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枝豆と産毛
今日、息子が大事に育てていた枝豆が収穫できた。
残念ながら、息子が今、不在で最初の収穫を食べさせてあげられないのは残念だが、冷蔵庫に夫のビールを発見したことだし、美味しくいただきます。
息子は生き物植物が大好き。
今日はその植物のこと。去年に引き続き育てている枝豆。
息子がポット苗ではなく、なんでも種子から育てるのが好きです。
そしてなんの野菜を育てるかの基準も子供らしいというか。
枝豆は「垂れ下がってる姿と産毛が可愛いから」
そういう息子のほっぺたには枝豆より可愛い産毛が。髪の生え際にも、まだ赤ちゃんの頃の産毛が残っているのをお風呂で見つける度に嬉しくなったなぁ。
さて、ホムセン(ホームセンターね)が大好きで、いつも放課後、「ちょっと出掛けてく
る」と自転車をかっ飛ばしていく。
「ママ、付いてきて」というのは、だいたい、園芸土を買う時、重いからね。
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去年の夏、私は体調が悪くて、寝込んでることが多かった。
息子のホームスクールも不定期開催になっていて、一人で何かさせることが多くなり、申し訳なく思った、今思えば、どこへでも一人で買い物できるようになったのは、この経験から。
そんなある日、やはりホムセンに行った息子。
大きなものを買う時は、土日にパパが車を出してくれる時ね、という約束だったのに、「だってすごく安かったんだよ!」と汗だくで帰ってきた。
小さな肩に背負っていたのは10Lもの園芸土。
「まだ、下に置いてるんだ」と慌ててエレベーターに走って行った。
どうやってこんな重い荷物を・・・。
帰ってきて、自分で冷蔵庫からカルピスを作って飲みながら説明するのには、
「すごく親切なおばちゃんがいて、途中まで一緒に運んでくれたんだよ。うちのマンションに知り合いがいるんだって」と。
「お名前聞いた?」「ううん」「そういう時は聞いておいて、うちのマンションの人を通じてお礼が言えるでしょう」「はーい」と、コップをシンクに。
「コップは一日一つ、使う度に洗ってからにしてよ」と言いながら、私はギリギリまで寝込んでいたのが嘘のように、洗い物を始めた。
すごく、とにかくすごく嬉しかった。
あの頃の私は、ホームスクールで毎日、本当に疲れていたし、毎日、息子とマンツーマンでイライラすることも多く、何よりも孤独だったから。
毎日、おでこに冷えピタを貼って、息子の川遊びや魚獲りに付き合い、何度熱中症になったことか。
今、ホームスクールを終えて公立に転入した息子だが、学校に行く度、この中の生徒のお母さんの誰かが助けてくれたんだな、と思うと廊下で騒ぎまくってる子供たちを見ても温かい気持ちになる(騒いでるのはうちの子なんだけど)
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