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【離職率】離職率が高い会社には共通点があった!

日本では、業界ごとに、離職率が大きく異なります。その背景として、業界によって労働環境や待遇が大きく異なります。
これまで大きく差が出てしまうのはなぜなのか、業界別の離職率ランキングとともにご紹介していきます。


離職率が高いのはなぜなのか?

厚生労働省が発表している新規大卒就職者の離職状況の産業別データを見ると、サービス業の離職率が高いことがわかります。

1位 宿泊業・飲食サービス業(61.6%)
2位 生活関連サービス業・娯楽業(56.9%)
3位 教育・学習支援授業(50.1%)
4位 小売業(47.8%)
5位 医療・福祉(46.2%)
6位 不動産業・物品賃貸業(44.2%)
7位 建設業(42.7%)
8位 サービス業(他に分類されないもの)(40.9%)
9位 卸売業(39.2%)
10位  学術研究・専門/技術専門サービス業(36.4%)

ランキング中の8項目がサービス関連の事業であり、BtoCの業界であることがわかります。BtoCのビジネスモデルの離職率が高い共通点は、以下の通りです。

労働時間が長い

個人や一般消費者に対して、サービスやモノを提供するBtoC業界は、平日だけではなく、土日に対しても勤務が発生する場合が多いです。業務時間も相手によって左右されるため、長時間になり遅くまで残業が発生することもあるようです。

健全な労働環境の維持ができておらず、精神的にも身体的にも大きな負荷となり、離職率が高まっているのが現状にあります。

評価がされにくい

売り上げを出したり成果を出したりしても、すぐには評価に反映されない場合が多く、不満が募っていくのが要因となっているケースもあります。自分が取り組んだ業務に対して、正当な評価をされることが社員の働くモチベーションに繋がります。
また、労働時間の長さに対して、給与水準はあまり高くないことも大きく影響していると考えられます。

教育体制が整っていない

サービス業だけに関わらず、離職率の高い業界は、教育体制や労働環境が整っていないことが多いです。離職率が高いと、教育係に人員を割くことができず、業務に集中してしまいがちです。
採用ができたとしても、しっかりと教育ができず、労働環境の改善が難しいと悪循環になってしまうでしょう。

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働く環境を選ぶポイントとは?

就職・転職の際の企業選びのポイントをご紹介します。
早期退職の防止や、長く健康に働く環境を見つけたい人はチェックしましょう。

福利厚生などが整っているか

ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方が浸透し、企業選びのポイントにする方も多くなってきています。
その価値観に対応していくために、福利厚生・休暇制度などを充実させる企業も増えてきています。

福利厚生や休暇制度が充実しているというのは、ワーク・ライフ・バランスを積極的に推進している企業とも言えるので、企業選びの一つの基準になるでしょう。

労働環境

労働条件や給与面もしっかりと確認しましょう。仕事内容が魅力的であったとしても、労働時間に対して、給与や待遇が見合わなかったりすると、離職につながってしまう可能性があるかもしれません。
一つの企業で長く安定的に働きたいと考えている方は、労働環境や給与面、さらには転勤の有無にも注意して確認することをおすすめします。

メンター制度の有無

メンター制度とは、社歴や年齢の近い社員が新入社員のメンタルサポートをする制度のことです。
社員同士のコミニュケーション活性化だけではなく、新入社員や若手社員は身近に相談できる先輩がつくことで安心を得ることができるでしょう。
社員同士のフォローだけではなく、組織単位での成長にも繋がりやすくなります。定期的なコミニュケーションの場が設けられることで、仕事の進捗などを確認することができるので、上司側としても安心できます。


まとめ

離職率の高い業界では、労働環境や福利厚生が安定していないことが当たり前のような印象になってしまっています。しかし、徐々にそういった業界でも働き方改革が導入され始めて、働く環境が整い始めています。
しかし、まだまだサービス業は厳しい環境にあることが多いので、プロのアドバイザーに相談して企業選びをするのも一つの選択肢になります。
自分のキャリアステップや、将来ビジョンに迷っている方は、相談してみましょう。

キャリアの ご相談はこちら↓ (1)


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