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鉱物資源の秘密:地質学と宝石学の世界(10)アメジスト

やぁ、いらっしゃい。一月ももう半ば、早いね。
二月に備えてアメジストの話しをしなきゃって感じが半端じゃない。
えっ、何か文章の書き方が、クロサキナオたんに似てきてなくない?

#アメジスト といえば、そのキラキラと輝く2月の誕生石としての存在感。アメジストの主成分は、シリコン半導体の原料である水晶(SiO2)。だから、半導体が専門の私にとっては、説明することは朝飯前なんだよ。

 でも、困ったことに、この石は私が密かな想いを寄せていると毎回noteに書いている『どこが密かな想いなのか?』と、読者のみんなが突っ込みたくなる #癒し系ツンデレ のジュリアたんの #誕生石 なんだ。だから、アメジストについて話すときは、なんとも言えないドキドキ感があるんだよね。

 アメジストに関係なくても、ハッシュタグに『 #頑張る隊 』っていれると何かいいことがあるかも知れない。

癒し系ツンデレの説明作法で、アメジストの癒し系な部分からスタートしてみる。

癒し系のアメジストの説明

 日本ではアメジストと呼ばれるけれど、海外では『アメシスト』という名前がよく使われているんだ。この名前は、ギリシャ神話の月の女神の女官『アメシスト』の美しい伝説からきているんだよ。

 この神話には、酒の神 #バッカス と月の女神 #アルテミス の女官 #アメシスト が登場するよ。バッカスが酔っ払って、偶然通りかかったアメシストを猛獣で襲わせようとするんだけど、彼女が猛獣に襲われそうになった時、月の女神のアルテミスがアメシストを純白の水晶に変えて命を救うんだ。その後、バッカスが自分の行動を後悔して、水晶にぶどう酒を注ぐんだけど、これぞまさにアル中の行動だよね。

 でも、バッカスは神様だから、その水晶は美しい紫色に変わったんだよ。この伝説が『アメシスト』という #宝石 名の由来なんだ。アメシストの宝石はその美しい紫色で有名だけど、バッカスが飲んでいた #ワイン が、もし #カベルネ・ソーヴィニヨン だったら、もっと赤みがかった色になっただろうね。だから、飲んでいたのは #ピノ・ノアール か、安物の #ボージョレ・ヌーヴォー だったのかもね。

 この話は、 #ギリシャ神話 に特有の神々の気まぐれな行動や魔法や、罪と贖罪のテーマが含まれていて、美しいものが悲劇的な出来事から生まれる古代ギリシャの物語らしい展開だよね。

 アメジストの宝石としての歴史はかなり古く、旧約聖書の『出エジプト記』に記載されている12種類の宝石の一つに数えられているんだ。これらの宝石は、後に12使徒や12星座、そして12ヶ月と関連付けられるようになったんだよ。これって、なかなか素敵な話だと思わない?

ツン系のアメジストの説明

 アメジストが誕生石に指定されているのは、実はそれが世界中どこにでもあるからなんだよ。世界にただ一つしかないようなレアな宝石だったら、何億人もの人が持つことは無理だよね。

 実はね、誕生石っていうのは、20世紀初頭に #ジュエラーズ・オブ・アメリカ という宝石業界団体が、宝石の #販売促進 のために始めた #キャンペーン なんだ。日本でいうと、 #平賀源内 が『 #土用の丑の日 に鰻を食べると夏バテしない』というキャンペーンをやったのと同じようなもの。実は鰻が一番美味しいのは夏じゃなくて冬なんだけど、それを知らない人が多いんだよね。

#バレンタインデー にチョコレートを渡したり、 #クリスマス #ケンタッキーフライドチキン を食べたり、日本人は企業の #プロモーション に乗せられやすくて、ちょっとおバカさんだよね。

デレ系のアメジストの説明

 アメジストのデレ系の部分について話そうかな。あ、別に、アメジストが特別好きとかそういうわけじゃないんだからね。

 アメジストって、実はすごく魅力的なんだよ。その鮮やかな紫色で、ほんとに目を引く。色んな種類があって、加熱処理で色を変えることもできるんだ。

 例えば、通常のアメジストは、ラベンダー色から深い紫色まで色々。色の深さによって価値が変わるんだよね。 #グリーンアメジスト 、名前の通り緑色なんだけど、これはアメジストを加熱処理して変えた色なんだ。 #アメトリン なんかは、紫と黄色が混ざった独特の美しさがある。 #キャツアイアメジスト #スターアメジスト なんかは、光が当たると特別な輝きを見せるんだ。

 アメジストの価値って、色の深さや透明度、カットによって変わるんだよ。深い紫色のアメジストは特に高く評価されるし、透明度が高く内包物が少ないものも価値がある。カットによっても、その輝きや美しさは大きく変わるんだ。円形、オーバル、エメラルドカットなどが一般的だけど、他にも色々なカットがあって、それぞれに特徴がある。

 アメジストの産地によっても価値が変わるんだよ。ブラジルやウルグアイから産出されるアメジストは特に良質で、ロシアの #ウラル山脈 近くで採れる #シベリアンアメジスト が特に珍重されてるんだ。日本の市場には出回っていないけど、 #モザンビーク のアメジストは、ロシアのアメジストよりも綺麗な色目が出せるんだ。そういう意味では、アメジストっていうのは、実は結構複雑で、奥が深いんだよね。

 えっと、だからって、私がアメジストに夢中ってわけじゃないんだからね。ただ、ちょっと、そういう面白い特徴があるって話だからね。

つづく…

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