牛板九由

小説家、作詞家目指しています。ピアノ弾けるように頑張ろうと思っている最中。四月より某農…

牛板九由

小説家、作詞家目指しています。ピアノ弾けるように頑張ろうと思っている最中。四月より某農業大学に進学します。趣味を広げる1年にしたい。noteでの目標は企画が出来るくらいにフォロワーを増やす。

マガジン

  • 歌物語

    世に出ている歌を物語にしたもの、それが歌物語!

  • 天地争乱(仮)

  • その光が照らすもの

  • 俺の心の詩

    日常のちょっとした感情を詩で表現しました。詩作(歌詞)です(๑•̀ㅁ•́ฅ✧

最近の記事

見せてよ 君の笑顔を いつも真剣な眼差し 笑顔なんて見たことがない 想像してしまう 君の笑顔を どんな花よりも可憐であろう 誰もが足を止めて二度見する 一度でいいから見せてよ 君の笑顔を それさえ見れれば僕は満足だから それさえ見れれば僕は幸せだから

    • あの世が天国ならこの世は地獄だ

      • 迷惑メールで身に覚えのないことを言われてなんじゃらほいってなってる

        • その光が照らすもの 20.幕間

          誘拐事件から一夜が明け、双葉は事務所に来るようにと連絡があった。仕事に行けず、夜まで連絡を取れず行方不明となっていたから呼ばれることはわかっていた。 そして現在三十分以上事務所にいるのだが誰も双葉の相手をしてくれない。とりあえずお茶でも入れて双葉の所属する部署の会議スペースで待っているのだが、誰一人として現れない。 事務所に着いて最初に向かったのは総合事務室。マネージャーは双葉の仕事がないときは部署外の仕事をやっている。だから急の呼び出しのときはいつもそこにいる。 総合事務室

        見せてよ 君の笑顔を いつも真剣な眼差し 笑顔なんて見たことがない 想像してしまう 君の笑顔を どんな花よりも可憐であろう 誰もが足を止めて二度見する 一度でいいから見せてよ 君の笑顔を それさえ見れれば僕は満足だから それさえ見れれば僕は幸せだから

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          7本
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          18本

        記事

          その光が照らすもの 19.東京制覇 7

          昼にショッピングモール入って騒ぎ続けて七時間。金髪にいかついピアスやネックレス、指輪を付けているこの一陣の中にアイドルである双葉がいるなど誰も思わないだろう。しかし黒髪が一人では逆に目立っているかもしれないが。 フードコートで昼ご飯を食べ、ほぼ全ての店を見て回っても、誰一人疲れている気配はない。今の夜覇王はバラバラに活動しているので全員が揃うことはそうないし、気が合うからこそチームを組んでいるから良い気晴らしになるのだから疲れるはずがない。双葉も周りのことを気にしなくていい分

          その光が照らすもの 19.東京制覇 7

          その光が照らすもの 18.東京制覇 6

          「おい、ボロボロじゃねぇか」 「人のこと言えるか?」 「うっせぇ。さっさと本気出せし」 「そのままそっくり返すよ」 翔と賢也は軽口をたたきながら笑っている。 その言葉を聞いて顔を引き攣らせている羽田と古谷。 「本気出せって、本気出していないのか?」 「ああ」 「もちろん」 翔と賢也はさも当然というように言った。 「うちのチームは共闘するとき先に本気を出した奴が負けっていう仕来りがあってよ」 「だからこいつが本気出さないと本気出せないんだわ」 賢也の言葉を翔が繋ぐ。だから納得し

          その光が照らすもの 18.東京制覇 6

          その光が照らすもの 17.東京制覇 5

          次々襲いかかってくる古書の主の下っ端を逆にボコボコにしたのは翔と賢也の二人だけだった。二人対二十数人の戦いはいとも簡単に終わった。翔と賢也の完全勝利だった。完膚なきまでの格の違い。体の使い方も力の出し方も経験の豊富さも何もかもが凌駕していた。 「骨がないな、骨が。脊椎動物とは思えない雑魚さだよ」 翔が心底残念そうに肩を落とす。しかしその頬は緩んでいる。その表情は誰が見ても嘲笑しているとしか見えない。 「ありえないだろ。こいつらには格闘技を習わせたのだ。それをこんなにもあっさり

          その光が照らすもの 17.東京制覇 5

          その光が照らすもの 16.東京制覇 4

          ワゴン車が今見ている建物の近くで止まる。そこから出てきたのは三人のマスクを被った人と神谷双葉だった。誘拐されたというのにその女は抵抗しているようには見えず、自然な足取りで入って行った。 その後、バイクが一台止まった。その人は身をかがめ、抜き足差し足のような動きで建物に入って行く。 その次に来たのは荒々しくバイクを乗り回す金髪男だった。ドリフトを華麗に決め、先ほどとは対照に堂々と入って行く。 「あの人が小室晴人ですか?」 背後にいる部下がその姿を見て聞いてくる。 「そうだ。俺た

