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永遠へカケコマン!

『かけこみ亭』配信コラボライブ『カケコマン』を経て。『経験』ということについて、ここ二日間ものすごく考えさせられた。

それは一昨日、近所のライブハウス居酒屋『かけこみ亭』で、図らずも出会った四人が、図らずも『カケコマン』というバンドをその場で組み、

生き様という意味で自身のテーマであったベートーヴェンの『交響曲第九番』が、

麗しの、癒しとしての、『悲愴』に換わり、

やさしく開演を告げる、その音をヴェールに、幕も上がる。

はるか曇り空の壁に風穴を開け、ブルースを真実の歌に換えて潜り抜け、たどり着いたその雪国を、辺り一面の雪景色を、一瞬で焼き尽くすかの如く、火花のように咲いたその瞬間、

平たくバランスを取ろうと努めていたこのカラダという一匹の龍が、もう無理!もういいじゃん! ソイさんが僕の魂を読み解き、言ってくれたように、

もう、自分に💙素直に💚健やかに💜カバレットかますならナウシカノーパンドラゴンロードでいいじゃん!って、

はじめに音在りき。無音の重低音からはじまったこの宇宙のように、

完全に突き抜けたところにバランサーを入れ、自分自身のために加速装置を入れることを許し、

細胞具 銀河鉄道 777

隣にいる純粋な瞳のギタリストの、つぶらなブラックホールに吸い込まれることに酔いしれながら夜空に遊び、

声で口づけ合うことが、まるで自然現象であるかの如く、歌でつながり合う。終わらない終わらない終わらないと、ギタリストが歌う最中に。

美しく生きることを自分に誓ったアゲハたちが卵を産みつけに来る新緑の香りを頭から垂らしたレモンバームピアニカは、真っ青な空にファックと描いた骨の魚を泳がせその反射神経で素粒子の歌をそのひとつぶひとつぶをアゲハの卵に換えて葉で抱き、

次の瞬間には、それらを一瞬で羽化させるかの如く、私もあなたもカラダもカラダじゃないものも、んなもんここでは関係ない!とすべてを音の波でつないで抱き寄せては解き放ち、

それら全てのモーションを、時という川を、小さな小部屋に穴を開けて封じ込めて、またその穴から吐き出す活火山が支配していた。

火山には、踊りと眠りが、同時にある。

不動の悲しみを微塵も見せずに内包する音の壁と、全てを生きることへの歓喜に換えるマントルの躍動だけがそこに立つ。一切誰も傷つけない、強靭な拳を振りかざしながら。

そういった美しい戦慄を纏う抑揚の中で、その抑揚こそが自分のバランスであることを再度認識した今、

ひとりの作家が誕生し、また、同時に、いざ!永遠へかけ込まん!とする、もうひとりの自分が、さらに加速したいと疼き出す。

街に灰が降ることを日常化した桜島のように生きようと思う。

そういう星のもとに、つまりは我が家族に、天性のつながりを持って生まれたのだから。

「クワガタが入ってくるから襖をちゃんと閉めてね」と、お袋につぶやかれる実家に暮らす作家は、

何か気配がして振り向くと、そこ団地の廊下の天井に貼り付いたノコギリクワガタがいるという日常の中で、

ノコギリクワガタを2匹、コクワガタを2匹、「足元に気をつけて歩けよ」と、親父が家の中で放し飼いにする3LDKコンクリートジャングルで、

放し飼いであれば逃げる自由があると言うことでその生態系にまぁ賛成し、なぜか、2日にいっぺんクワガタが、我が家の玄関の前に駆け込んでくる、そんな普通の家のとっつあん坊やが、

ピュアブラックホールギターマンに、

「いや、ラストの曲のつなぎ。チャンネルがスコンと入るみたいに意識のフェイズが換わったんです。あの連結に、久々に心がイッたんです」

とお伝えし、

「年の功というのはあるんだよ」

ってつぶやかれ、

その顔が、

美し過ぎて、

永遠が、

生誕す。

かけこみ完了。

https://www.facebook.com/100010201391642/posts/1207694589580576/?d=n  ←ライブはこちら

虹の花束
「いつだって 涙は 想いを 正確に 形にかえてくれるから」

ピアノで編んだ音の詩集

ポエミュージック1stアルバム


「涙(にじ)の花束/雨の花びらで花束を編む」

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