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FNS27時間テレビのダンス企画が感動しすぎた件。各チームの詳細と個人的な順位、比較。


2024年7月20〜21日、フジテレビにて27時間テレビが放送された。
今年は「新しいカギ」メンバーが中心となり、フジテレビの人気番組とのコラボや、様々な企画で構成され
「日本一たのしい学園祭」をテーマにバラエティ豊かな内容となった。

そんな中、締めの企画となったのは
「カギダンススタジアム」
これが本当に感動した…!!😭
今回27時間テレビはほとんど視聴してなかったので『せっかくだし最後に少し見ておくかー』と思い何気なくチャンネルを合わせたのだが
結局最後まで視聴。そしてなぜもっと初めから見ておかなかったのかと後悔するくらい
ダンス企画が良すぎた。
バラエティーメインの27時間テレビで、まさか涙するとは思わなかった。

あまりにも良かったので、ここではダンス企画とチームごとの内容など詳細に記すとともに
個人的なランキングと感想を綴っていく。



・カギダンススタジアム 内容

27時間テレビ締め企画となったダンス。約3時間の枠を設けており、最後にふさわしい内容であった。
今回の企画内容としては、レギュラーメンバー7名(司会の粗品は除く)と、全国から選ばれた高校やチームとそれぞれタッグを組み2〜3ヶ月間猛練習。
一組ずつダンスを披露し審査員の点数から順位と優勝を決める、というもの。
また、それぞれの練習過程もVTRにてまとめられており、それも含め感動を誘った。

審査方法はよくあるやり方だが、この方式だと最初のチームはどうしても得点が低くなる傾向にあり、結果的に順位を見ても公平な結果とは思えなかった。
審査員は5名で各100点満点の持ち点だが、
一番最初のダンスがどれだけ良くても、その後のことを考えると高得点は付けづらい。そして印象も薄れていく。
そして結果的に一番最初に披露したチームは最下位となっていた。だが個人的にはもう少し上でも良かったように思う。
なので、ここでは出場順は関係なく
改めて全てのダンスを見返した上で、客観的な判断でランキングをつけてみる。
多少は個人的な好みも含まれるかもしれないが、そこはご理解いただければと思います。

・実際の結果順位について

今回、審査員の1人が「順位なんてつけたくないよー」と言っていたが、その通りで
どのチームも本当に良かった。
同じダンスとは言っても、ストーリー性を強調した内容、笑いを中心としたスタイル、ダンスクオリティーに重点を置いたチームなど
それぞれに特色があり、見てて全く飽きなかった。
各カラーがあるので得点を付けるのは少し違うような気もしたが、番組を盛り上げる為の方向性だったように思う。
審査員はダンスや演出のプロ5名だったが、点数を付けるのは難しかっただろう。

そして実際の結果が、
1位 チョコプラ松尾×武南高校 495点
2位 丸山礼×北九州市立高校 493点
3位 ハナコ秋山×三重高校 488点
4位 霜降りせいや×KADOKAWA DREAMS YOUTH 485点
5位 チョコプラ長田×宝仙学園高校女子部 483点
5位 ハナコ菊田×1Million 483点
7位 ハナコ岡部×花巻東高校 476点

と、いう順位であった。(各500満点中)
もちろん1位のチームも良かったが、
出番順に大きく左右された結果だと感じた。

なので順番関係無く、あくまで客観的に見た上で、個人的なランキングをつけてみた。

・個人的な順位

ここでのランキングは、
ダンスのクオリティー、演出、インパクト
カギメンバー&部員との一体感など
総合的に見た上で順位をつけてみた。
なお、比較として実際の順位も()で括っておく。

1位 ハナコ秋山×三重高校 (3位)
2位 チョコプラ松尾×武南高校 (1位)
3位 チョコプラ長田×宝仙学園高校 (5位)
4位 ハナコ岡部×花巻東高校 (7位)
5位 霜降りせいや×KADOKAWA YOUTH (4位)
6位 丸山礼×北九州市立高校 (2位)
7位 ハナコ菊池×1Million (6位)

以上のランキング。
では、ここからはそれぞれの演出内容と感想を
7位からまとめていく。

・各チームの内容と感想(個人的順位から)

