#23-209 やさしくてあたたかいスパイスガールズ3
毎日同じような時間を過ごしている。
朝起きて、朝食を作り、洗濯をして、片付ける。ちょっとだけストレッチなんかをしてみる。お店が開くころに食料品を買いに行って、また食事を作って、片付ける。そんな毎日に「嬉しかったこと」が見つけられないじぶんに気づいた。わたしの「嬉しい」は、たいてい子どものことになる。それでじゅうぶんしあわせなことだけれど、わたしの、わたしだけの「嬉しい」がない。
そんな毎日を過ごしていていいのか。
メインの料理、スパイスカレーのためにおなかを開けておく予定が、いつの間にかおなかがいっぱいになっていた。「美味しい」と「楽しい」で、いっぱいだった。
全員と、まではいかなかったけれど、たくさんお話もできた。逢いたかったミユキさんとも話ができた。とても嬉しかった。
あっという間に時間は過ぎていって、時計は17時をまわっていた。イベントは18時までの予定だったけれど、カレーはまだ並んでいなかった。ちゃんと終われるのだろうか。考えなくてもいいことを考えてしまうのは、わたしの面倒なところだ。
ますみさんも、ミユキさんも、まだお料理の支度をしてくれている。次々と出来上がる料理を、ありがたくいただく。スイカや桃はそのまま食べたいわたしだけれど、ますみマジックにかかったものは、どんなものでも美味しくなる。全国から、このイベントに参加してきたひとの気持ちがよくわかった。来てよかった。
「スパイス料理はそれほどすきではない」と言っていたわたしは、「スパイス料理がそれほどすきではなかったわたし」になった。
「スパイスガールズ」に入ることができたのだ。
スパイスカレーは初めて食べた。ちゃんとおなかに入った。我が家のひとたち(主に両親)は「カレーといえばバーモントだろ!」なひとたちなので、スパイスカレーを作ったとしてもきっと食べない。わたしがじぶんのためだけに作ることはたぶんないだろう。両親は、こんなにも美味しいものを食べない選択をしているのだ。なんてもったいないことだろう。子どもには、作ってあげたいし、食べてもらいたいとおもった。作れるかどうかは、謎。
どれも本当に美味しくて、楽しくて、ずっと賑やかで、とても心地がよかった。だけど時間は待ってくれない。片付けなければ。大急ぎで片付けなければ。
片付けなければならないのだけれど、お料理はまだ残っている。残っていたものを持って帰れるように、分けてパッキングしてくれていたので、わたしはお皿を洗っていた。その間にデザートの支度をしてくれている。
テーブルの上が片付いたとおもったら、みんなからのおみやげがずらりと並んだ。
わぁ!すごい!楽しすぎる!!
片付かない!!
このときがいちばん楽しんでいたのではないだろうか。うきうきしていた。来てよかった。参加してよかった。
そして、確信した。
おみやげは世界を救う。(ここは「スパイス」だろ!)
ミユキさんのTwitterを見なければ、イベントがあることも知らず、参加していなかった。ますみさんがイベントをしようとおもっていなければ、開催されなかった。ミユキさんが湯葉丼を食べていなかったら、ますみさんはイベントをしなかったかもしれない。ますみさんが開催していなかったら、わたしが参加していなかったら、この日、みんなに出逢えなかった。
出逢えてよかった。
noteユーザーでよかった。
全てのことに感謝の気持ちでいっぱいだ。
わたしたちは、間違いなく
最高の「スパイスガールズ」だ。
みんな、だいすき。
楽しかったね!
美味しかったね!
また逢おうね!!
ばいばーい!!
感謝と敬意と、愛を込めて。
イベント主催者 わたなべますみさん、巻き込まれたミユキさん、ルミさん、サラさん、とてもとてもありがとうございました。
※
イベント記事のみ、シェアさせていただきます。
みなさま、ありがとうございました。
※
タイトルを「スパイスガールズ」としているけれど、
男性もひとりいらっしゃいました。
でもここは「ガールズ」で許してください。
aico.
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