岩渕あい

EMS(エッセンシャルマネジメントスクールhttps://www.essential-…

岩渕あい

EMS(エッセンシャルマネジメントスクールhttps://www.essential-management.jp/) 4期生。 お茶の稽古から始まって着物にハマり仕事にしてしまいました。 着付師としてフリーとなって組織を離れた私でしたが、新たな道を歩きだすことに…

最近の記事

組織開発パートナーへの道 4

習熟ということ  先日、ある企業の事例が胸に残りました。 ベテラン社員が同じ課の若手の社員と上手くいかず、結果として若手社員が辞職することになってしまったのです。  ベテラン社員は担当業務に精通しており、そのノウハウの共有を目指しての配属でしたが、その過程で若手社員の習得スピードなどに不満があったのか、人格を傷つけるような言動があったようです。 若手社員の気持ちが辞職まで固まってしまうまで問題が公にされなかったことも残念な結果に繋がってしまいました。    辞職まで至らず

    • 組織開発パートナーへの道 3

      『日本でいちばん大切にしたい会社 1』坂本光司著 https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%A1%E3%81%B0%E3%82%93%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%E4%BC%9A%E7%A4%BE-%E5%9D%82%E6%9C%AC-%E5%85%89%E5%8F%B8/dp/4860632486 こ

      • 組織開発パートナーへの道 2

        今、わたしはクライアントになってもらうために模索しています。 アプローチするのは経営者。 ご挨拶だけはしたけれど、提案内容のところでつまずいています。 いや、ご挨拶のところでつまづいています。 わたしが「どうしてこれを提案するのか」を 何もお伝えできていないからです。 「何を提案するのか」、ばかりに気を取られていましたが 今、わたしが持っているのは「何」ではなくて「どうして」しかないのです。 「何を提案するか」と考えると自分自身の積み重ねがないので、怖くて、大きくみせ

        • 組織開発パートナーへの道 1

           大学時代の後輩がこのnoteを読んで「組織開発パートナー」とはどんな仕事ですか?と質問をくれました。 この質問にしっかり答えることこそ、私の課題ですね。 「組織の外から働きかけて、対話を促し、課題を見つけることをアシストする」仕事です。  現在、私は三宅未穂子さんのもとで「組織開発パートナー」となるべく、学んでいますが、ここにはクライアントを自分で見つけてくることも含まれています。  初学者の私に一体誰が「顧客」となってくれるのでしょう??? まさに「顧客の創造」

        組織開発パートナーへの道 4

          なぜ、私が組織開発パートナーを目指すのか 10

          10 新たな道  先日、研修があり、接客において大事な6項目を授けられました。      ①安心感を与える      ②対話はキャッチボールで      ③たとえ話しをする      ④「皆さま、そうされてます」      ⑤クロージングは一気に      ⑥思いっきり練習 実践するのは簡単ではないですが、すべて納得の項目です。 ただ、私がお客の立場になった時には ④は当てはまらないのですね。そのことが新鮮な気付きでした。  私は、あまのじゃく。 ④を言われると逆を採

          なぜ、私が組織開発パートナーを目指すのか 10

          なぜ、私が組織開発パートナーを目指すのか 9

          9 フリーとなって 私が会社を退職したのは、2019年の12月でした。 休むことなくとりあえず、東京・銀座の着物レンタル店に所属しました。  成人式・入学・卒業式・結婚式などの折に着物をレンタルする他、土地柄から夜のクラブ、ホステスさんへのレンタルも行っている会社でした。  ご存知の通り、2020年の年明けからコロナが世界を襲い、店の予約はほぼキャンセル。私も契約を解除されました。  初めてのハローワーク通い。  手当てが支給される間は大人版キッザニアよろしく様々な職

          なぜ、私が組織開発パートナーを目指すのか 9

          なぜ、私が組織開発パートナーを目指すのか 8

          8 退社を決意したころ  時系列的には10年ほど飛んで、私がなぜ28年勤務した組織を離れる決意をしたのか、をお話ししようと思います。  ひとつには、直属の上司である課長が交代し新課長と合わなかったこと。「もう少し自席に居たら?」というひと言が最後の一押しでした。  やるべき業務をこなしたあとは、どこにいようと私の勝手、とばかりにフラフラしていました。  ひとつには「誰のための会社員生活?」との問いを突き詰めた結果です。 「毎日決まった時刻に通勤電車に揉まれて出社し、決ま

          なぜ、私が組織開発パートナーを目指すのか 8

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 7

          7 簿記との出会い  休職期間中も人事課所属の後輩が面談を設定してくれました。 有難い措置です。わざわざ自宅周辺まで足を運んでくれました。  心的疾患で休職するというケースの先駆けでもあったためでしょう。 私が辞職の気持ちに傾いていることは周辺に伝わったようです。  思いがけず、直属ではない部門から慰留の使者がもたらされ、 私は部署を異動して復帰することになりました。 温かく迎えてくれて、本当に有難かった。 「雨上がり」というのは清々しいなあ、と涙がでました。    けれ