7位
ハナコ菊池×1Million(韓国)

順位的には最後になったが決して悪いというわけではなく、あくまでも比較でこの順位に至ったことを先に記しておく。
ここのチームは唯一の国外。韓国の有名ダンス教室のようで、
場所的な面で合同練習が難しいことや、言葉の壁もあって不利だったように思う。

テーマはゾンビ。ハナコ菊池演じる研究員?が1人に注射を打ったことで次々と感染し全員ゾンビに変貌、という内容で
他のチームは基本的に陽気なテーマだった為、ホラー要素のある演出が個人的には気に入った。
韓国の名門ダンス教室から選ばれたメンバーということで少数精鋭で、ダンスクオリティーは申し分なかった。
が、ハナコ菊池のダンスが少なかったことや一体感ということで考えると、あまり高得点とはならずストーリー性も他チームと比べると薄かったように思う。
このチームは練習途中でテーマを全く別のグレイテスト・ショーマンに変更する案も出たようだが、結局ゾンビに戻りハナコ菊池も混乱してた様子がVTRにも収められていた。それがちょっと面白かった。笑
あと菊池さんの研究員衣装がめっちゃ似合っててもう少しダンスパートを増やしてあげてたら、もっとカッコよくキマってたと思う。

イメージ。

あとダンスとは関係ないが、このチームは出演順一番最後で、結果後メンバーの1人が悔し涙を浮かべながら感想を言ってたのだが
番組終盤ということもあり尺が少ない中で、韓国語で長々と感想を述べてた部分が、少し物議を醸した。
通訳の女性が日本語に訳していたが
尺の関係もあってか、かなり端的に収められており実際はもっと良いコメントをしてたと思うし、今回のダンススタジアムへに対してチームの想いが強かったように感じた。
日本人の中には嫌韓民が多いのも実情で、批判も起こってしまう。
チームメンバーには何の罪も無い中、色々可哀想で…見ててつらくなってしまった。
でも私はこのチームを称賛したい。日本と韓国という色々な壁があった中で、しっかり最後まで完成させたこと、
それだけで凄いと思うしダンス技術においても申し分ない。

6位
丸山礼×北九州市立高等学校(福岡)

カギメンバー唯一の女性、丸山礼が参加。
テーマは「失恋」
丸山さん演じる失恋した女性の感情や、前向きになろうとする姿をダンスで表現。

ダンスの演出で、司会の粗品やラウールを次の彼氏候補として引っ張ってくるシーンがありそれを拒否するシーンが面白かった。笑
しかもラウールまで振るとは、なんとも贅沢な女である。。
他にもジョウロを使って水をかけられるシーンなど、クスっと笑える場面も多く表情も豊かで、丸山さんの良さが活かされた内容であった。
出演順が最後の方だったこともあり2位という高順位だが
曲が全体的にスローテンポだったこともありダンスの難易度があまり感じられなかったことや、他と比べると印象的には薄かった為、個人的には6位。
でもVTRを見てると、丸山さんと部員達が和気あいあいとしてて楽しそうで、
雰囲気的には1番仲良いように見えた。丸山さんがチームに加わってとても嬉しそうな部員の様子が伺えた。

5位
霜降りせいや×KADOKAWA DREAMS YOUTH(神奈川)

プロチームの参加。ライバルの高校生達から見れば圧倒的王者の位置に君臨するようなチームである。
テーマは鉄矢とのコラボで、せいやの得意とする武田鉄矢モノマネとダンスを融合させた演出で、全体的に笑いが強かった印象。

画像右、鉄矢。

かっこいいダンスをキメるKADOKAWAメンバーの中から鉄矢が登場し、鉄矢が突然変異したかと思えば
ライオンキングの曲が流れ「僕は死にましぇーん」と生還し、その後は「カッコ良いペイペイを決めてみろ。」と、ダンスとPayPayのコラボなど
切り替わる笑いの中にシュールさが相まって、個人的に凄く面白かった。笑
ただ全体的に見てみると、せいやのダンス場面が少なかったことと、バランス的に笑いが強かったこともありダンスの印象は弱くなったこともあってこの順位。
だがKADOKAWAのダンスはアクロバティックでかっこ良かったし、ダンスのクオリティーが感じられた。
せいやのダンスはなんとなく可愛く、そのコンビネーションも良かったように思う。
(ダンスに関する知識は無く、専門的な見解ができずごめんなさい)

