犬の飼い方

#俳句 好きな俳人 : まだいません。

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  • めんどくさがりの俳句日記

    俳句つくりたいけどつくるのがめんどくさあなひとの言説

記事一覧

"上田麗奈についての私感"「この色、いいな」篇

平成が終わろうとしている。でも、そんなことはどうでもいいことではないだろうか? それよりももっと大変なことがある。そうだ。WebNewtypeで連載されていた「この色、い…

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【雀】スズメ目ハタオリドリ科の小鳥。季節を問わず主に人家の近くに巣をつくり群棲する【無季】

今朝は用事があって駅へ歩く道すがら茶色い柔らかそうな塊が潰れているのを見た。白い側溝の上で少し目立つ。最初は台風が運んだ泥土や犬のフンかと思ったけど違うらしい。…

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気まぐれ短歌

まったく俳句を読み書きしていなかった。三橋鷹女とか中村汀子とか読んでたのが遠く昔のように思える。そのあいだヨーロッパの近代詩をぽつぽつ翻訳するほかはほとんど詩に…

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【感想※ネタバレ】僕の心のヤバいやつ【接触フェティシズム】

いま最も熱い漫画のひとつである『僕の心のヤバいやつ』がそろそろ佳境を迎える。 現在大絶賛刊行中の3巻以降、隔週のweb掲載では重大事件が次々と起こり、おそらく4巻では…

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【Web投句箱】9月【爽やか】秋の季語

俳句をつくるのには目的がいることもある。普段から俳句にどっぷり浸かっている訳ではないわたしみたいなひとは特にそうだ。今までに二つの記事に渡って2つの季語で俳句を2…

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【俳句千本ノック②】唐黍・玉蜀黍・もろこし【秋】イネ科の一年生作物、煮たり焼いたりしても美味

きのう田舎から玉蜀黍が送られてきた。毎年のことだ。黄色い小さな粒のひとつひとつの表面が照明を反射してる。まるで整然と並んだ高層ビルの窓みたいに。そう考えるのは上…

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俳句【帰り花】反省会

お酒飲んでいい気分になったのでこのまえの句にダメだし! 1 帰り花路面をすべる猫に散る 動きがある。横から下へ。でも帰り花は咲くもので衒いすぎ。低木を想定してるに…

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【俳句千本ノック①】帰り花【冬】 小春日和などで季節外れに咲く花

ど下手くそ俳句。普段からつくらなきゃできるわけない。それに衒えば恥ずかしい。シンプルに。とりあえず千句つくれば慣れるだろうという感じで、ささっとつくる。 今回は…

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"上田麗奈についての私感"「この色、いいな」篇

平成が終わろうとしている。でも、そんなことはどうでもいいことではないだろうか? それよりももっと大変なことがある。そうだ。WebNewtypeで連載されていた「この色、いいな」が終わってしまったんだ!

ウェブコラムをほとんど読まないこんな私でさえも、さすがに毎回かかさず確認していた、あの「この色、いいな」が次回の更新でその歩みを止めるらしい。
「なんで!?」という感嘆は尽きないが、とにかく連載が

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【雀】スズメ目ハタオリドリ科の小鳥。季節を問わず主に人家の近くに巣をつくり群棲する【無季】

今朝は用事があって駅へ歩く道すがら茶色い柔らかそうな塊が潰れているのを見た。白い側溝の上で少し目立つ。最初は台風が運んだ泥土や犬のフンかと思ったけど違うらしい。液体っぽくないし粒子も細かくない。周りには父子と青いジャンパーを着たなにかの業者らしき男がマンションの軒下を見上げるような姿勢で立っているだけで、この色が階層的にところどころ異なる(茶だったり朱だったり淡黄色だったりした)物体に注意を向けて

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気まぐれ短歌

まったく俳句を読み書きしていなかった。三橋鷹女とか中村汀子とか読んでたのが遠く昔のように思える。そのあいだヨーロッパの近代詩をぽつぽつ翻訳するほかはほとんど詩には触れずにいた。でも五七調というのは体のどこかに根を下ろしているようで、意図しないところでふと口をついて出る。翻訳のなかにもそれはあって、まったく違う言語の中にいつのまにか奇妙なリズムをすり寄せていることをなんとなく反省する。理屈ではなく五

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【感想※ネタバレ】僕の心のヤバいやつ【接触フェティシズム】

いま最も熱い漫画のひとつである『僕の心のヤバいやつ』がそろそろ佳境を迎える。
現在大絶賛刊行中の3巻以降、隔週のweb掲載では重大事件が次々と起こり、おそらく4巻ではいままで主題化されていた市川と山田の内面と関係の変化というより、二人を取り巻く環境のほうへと軸が移されていることが総覧されるであろう。
長い(本当に長い)冬休みの中で、私たちはあの見慣れた図書室のことなどとうに忘れてしまったようだ。外

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【Web投句箱】9月【爽やか】秋の季語

俳句をつくるのには目的がいることもある。普段から俳句にどっぷり浸かっている訳ではないわたしみたいなひとは特にそうだ。今までに二つの記事に渡って2つの季語で俳句を20個つくったけど、そんな風に同じ季語をすり切れるまで使うような俳句づくりは間違ってる気がする。じっくりと一つの季語に向きあう。そんな真面目な態度も必要なんじゃないか。などと考える。ひとに読んでもらうことを念頭に置けばもっと推敲するだろう。

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【俳句千本ノック②】唐黍・玉蜀黍・もろこし【秋】イネ科の一年生作物、煮たり焼いたりしても美味

きのう田舎から玉蜀黍が送られてきた。毎年のことだ。黄色い小さな粒のひとつひとつの表面が照明を反射してる。まるで整然と並んだ高層ビルの窓みたいに。そう考えるのは上京してからもう随分と帰ってないからかも。来たのはいつもよりも少し遅かった。今年の7月はずっと雨で収穫時期がずれたらしい。8月の半ばくらいに食べるから、ずっとトウモロコシの季語は夏だと思い込んでいたけれど歳時記を見ると秋なのだ。俳句では123

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俳句【帰り花】反省会

お酒飲んでいい気分になったのでこのまえの句にダメだし!

1 帰り花路面をすべる猫に散る

動きがある。横から下へ。でも帰り花は咲くもので衒いすぎ。低木を想定してるにしても「すべる猫」は低く、路面よりは垣根のほうがいい。「帰り花咲く垣根わけゆく猫か」微妙、、、「返り花垣根の底に睡る猫」返り花である意味ある?「紫陽花や垣根の底に睡る猫」のほうが自然じゃないか。

2 しゃがんで摘んだ帰り花のかんざし

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【俳句千本ノック①】帰り花【冬】 小春日和などで季節外れに咲く花

ど下手くそ俳句。普段からつくらなきゃできるわけない。それに衒えば恥ずかしい。シンプルに。とりあえず千句つくれば慣れるだろうという感じで、ささっとつくる。

今回は10句。お題は「帰り花」

1 帰り花路面をすべる猫に散る

2 しゃがんで摘んだ帰り花のかんざし

3 あかつきや闇を切りとる帰り花

4 帰り花あなたが揺らぐ肌のなか

5 柑橘系の帰り花ってあるの?

6 坂くだる足に夜勤の帰り花

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