スニフ

困り感を抱えた息子(2014年生まれ)夫との3人家族。2024年、息子がホームスクール…

スニフ

困り感を抱えた息子(2014年生まれ)夫との3人家族。2024年、息子がホームスクールを経て復学したのを機にライター修行開始。同年6月ライティングコンテスト佳作入選。最近の息子の成長ぶりと、そしてあの頃の私のように彷徨っている人達に「多様な学びと生き方」をインタビューで伝える予定

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東京報道新聞社主催「第5回ライティングコンテスト佳作入選記事」

「五感のレシピ」 塩。それは私達の暮らしに欠かせない調味料です。現代の製法の主流は「釜炊き」で、一気に高温で炊き上げます。その為、効率的に大量生産することが可能です。しかし、その過程でミネラルが損なわれることもあります。その対極にある製法が、太陽の力でつくる「完全天日塩」。日本は高温多湿なので、自然の力だけで海水を蒸発させるのには、困難が伴います。 それでも、完全天日塩にこだわる若者がいます。「田野屋銀象さん(1993年生まれ)」です。彼は高知県の大自然の中で生まれ育ちまし

    • 赤紫蘇、その後。

      前回から随分と更新が滞っておりまして。 息子が夏休みに突入したからであります。 まず、親としては宿題の量がどのくらいあるのか知りたいところ。 それによって、色々と家族の行事も変わってきます。 聞いても答えません。やっと答えたと思ったら「4科目あるらしい」 そりゃ、そうでしょうよ。「英語はないのね?」「うん」 歯切れが悪い。これは通知表が良くなかったな。。。 フリースクールと学校のダブルスクールをしている為、決まった曜日の決まった科目を受けられず、評価がつけられないのだと、前

      • ササっとヤマモモ

        とある外国人の知り合いに贈り物をする機会がありまして。 息子は、なんでも最初から最後まで手作りにこだわるんです (良いことだけど、親としては非常に面倒) で、私が最近、草木染めに凝っていることから、手拭いを染めると。 染料は何にする?と言うと「ヤマモモ!美味しいから」(染めるんじゃないの?) というのも、植物や樹木が大好きな息子は、学校でも色んな樹木を見つけてきます。 で、食べてると案の定、女子に注意されるという。 それで理科の先生にお願いしたら、ヤマモモの実を拾わせてくれた

        • たんぽぽ・ポポポ

          去年の春はホームスクールだったから、割とのんびり遊んでいました。 前の学校の子とも「映画ドラえもん」見に行ったり。 でも今年の春は慌ただしかったの。息子が所属する冒険チームで長期のキャンプに行ったから、まるで私達夫婦は会話もなく、老後のような春休みでした。 でも息子が帰京してギリギリ 「たんぽぽがまだ咲いてるから摘みに行こう」ってなったの。 「あの緑道のたんぽぽは全部、僕がフゥ〜って吹いた種が飛んで生まれたんだ」と誇らしげな息子の横顔。まだほっぺがプクッとしていて変わらないな

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        東京報道新聞社主催「第5回ライティングコンテスト佳作入選記事」

          これからの季節に!赤紫蘇ジュース🥤

          実は去年のホームスクールの時にやりたかったことがあります。赤紫蘇を使った横断的な学び。 ①煮詰めてシロップにする。クエン酸を入れるとどうなるか、お酢を入れると(理科) ②取り出した赤紫蘇を干して乾燥。ミキサーに掛け、海水からの釜炊き塩と混ぜてふりかけ「ゆかり」に(家庭科) ③最後は草木染め(生活)  でも、この時期って梅雨でしょう? そうすると息子は家を飛び出してしまうんです (家出じゃないよ) 「雨に当たりたい、水たまりごっこしたい」と。 雨の中、走って転んで救急外

