(後に妻)が多重人格と診断され、その彼女との日々を書いています。

多重人格というとどのようなイメージを持たれているでしょうか?

小説・マンガ・ドラマ・映画で描かれる多重人格の交代人格は大抵悪役です。善良な主人格と対比して多重人格は悪役に描かれることが多いです。
そのこと自体は否定はしません(筆者は彼女の交代人格と多重人格ものの作品を面白がって読んでました。その話は後述します)。

しかし、正しい知識がないと、多重人格の交代人格=悪人となってしまいます。そうすると多重人格と診断された方やそのご家族が偏見を持たれてしまい、日常生活に支障をきたしてしまいます。

小説では私の視点で彼女と彼女の交代人格と過ごした日々を書いています。自分自身の経験を基に多重人格者や交代人格とのコミュニケーションの取り方を伝えられたら幸いです。

交代人格と接するのは難しいことではありません。

「一人の人間として接する」

だけです。

交代人格ごとに性別・年齢・性格が異なり、食べ物の好みや好きなもの考え方、捉え方の全てが異なります。

普通の人間と何ら変わらないのです。

このことが早い段階でわかったので、単純に仲良くしようと思い接していました。

作中に出てくるりょうくんは12歳の男の子で、音楽や格闘技が好きですぐに仲良くなりました。まるで弟ができたようで嬉しかったです。

ゆきちゃんは2歳の女の子で、いたずら好きで可愛らしい子です。赤ちゃん扱いするとすごく起こりますが(笑)
血のつながりはありませんが、娘として接していました。

りょうとゆきちゃんがよく表に出てきてたくさん話したので、記載が多いのですが、他にも魅力的な人格がたくさんいました。

一方で、危険な人格もいました。リストカットすると過食嘔吐するは、ふらふらと電車に飛び込もうとするは…
彼女の場合は、攻撃の対象が彼女に向かうので彼女はいつも生死の境にいました。

これらのネガティブな人格に対して、りょうやゆきちゃん達と協力して彼女を守ってきた話です。

この小説を題材に曲も作っているので合わせて聴いてください!

格闘技好きのりょうくんを題材とした曲では、私とりょうくんが総合格闘技で試合してます(笑)

ゆきちゃんを題材とした曲では、ゆきちゃんの世界(?)であったことをモチーフに作品作っています!


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