反省するせいや。

なお終了後、せいやの感想として他チームの情報が分からず、笑い要素が強くなってしまったことや、後ろの画面を使えるのも知らなかったことなど、KADOKAWAに対して申し訳ないと、気持ちを吐露している。せいやチームの前がハナコ秋山チームの感動的な演出でめっちゃ泣いた後だったから、練習過程のVTR含め面白くて和んだし、ダンスと笑いの融合として上手くまとめてて普通に良かったように思う。

4位
ハナコ岡部×花巻東高等学校(岩手)

トップバッターを務めたのがこのチーム。
テーマは「アニメ」
最初のプレッシャーもある中で、有名アニメソングをメドレー式に、楽しくインパクトのあるダンスを披露。

アニメ曲は老若男女楽しめるとともに、選曲もちびまる子ちゃんやサザエさんなどフジテレビとの相性も良く、良いテーマだったように思う。
最初の曲はワンピースで、実際のナレーション担当の方に依頼し、この日の為にオープンニングセリフを特別に収録したもの。
あと個人的におジャ魔女どれみの曲入ってたのが嬉しかった…!アニメ曲×ダンスの良さを感じた演出であった。

ダンス部のコーチを務めるのが、世界でも活躍するプロダンサーの女性でVTRを見てると厳しめな印象。
なので練習時もピリついた雰囲気があり、ハナコの岡部さんが学校へ練習に来た時には部員達に対し、
「ちょっとあんた達!岡部さん後ろで練習してくれてるのに、その間あんた達は何やってんの?💢もっと自覚持ってやってもらわないとー…」云々と
そんなシーンが度々映り、親の説教みたいで面白かった。笑

でも厳しい言葉の中でも愛が感じられ、それは演出にも活かされていて、
女子部員が大半を占める中で、個性的な男子部員がおり、
キューティーハニーをその男子部員ソロで務めていたり、最後のちびまる子ちゃんでもセンター的なポジションに持ってきたいたりと生徒のキャラを上手く使っていた印象。
そして、岡部さんもこのチームにピッタリだったように思う。

ルフィーやちびまる子ちゃんの衣装も似合っていて、番組スタッフも上手くキャスティングしているなぁと思った。
全てにおいて相性がマッチしてて、楽しい演出でとても良かったのに順番が1番目だったこともあり結果的に順位が最下位になっていたのが可哀想。。
もっと評価されても良いと思ったチームの1つであった。

3位
チョコプラ長田×宝仙学園高等学校女子部(東京)

ハナコ岡部チームと迷ったが、僅差でこの順位。
こちらのチームのテーマは「白ギャルVS黒ギャル」
平成と昭和の楽曲を上手く使ったストーリー仕立ての演出。長田さん得意分野の小道具も使われており、全体的に迫力があって良かった。

長田さんは教師役として出演。カギメンバーとしては最年長で、あまり踊るイメージも湧かないがしっかりとデュエットパートも務めていた。
そしてこのチームはダンスと演出、小道具使いの全体的なバランスがとても良かったように思うのと、
4分間という短い時間の中で、ストーリーの起承転結がしっかりとあって、短編舞台を観ているような1つの作品として見応えがあった。
曲も幅広い世代に刺さるような選曲で総合的に見て完成度が高かったのでこの順位。

2位
チョコプラ松尾×武南高等学校(埼玉)

実際の優勝チーム。100点満点を出す審査員が続き、ダンス&審査含め会場は大いに盛り上がった。

テーマとしては祭り。
そして4分間の中でダンスジャンルを全て組み込むという内容。
太鼓と夏祭りの楽曲からスタート。「日本一たのしい学園祭」を見事に体現したような構成で優勝にも相応しい。
そして1番凄いと思ったのは松尾さんがずっと踊り続けてたこと。他のチームはメインとなるカギメンバーの出番が無い部分も所々あった中で、松尾さんはほとんど舞台袖に行くことは無く常にダンスをしていたこと、
そしてダンスをオールジャンル習得するのは思ってるよりも大変だが、見事に踊りきっていた。

