今年の目標を思い出した話
この仕事を全く未経験で始め、手探りで進んできた1年余りが過ぎた。
何?メンズエステって…
考えながら、工夫しながら、実験してきたような1年だった。
刺激的でやり甲斐のある、だけど色々な自分が試される、かなり癖のある仕事。
始めてすぐに辞める女の子が多いのも頷ける。一方でやり甲斐を持って続ける女の子の気持ちもわかる。
考えさせられることも多く、正解となる施術は何なのか…という答えも決して見つからず、1人1人のお客さんと向き合って、セラピストとしての自分を、独自のサービスを、見つめ直し続けた1年だった。
それはそれとして。
今年の目標を思い出す。
媚 び な い
媚びない人はモテる。いやホントに。
媚びないというのは下手(したて)に出ない、ということ。謙虚さと卑屈さは、似て非なるもの。
私が好きになる人も、そういう人が多いな。
無駄に見栄を張らない。
人と自分を比べて落ち込んだりしない。
良くも悪くも「俺は俺」「私は私」で等身大で生きてる。
嫌われることを必要以上に怖がらない、っていうか。
いちいち、こんなことしたら、引かれるかな…って気にしたって仕方ない。それが自分なんだから。
近づけば皆が離れていくほどに人間性に問題があるなら、取り繕ったって、いずれバレる。とりあえず「隠せば良い」で何とかしようとするのがズルいのだろう。
ありのままで勝負。
過大評価も過小評価もせず、フラットなスタンス。
その姿勢は自己評価、他者評価ともに現れるから、他人を必要以上に神格化することも、無駄に見下すこともない。無駄に羨まない。
それが大事なのは分かってても…、
恐らく私は、誰かを好きになると無意識に媚びを売ってるんだろうな。媚びを売るというほどは行かなくても、見栄を張って背伸びをしてる。
顔色を伺って、一喜一憂してる。
自分に自信がなくて、好きな人には嫌われたら生きていけないような気がして、相手の短期的な反応に必要以上に振り回されて。だから疲れるし、恋は上手く行かないんだろう。
そのままの自分を丸ごと受け止めてもらえるとは、本心では思ってない。
好きな人に甘えているようで、心を許しているように見せて、傷つきたくないから、どこか壁を作ってる。
顔色を伺ってることは、媚びてることは、伝わる。
(あー…、そういう感じね…)って相手に思われて、相手も疲れて、雑に扱われ始めるんだ。
まぁ、そこまであからさまではないけれど、大げさに言うとそういうことなのだと思う。
出会った最初は良いんだけどね。そういえばお互いに見栄を張って見栄を張って、疲れてしまって終わった相手もいたな…。
無理をしない。
気を使わないわけではないけど、好かれようとし過ぎない。
虚勢を張ったってしょうがないんだから、自然体。それで嫌われたら仕方ない。
めちゃくちゃ好かれようとする人は、最初はホントに印象良いんだよね。すごく良い人に見えたりする。でも、それが自然体なその人じゃなければ、そのうちボロが出る。
最初から自然体な人は、一見、少し失礼に見えたり、ぶっきらぼうに見えても、長く一緒にいると、自然な姿を最初から見せてくれてたんだなと気づく。裏がない人。幻滅されにくいし、良いギャップが生まれやすい。長期的に好かれる。
どちらかに偏り過ぎず、そのバランスがちょうど取れてると、一番モテると思う。
理想的なのは、
後者なんだけど、自分が他人からどう見られてるか自覚があって、気遣い度を調整できる人。接客中とプライベートはまた違うだろうし、芸能人みたいな仕事をしていたら尚更、自然体な自分だけではやっていけない。キャラクターを作る方が効果的な場合もある。
ホントは自然体な姿が魅力的で受け入れられると、精神的には、かなり楽なんだけどね。ガッキーとか橋本環奈ちゃん、池松壮亮さん、菅田将暉さん、狩野英孝さんなんかは、良いなぁ…と思う。裏がない感じ。
実際の姿とギャップがあり過ぎて失敗した人は、渡部さんとか、ベッキーさんとかね。
私みたいに、見栄を張っちゃう人の特徴としては、
・自分の短所を受け入れられてない
・理想が高い
・初対面だけは得意
・褒められても後ろめたい
その結果
・壁を作る
・素の姿を、なかなか見せられない
・帰宅するとヘトヘト
・長期的な関係が苦手
…みたいなことに、なりやすい。
例えば、個人的なことで言えば、私は見た目からは、「家庭的で仕事も出来そう」なイメージを持たれやすい。
だけど、片付けは苦手だし、料理もそんなに得意じゃないし、ミスも多い。ちょっとADHDかも…って思うくらい。興味深い分野への過集中な感じと、それ以外への注意力不足な感じの差が激しい。
これはもう半分無意識なんだけど、初対面での印象を良くし過ぎて、後で苦しむ。この仕事的に言うと、新規さんへのウケは良いから、初回には強い。恋愛でも2回目のデートには漕ぎつけやすい。それはそれで1つの長所とは言え。
その後、続けるのがしんどくなるのとセット。
改めて、短所を含めて自分と向き合う必要がある。それを受け入れ、変えるべく努力したいものと、もうそのまま開き直っちゃうものに分けて、勇気を持って、人に隠さずに生きていく。
そうすることで、多分、媚びる必要がなくなる。本当に理解して、ファンになってくれる人が見つかる。
そういう人は、極端に言うと私が何をしようが、興味を持ってくれ、幻滅せずにいてくれ、長く寄り添ってくれる。
対等な関係を築ける。
人にも、勝手に期待して、勝手に幻滅したりしない。失礼だもんね。
そういう1年にしたいと年始に思ったのだった。
心の筋トレをするような感じだね。いちいち傷つかないように。心無いことを言われても、ダメージを受けないように。自分なりに頑張ってる努力を自分で認めてあげて、そこに自信を持つ。
媚びない1年にしよう。
見栄を張らずに生きていこう。
私と似たような悩みを持ってる人は多いと思う。皆が少しでも、自然体で生きていけますように。楽になれますように。
分かりやすいのは、犬とか見習うことですよね。奴らは、見栄を張るってことを知らないから。他人と比べたりもしないし。
できないことはできない、だから何?って、別にそこにコンプレックスを持ったりもしない。できることしかしない。したいことしかしない。相手が自分のことを好きかどうかなんて気にせず、「好き好き好きー♡」って、尻尾をふって飛びつく。可愛い😊
迷ったら、犬を見習います。笑
皆も考え過ぎず、気楽にね。
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ありがとうございます、また書きます。思い出したら、また読みに来てください✨