          これからの季節に!赤紫蘇ジュース🥤

          甦って、潰されて。

          自由研究シリーズ② スギナを見事に再生させた我ら(私と息子)特に私が調子に乗りまして。 「まだ山ほどスギナ生えてるよね。採ってきて酵素ジュースにしない?」 息子、賛成。なぜなら以前行ったことのある酵素カフェのジュースが美味しかったから、あれが作れるなら、と。(ここで作れるよ、とは保証しない母) いざ!出陣。 怪しまれないように、首元まですっぽり埋まるタイプの帽子を被り、いかにも 「ボランティアしてます風」を装ったけど、息子曰く「それ、怪しいから」 それでも、知り合いに会いた

          甦って、潰されて。

          スギナよ!甦れ。

          スギナ、ご存知ですか。 ツクシの地下茎です。地下で繋がってるんです。 ツクシが終わると次に咲いてくるのがこのスギナです。 まぁ、雑草といえば雑草。 まだ3月で割と寒い日だったんです。ツクシが少し残っていたのを、学校帰りの息子が大喜びして! それを翌日、学校で話したらしいんです。 でもいつも通り、息子の話は長いので(笑)みんな、さーっと引けて行ったらしいんですね。 余談ですが、過去にこんなことがありました。 息子が、「ねーねー、ミツバチの巣を見に行かない?」 「ねーねー、ムク

          スギナよ!甦れ。

          つよし!お前もかっ!

          6月下旬から最近の暑さは異常ですよね。 ついに「梅雨型熱中症」なんて言葉もできましたね。 おかげで、息子不在中の家庭菜園は、息子の指示書きにあった通りには進んでいません。 ①カタツムリ、ものすごい勢いで孵化し続けております、まもなく100匹に。 主人がお世話しているのですが、昨日「俺は帰宅してからずっと孵化したカタツムリを保護して別ケースに入れ替えることしかしていない!」とメガネを外して老眼と戦いながら、チビツム達を救出していました。 ②あまりの暑さに野菜と植物の水やりが

          つよし!お前もかっ!

          とうもろこしのお髭

          その頃、と言っても一年しか経っていないんだけど、ホームスクールだったので、気ままに過ごしていた。 息子のやりたいことを1番に。だから毎週のように海に行ってた。 海の近くには産直がある。海から上がり、シャワーを浴びて産直で朝採れのとうもろこしを買うのが楽しみだった。 産直のそれは、スーパーで売られているのよりも、ゴツいというか、立派というか、皮も髭も「ありのまま!」という感じで、とにかく甘くて美味しかった。あまりにお髭が立派なので、息子の鼻の下に置いて「裸の王様ごっこ」をしたも

          とうもろこしのお髭

          枝豆と産毛

          今日、息子が大事に育てていた枝豆が収穫できた。 残念ながら、息子が今、不在で最初の収穫を食べさせてあげられないのは残念だが、冷蔵庫に夫のビールを発見したことだし、美味しくいただきます。 息子は生き物植物が大好き。 今日はその植物のこと。去年に引き続き育てている枝豆。 息子がポット苗ではなく、なんでも種子から育てるのが好きです。 そしてなんの野菜を育てるかの基準も子供らしいというか。 枝豆は「垂れ下がってる姿と産毛が可愛いから」 そういう息子のほっぺたには枝豆より可愛い産毛が

          枝豆と産毛

          クリームパンとツツジのお話

          この春から草木染めにハマっている。 キッカケは家族でチャレンジした琵琶湖一周(通称ビワイチ)の為に襷をして走ろう、そこにエールを書こう、という息子の提案だった。 今思えば、息子のクリエイティブに私が口出しするべきではなかったと思うのだが、つい 「だったら桜の枝染めにしない?」と。 そして2人で緑道に枝を集めに行くも、どれも枯れたもので若木ではない。 煮出して染液にしたが、なんと茶色! ガッカリしていると息子が、「そうだ!ツツジの色染めにしようよ!小さい頃、よくやったじゃない?

          クリームパンとツツジのお話