本人は口にしないと思うが、かなり練習したと思うし、そういう部分も評価され今回優勝に至ったところだと思う。
最後の方では高さのある場所でタップダンスも披露していたが、あれ実際に立つとかなり怖いし、もしミスったら分かりやすくバレてしまう。
緊張感もある中でやり切ってたのが見事だった。4分間、素晴らしいパフォーマンスで個人的に2位という順位をつけているが、このチームが1位でも全然納得できる。

1位
ハナコ秋山×三重高等学校(三重)

このチームはめっっっちゃ感動した😭
なので感想も長文になります。
出演順が2番目、最終結果は3位なので、改めて出演順の不公平さを感じる。。
あまりに感動して、画面越しなのに自然と涙がこぼれ
これは自分だけ?と思ったら、どうやら同じように思ってた視聴者は多数いたようで
反響が1番大きかったのは間違いなくこのチームである。

テーマは「家族」
これは実際に部員からアンケートも取った結果、決まったテーマで、思春期の娘と父親との葛藤や愛が
ストーリーとダンスで表現されていて、父親役がハナコ秋山となっている。

父と思春期の娘がテーマ。


流れとしては
朝、父親の行ってきますを無視する娘→会社で怒られながらも頑張る父の姿→17年前に娘が生まれて喜ぶ様子→小学生の娘と応援する父→思春期の今、娘と父親のlineバトル→絆が深まる親子
と、4分間3曲で構成。
娘が生まれるシーンが、まず泣けた。親と娘の関係性が上手く描かれていた。
ストーリーも良かったのだが、ハナコの秋山さんのダンスが感動。
レベルの高いダンスを初心者とは思えないくらい完成させていて、「頑張った」とか「努力」とか、そんな言葉一切使わなくても、伝わるんだなと感じた。
そして難易度の高いシフトという技も最後にバッチリと決め、会場を湧かせた。

それと同時に後ろで見守っていた部員たちの喜ぶ姿も見え、絆の深さが伺えた。
普段はそこまで目立たない位置の秋山さんがセンターで踊る姿は、本当に輝いていてスターそのものであった。

圧巻のパフォーマンス。

その一生懸命で真っ直ぐな想いがダンスを通して伝わってくるようで、私もだが涙する視聴者が続出したように思う。
そして司会の粗品やラウール、出演者達も泣いていたので、その努力は本物だと思った。

青春そのもので、まさか27時間テレビのダンスで泣くとは思わなかった。
順位としては3位だったが、出演順がもう少し後だったり視聴者投票などがあればこのチームが優勝だったと思う。
ダンス、演出、一体感、全てにおいてパーフェクト。というかそれ以上でこんなに感動するダンスはなかなか無い。
もちろん他のチームも良かったけど、心に響くという点ではナンバー1だった。ダンス部顧問は同校男性の先生だったが、全部考えてるなら天才だと思う。

・まとめ

以上、長くなりましたが
それぞれの内容と個人的な感想でした。
正直、ダンスでこんなに感動するとは思わなかったし
最後にこの企画を持ってきたのは大正解だと思う。
順位は付けたけど、各チーム個性豊かなダンス作品で約3時間という長尺でもあっという間で、見てて飽きることは全く無くむしろ見入ってしまったし、
全チームの一生懸命な姿、特にカギメンバーはほとんどダンス初心者な上、仕事もあって忙しい中で
合間を見つけて練習し完成させて
しかも27時間ほぼ寝てない状態で踊りきったのは凄すぎて…さすがスターである。
あと個人的には粗品のダンスも見てみたかった。
長身で手足も長く、本気で踊ったらカッコ良いと思われる。。

ダンスは個人プレーではなく、部員の想いを背負ってる、それぞれ相当なプレッシャーがあったと思う。
どのチームも素晴らしかった…!!ダンスチーム、カギメンバー、スタッフ含め、
関わった全ての皆さんに拍手を送りたい。

…という、イチ視聴者の感想でした。
テレビでこんな感動することなかなか無くて、記録として残しておきたく
こうやって記事にしました。
なかなかの長文になりましたが、
読んでいただきありがとうございました。


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