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 7

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 6

          6 休職の日々 今、思い出せることが少ないです。  自分を不甲斐ないと思っていたし、早く復職せねばという気持ちでいっぱいでした。 けれど、取引先メーカーのロゴを目にするとニガイものがこみ上がるというような状態でしたから、病んだ部分はかなり広範囲になっていたのでしょう。  当時の「適応障害」の診断に基づく処方薬は、私の身体に合いませんでした。でもそれを上手く医師に伝えることもできなかった。「胃に負担がある、吐き気を催す」と訴えても胃腸薬を追加されるだけなので薬を勝手にやめて

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 6

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 5

          5 管理職となって  二度目の基幹システム入れ替えの時期に、仕入れ部門の課長になっていた私は前回同様システム入替えプロジェクトメンバーとなりました。  そして、システムの方向性が決まるとリーダーとなったのです。  近しい人からの「やめておきなさい」という声を無視して多忙な日々へ飛び込んでしまいました。    もし、あの時の自分に助言を求められたら「”課長の役割”をちゃんと学びなさい」と言うでしょう。  私は全く分かっていなかった。 私は「自分が課内で一番仕事をこなすべきだ

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 5

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 4

          4 基幹システムの入替え ダブルワーク生活が日常になって約6年後、会社の基幹システムである売上システムを入れ替えることになりました。  その時の私の所属は仕入れ部門。当時は在庫も持っていたので(約1万アイテム)移行はなかなかにハードな状況となりました。    システム稼働初日にスムーズに動かず… まず困ったのは、倉庫の在庫を動かせないこと。帳票が出力できず納品ができない。とりあえず、手書きで出庫伝票を作りお客様の手元へ品物を届ける… その月の請求は果たして正しく出来ていたの

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 4

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 3

          3 ダブルワークの日々 社会人2年目、私は母に誘われて一緒に茶道を習い始めました。  当初は美味しいお菓子が目当てでしたが、面白さに目覚めてすっかり夢中になりました。 お茶室は和室が基本であり、着物を前提とした所作となっています。  畳の歩き方も洋服と着物では足の運びの感覚が異なります。 母に着物を着せてもらっていましたが、何だか毎回仕上がりが違うようです。ちゃんと基本が知りたいと思いました。  着付け教室に通い出した私は、講師の素敵な着姿にあこがれて、自分の着方だけでな

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 3

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 2

          2 入社の頃  私は、入社後しばらくして、組織で働くことに落ち着かなさを覚えました。    なんとなく、キラキラしていない、輝きを失った、どんよりした空気があるなあ…。そんな「鈍った」状態が、新社会人としての私の目に映ったのです。  全体に、ではありません。点在していました。    その当時は、何に起因するのか、わかりませんでした。 加齢ということ?でもそれだけじゃないみたい…。  でも、止まって見える。止まってるから、ホコリが積もって見える… そんな認識を持ちました。そし

          なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 2

          わたしがどうして組織開発パートナーを目指すのか 1

          4年前、私は28年勤務した企業を退職しました。 もう組織で働くことは限界だと思ったためです。  そして、ダブルワークで続けていた、着付けの仕事に軸足を移しました。 そんな私がなぜ、また組織に立ち返る気持ちになったのか? 自分の内面を探っていこうと思います。 1 分岐点だったわたしの「成果」 もしも、会社員時代の私に「成果」があるとしたら、ただ一つ。  仕入部門に在籍していた頃、ある主要取引先の仕入元帳を正しい状態にしたこと。  売上仕入システムを電子化してから20数年も

          わたしがどうして組織開発パートナーを目指すのか 1

          EMSi おめでトーク!熊平美香さん 『ダイアローグ』出版記念 2023.7.31.の動画はこちら!

          前著『リフレクション』から二年。  新しい発想のためには他者との対話が不可欠! 熊平美香さん(EMS 0・3期)の『ダイアローグ』が刊行されました。  驚きや違和感と出会う対話の場は”学びの宝庫”という著者。 そこから学びを得るための五つの基礎力について、分かりやすく解説されています。  まずはやってみることが大事! リフレクション・ダイアローグを日常の習慣とするために。  熊平さんご自身のアンラーンのプロセスが具体的に語られるなど、必見のアーカイブはこちら! https:

          EMSi おめでトーク!熊平美香さん 『ダイアローグ』出版記念 2023.7.31.の動画はこちら!

          EMSi おめでトーク!             イワモトアキト写真展「The Moments.」@Nagoya 盛況おめでトーク!2023.4.9.の動画公開!

          フォトグラファー&ライターのイワモトアキトさんが「おめでトーク!」に登場! 2021年9月に13年勤めた新聞社を退職、岩本旭人→イワモトアキトとして 理想に向けて歩き出したアキトさん。  その熱い想いに触れて、共感と応援の輪が広がりました! ひとつの大きな結実が、今年行われているリアル写真展です。  なんと、実際の写真がないのにギャラリーを押さえたアキトさん! ラグビー日本代表の欧州取材許可を待つ中で走り出した、この写真展 プロジェクト。現地に出発してからもストレスフルな

          EMSi おめでトーク!             イワモトアキト写真展「The Moments.」@Nagoya 盛況おめでトーク!2023.4.9.の動画公開!