部門別損益管理~その他の活用の視点~
こんにちは、公認会計士の三上光徳です。
ここ数回のメルマガでは、部門別損益管理をテーマにお伝えしてきました。
本日は、部門別損益管理は“こんな形でも使えるよ”という別の視点をお伝えしようと思います。
その他の視点1:幹部育成のツール
部門別損益管理は、幹部育成のツールとなりえます。
部門の中の一担当者という立場から、部門全体を把握するリーダーへと
ステップアップするためのひとつのツールと捉えるのです。そして、担当する部門全体を把握することは、その先の子会社全体、グループ会社全体を把握することの実践的練習になります。
その他の視点2:業績連動報酬の根拠とする
部門別損益管理を行い、それを管理職や幹部の業績連動報酬の算出根拠とすることも可能です。
但しこの場合、注意点もあります。以前もお伝えしていますが、部門の業績のみにフォーカスしてしまうと、会社全体の損益を無視し、自身が関係する部門の損益のみを向上させようとする、いわゆる“部分最適”の状態に陥ってしまう可能性が
あります。
部門別損益管理は、特定の部門ではなく会社全体としての収益向上を目的とするものですので、その目的がブレてしまわないよう、会社全体に責任を持つ経営者として、常に注意を払っておきましょう。
本日もお読みいただきありがとうございました!
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三上光徳
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