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ドイツの学校、コロナ禍での現場の様子



今日は、とあるドイツの小学校のコロナ禍での現場の様子をご紹介します。

ドイツは連邦政府制の政治体制のため、中央政府で決められたことを州政府がより細かい取り決めを加え、「州令」として市民に公布します。これを規則として学校における細かい取り決めがなされます。

5月18日(月)ドイツ・ヘッセン州では子どもたちの登校がやっと再開しました。しかし、許されているのは「小学校最高学年と、中学生」の登校。小学6年生だけが、ひとクラス15人制限、机の距離を1.5m間隔を空けることを条件に、午前短縮授業でスタートしました。
小学1〜5年生は、毎日1時間Zoomでの主要科目の授業(国算社理)を行っていました。

6月2日(火)より、低学年の子どもたちの段階的な登校が許されました。
私の働く学校は、全日登校  5年生以上
        月・水・金 3、4年生 週3日
        火・木   1、2年生 週2日
が登校日です。登校しても午前中4時間の短縮授業。
授業の無い日はZoomによるオンライン授業があります。
また、人数は1教室につき15人以下、一人ひとりの間隔は1.5m空けることが原則。登校時間は8時間〜/週です。


6月最終週、22日(月)より、教室における人数制限(1クラス15人まで)が解除となりました。
よって、勤務校においても3クラス編成となっていたところを2クラスに戻し、全学年が全日登校となりました。

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机と机の間は1.5m間隔です。

◎マスク着用
◎子どもたちの接触は避ける
◎接触を避けるため運動、音楽はなし
◎午前短縮4時間授業
◎休み時間(10分)は教室で静かに過ごす(外遊びなし)

低学年のクラスは生活科や図工の授業も取り入れつつ、「日常」を取り戻しています。
主要科目やテストばかりだと、「学校ってなんのための場所?」と考えてしまいます。
同じ学齢の子どもたちが集まり、親とは違う大人と勉強をする。
その勉強は机上のものだけではないはずです。


コロナ禍において必要以上の不安やストレスを何ヶ月も抱えて外出制限に耐えていたのは大人だけではありません。
目に見えないストレスを解消していくためにも「社会的生活」は必要となってきます。

「教育はアート」「教育はHealing」であってほしいな、と
子どもと関わる上で、主要教科の授業をする上で、できることを考える日々です。

あと1週間で夏休み。
残りの時間も子どもたちが安心して学んで、楽しい夏を過ごせますように。

Ai


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