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なぜ、私が組織開発パートナーを目指すのか 8

8 退社を決意したころ

 時系列的には10年ほど飛んで、私がなぜ28年勤務した組織を離れる決意をしたのか、をお話ししようと思います。

 ひとつには、直属の上司である課長が交代し新課長と合わなかったこと。「もう少し自席に居たら?」というひと言が最後の一押しでした。
 やるべき業務をこなしたあとは、どこにいようと私の勝手、とばかりにフラフラしていました。

 ひとつには「誰のための会社員生活?」との問いを突き詰めた結果です。
「毎日決まった時刻に通勤電車に揉まれて出社し、決まった時刻にランチを採り、定時にあがる。月末は締め日なので残業三時間」というルーチンに耐えているのは何故なのか?

 私自身は、外に飛び出したいと思っている。ストッパーは何だろう?

 弟。

弟の存在が、私を止めている、かもしれない。
 二つ年下の私の弟は、大卒後入社した企業を三年あまりで辞めて、自宅に引きこもっています。
 私は勝手に「彼のために今の収入を維持しなくては!」と思っていました。勝手に、です。
 でも、
 もし、
 いつか「あんたのために、私は定年までガマンして勤めたんやで!」なんて言ってしまったら…
 多分、弟はポカーンとするでしょう。

自分はそんなの望んでないし、やってくれって言ってない。

 ただ単に私は弟を”辞めない”理由にしている…

それは、いかんな。と思いました。

辞表のフォーマットってあったかな?

書類一枚を提出して、組織からの離脱にかじを切りました。

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