          その光が照らすもの 16.東京制覇 4

          その光が照らすもの 15.東京制覇 3

          逆光で顔は見えないがあの髪の色、あの立ち姿から誰だかは一目瞭然である。 「キン、グ」 「おいおいおい、じっとしておけ。ここからは俺が引き受ける。で、双葉ちゃんを誘拐したのはあんたらで間違えないな」 「そうだとも」 ボスと呼ばれる人が答える。 「なら、準備はできてるよな」 今までに聞いたことないほどに冷たい声音だった。ボスと呼ばれる人はひっ、と悲鳴のような声をあげた。十m以上離れているのに晴人の殺気を感じたのだ。 晴人はボスと呼ばれる人に向かって進み出した。その背中から黒いオー

          その光が照らすもの 15.東京制覇 3

          ニコニコ超会議2日間楽しかった

          ニコニコ超会議2日間楽しかった

          ニコニコ超会議に行くのですが何時にあっちに着いていればいいですかね?やっぱ始発乗らないと中に入るの遅くなりますかね?コメントお願いします!

          ニコニコ超会議に行くのですが何時にあっちに着いていればいいですかね?やっぱ始発乗らないと中に入るの遅くなりますかね?コメントお願いします!

          その光が照らすもの 14.東京制覇 2

          学校から向かったのは車などの修理店。と言っても営業はしていない。賢也の親戚の店で、使わなくなったということで使わせてもらっている。主にバイクの置き場に。 車五台が置けるスペースなのでバイクは人数分三十三台が入る。今は幾つか使われているみたいで数箇所空いている。 自分のバイクのバイクカバーを外し、表に出す。 そのとき着信が来た。貴史からだった。 「双葉ちゃんの居場所がわかったぞ。うちのもんが誘拐現場に居たらしく、後を付けたそうだ。場所は今送るから待っとけ」 貴史が一方的に電話を

          その光が照らすもの 14.東京制覇 2

          その光が照らすもの 13.東京制覇 1

          双葉と出会って一週間経った頃、晴人のもとに電話がかかってきた。電話の差出人は富津円。 「もしもし」 『ニュース見た?』 もの凄い迫力で聞いてくる。その声は泣いているように聞こえる。 「見てないけど、どんなニュース?」 『双葉ちゃんが誘拐されたの』 「え」 驚きのあまり言葉を失う。誘拐されたことに対してではない。誘拐されたことを円が知っていることだ。 「いつ、どこで誘拐された?」 『たぶんだけど、九時頃の渋谷』 「何でそんなことわかるんだ?」 『トリッターのつぶやきで。その現場

          その光が照らすもの 13.東京制覇 1

          その光が照らすもの 12.幕間 2

          中学生のときの晴人は荒れていた。荒ぶっていた。ハチャメチャで滅茶苦茶だった。野蛮で横暴で非道で怠惰だった。誰もが恐れ畏怖し話しかけられる人はごく一部だった。ごく一部とは後に夜覇王のメンバーとなる者。高校生の晴人のようになるのは中三になって半年の頃だった。それまでは正しく魔王であった。 中学の三年間で晴人、翔、賢也、奈緒の四人で学校内で壊した物は窓ガラス十二、机八、椅子十、扉十一、トロフィーなどの記念品二十以上、水道六、壁の破損五十以上。生徒からだけでなく教師までもが恐れる存在

          その光が照らすもの 12.幕間 2

          カクヨムにて新作短編を12時にアップします。コテコテの恋愛小説になっています。よかったらぜひ読んでください。予約投稿済みです。

          カクヨムにて新作短編を12時にアップします。コテコテの恋愛小説になっています。よかったらぜひ読んでください。予約投稿済みです。

          その光が照らすもの 11.幕間 1

          双葉は今日、仕事がないので朝から学校に行っている。朝から双葉がいると周りの人は結構びっくりする。特に先輩が。朝から行くといつも先輩たちに話しかけられ、教室に着くのが時間ギリギリになるのが問題の種。 そして今日もまた教室にギリギリで着いたため、友達の話が途中で輪に入れない。しかし今日はちょうど話が変わるところだった。 「今日のニュース見た?警察署内で銃を発砲したって話」 「見た見た。怖いよね」 「なんだっけ、あのグループ?」 「夜覇王」 楽しく話していたはずなのに円が強く細く冷

          その光が照らすもの 11.幕間 1