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#23-207 やさしくてあたたかいスパイスガールズ

7月も終わろうとしている。
夏休みが始まったばかりだというのに、夏が終わる気分。といっても、まだまだ暑い日は続くし、予定もたくさん。
今年の夏は、久々に楽しみ。
いろいろ楽しみ。

先日も、とても楽しみにしていたことがあった。
随分と前から申し込みをしていた、スパイス料理をいただくと言うイベント。Twitterで記事がシェアされていたのを見て知った。岡山で開催されるとのことで、すぐに母に出かける許可をもらい申し込んだ。夜に出かけるときには、夕飯の支度をお願いしなければならない。母も家事をしたくないひとなので、わたしが出かけるのは気に入らない。わたしが夕飯の支度をしてから出かければいいのだけど、する気はない。嫌味を言われながらもなんとか了解を得た。10人の中に入ることができた。わたしに「楽しみ」ができた。

主催者の方のひとり お料理をしてくれるわたなべますみさんは、わたしの知らない方だった。岡山の方でもないらしい。もうひとり、一緒に主催していたミユキさんは、Twitterで存じ上げていて(ミユキさんがイベントのお知らせnoteをTwitterでシェアしてくれた)、岡山の方だけれど、お逢いしたことがなかった。「ミユキさんに逢いたい」とおもったのが、最初のわたしの「行きたい」だった。近くに住んでいても、こうしたイベントでないとなかなかに逢えないものである。プライベートでお誘いするには勇気がいる。チャンスだ。募集人数は10人と、少なめだった。新しい出逢いも、必要としていたのかもしれない。

ものすごく申し訳ないし失礼を承知で正直に言うと、スパイス料理はそれほどすきではない。食べる機会もない。と言うか、じぶんで選んでは食べない。わたしはちゃんとこの料理を食べられるだろうか、という不安もあった。

結果から言っておく。

ものすごく美味しかった!!
何を食べても、とても美味しかった!!

そうなるだろう、とおもっていたことは的中した。
場所がわからない。
参加者唯一の岡山県民だというのに、わたしが迷ってどうする。
早めに出かけて会場近くの駐車場に車を停めて、時間になるのを待っていた。地図では5分ほどで行ける場所になっていた。が、わからない。近くについたけれど、そのビルがわからない。ちょっと戻ってみたりもして、振り向いたときにタクシーが1台停まった。誰か出てきた。どこかに入った。
「あそこかもしれない!」

誰が参加するのか、ちゃんと確認していなかった。人数だけは定員10名との記載があったのでわかっていたけれど、名前と顔はわからない。noteユーザーのイベントなので、参加者はもちろんnoteユーザーさんなのだけど、わたしのように顔か名前を公表しているひとはますみさんとミユキさん(本名ではない)、昨年末に大阪でお逢いしたダンテルさん(noteでは顔は出てない)くらいだったのではないかと。
タクシーから降りてきたのは、ダンテルさんだった。会場に入って、知ってるひとがいることに安心したのと同時に、「ここなの?ここで食べるの?」という不安も生まれた。とても狭い。もうひと部屋あるのかな?とそっと覗き込んだりもしたけれど、どうやらここだけのようだ。
ここに15人集まって、ここでお料理をいただくのか。

このようなイベントには初めて参加する。未知の世界だ。どうしたらいいものか全くわからない。どうして参加したんだろう、という想いが生まれそうになっていた。次々と到着する参加者さんたち。なんだかわいわいしている。みんな知り合いなんだ!わたしだけ知らないんだ!ものすごく場違いだったかもしれない!!帰りたい!!(ォィ

お料理は準備真っ只中だった。何をすればいいのかわからなくて、状況もわからなくて、初対面なのにでしゃばって余計なことをして、鬱陶しがられても申し訳ないし、何もできなくて、ただ立って周りと見ているだけだったわたし。

わたし、来てよかったんだよね?

つづく


タイトルを「スパイスガールズ」としているけれど、
男性もひとりいらっしゃいました。
でもここは「ガールズ」で許してください。

aico.

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