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甦って、潰されて。

自由研究シリーズ②
スギナを見事に再生させた我ら(私と息子)特に私が調子に乗りまして。
「まだ山ほどスギナ生えてるよね。採ってきて酵素ジュースにしない?」
息子、賛成。なぜなら以前行ったことのある酵素カフェのジュースが美味しかったから、あれが作れるなら、と。(ここで作れるよ、とは保証しない母)

いざ!出陣。
怪しまれないように、首元まですっぽり埋まるタイプの帽子を被り、いかにも
「ボランティアしてます風」を装ったけど、息子曰く「それ、怪しいから」
それでも、知り合いに会いたくないお年頃の息子のスピーディーな刈り取り様。
この勢いで宿題を済ませてくれたら、どんなにまだたくさん遊べるか。
(我が家はお勉強より遊び重視なんで)
そんな落胆はいつものことなので、引っこ抜いたスギナをビニールに入れて小脇に抱えて帰宅。
まるで、銀行から大金を下ろしてきた人のように挙動不審だったと思います。

取り過ぎ。ここから根をとって千切って、瓶に詰めやすくします。

この地味な作業の時、面と向かわずに横並びで会話するのが楽しいんですよね〜。
共同作業大好き。「今日はたくさん女子に注意されて嫌だったな」と言うので、
「それって無視されてるより良いよ。解釈を変えれば、君のことをちゃんと見てるってことだし、ありがたいことだよ」
(間接的に、注意しまくりの私に感謝しろよ、と)
「そっか。。。僕のことを見てるのか❤️」と全く違う勘違いをしている息子が哀れでしたが、黙々と作業。
さて、これが終わると、水でワシャワシャと洗って干し網に入れて乾くのを待ちます。

※シンクがスギナのカスだらけになった惨状はご想像ください。
帰宅した主人「何でお前らはいつもやりっぱなしなんだよ!俺は帰宅していつも1時間は、お前たちのせいで立ちっぱなしだ」と嘆いてましたが、これは我が家では普通。
息子、パパに怒られるのが嫌でシンクに散らばったスギナを集めたのですが、それは排水溝を詰まらすだけでした。

ここです!1番左の写真をご覧ください。楽しくなってあまりにも派手にやるので、キッチン水浸し。
しゃがんでマットを拭いてた母さんも水がかかりました。

「ママごめんね」「いいんだよ、あとで一緒にシャワー浴びようね」
「いや、更年期だから立ち上がれないでしょ?」
「・・・・・更年期じゃなくて膝が痛いんだよ、太ってるから」

スギナが乾くまでにやっておくことがあります。息子はコナン視聴。
母はその横で膝を丸めて仮眠「ごめんね、ママ、膝痛いのに」
まぁ、可愛いっちゃあ可愛いんですが、とにかく甘えん坊で、私と同じ空間にいないと安心しない子でした。
ところが最近は「寝室で寝てていいよ」と自分がソファに寝転がってベビースター食べて視聴してます。

やっと甦り、綺麗に!?シャワーまで浴びさせてもらったスギナたち!

この後、息子と私の手で容赦なく潰されて行ったのでした。
欲張りな息子なので、パンパンになるまで詰めて押し込んでました。

息子の小さな手なら、入るんですけど、私の手だと入りませんでした。

そして出来上がった酵素シロップは本当においしくて!
朝の一杯が特に元気になれたような気がしました。

子供って毎日、変化して行くものが好きですよね。
息子は毎日の天地返しが楽しみで、朝起きれない時は「スギナが待ってるよ」と言うと、飛び起きてかき混ぜていました。
たった数ヶ月経っただけなのに、今では蹴っても起きません。
それだけ、学校って疲れるんですよね、子どもにとって。
うちなんて帰宅してからも、一人ですごい勢いで遊んで20時半にはコトンと寝ますよ。
だって宿題の、国語ドリルと算数ドリルの間に、マンションの周りを3周くらいして帰ってきますからね。それからまたドリルやるという。
止まったら死ぬと言われる、回遊魚を思い出しました(見たことないけど)

6月になり、今年の梅仕事はどうしようかと思ってたら「梅酵素シロップは?」と息子の提案!いいね〜あれなら氷砂糖入れるだけで簡単だわ。
(子どもの年齢が上がるにつれ、季節仕事も手を抜いております。)

このヘタ取りが上手。だって私、老眼が。。。口に加えた爪楊枝はコナンに出てくる「眠りの小五郎」とかの真似らしい。

で、こういう「ながら作業の会話」って、楽しいんですよ(あれ、さっきも言いましたよね。うんそれはきっと更年期のせいに違いない)
この時は確か、「好みの子を見つけたんだ。で、そのクラスが体育に行ってる時にそっと、教室に入って席を確かめたんだよ」って、ストーカーかっ!
息子の将来を危ぶみながら、ヘタを取る私の手が震えていたのは、不安からなのか、老眼だからなのかは分かりません。
そしてこの梅は今年は冷凍させました。ホームスクールが終わり、毎日学校に行くようになると、忙しいんですよね。この時点でもう眠い息子。
そしれ冷凍梅の方が梅の繊維が壊れやすくなって、エキスが出やすいという利点があります。

さて、梅酵素は天地返しなしで、毎日振ります。
息子がやる前に、綺麗好きの主人は瓶の蓋がしっかり閉まってるかどうかの確認を怠りません。
完成〜!

誰かさんが、途中で氷砂糖の「お味見」ばかりしていたので、酸っぱめの酵素シロップになりました。

自由研究シリーズでスギナだけにしようと思っていたのに、酵素つながりで梅まで書いちゃって、気付けば「潜入レポ」する予定だった某中学校の説明会に間に合わなくなってしまったという、駆け出しライター失格。
誰からも頼まれてないお仕事って責任感ゼロだわ。
誰かお仕事くださーい。ライターボランティアも🆗です。

実はまだまだ続くスギナの自由研究シリーズ、
次回「ローバ(老婆) には効かない!?」お楽しみに!

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