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分析力の土台は型で決まる

こんにちは!本日も分析ラボ通信の開封ありがとうございます。

今回は、分析力をアップさせるためのポイントとして「分析の型を決める」 という内容をお届けします。

では、早速内容に入りましょう。


分析力の土台は型で決まる



何かの土台を築いていく場合、 基本的な方法論として「型」に従って反復練習を繰り返すということが挙げられます。 武道の世界で「守」「破」「離」という言葉が有名ですが、 この言葉でいうところの「守」に相当するのが、 型に従って繰り返すというものになります。

まずは基本的な形として「型」を採用して、 それに従って、何度も繰り返し分析を行います。 型に従って分析を繰り返していく中で、基本的な流れや項目ごとの典型的な論点、よく出てくる項目やあまり出てこない項目などが明らかになります。

基本的な項目を自分の中に無意識レベルで叩き込むには 型に従った反復練習が最短のルートですので、 分析に馴染みのない方はまずは型に従った反復練習を繰り返すことが大切です。


基本的な分析の型



では、基本的な分析の型をお伝えしていきますね。 分析のやり方には大きく3つの型があります。

・比較
・構成
・推移


の3つです。

1つ目は「比較」です。
比較というのは、分析したい対象と何か指標となるものを比べる、ということです。 この比較という分析の型が最も基本かつ重要なものとなります。
中でも典型的なものが「前年との比較」による分析です。 前年の数字と比較して当期の数字は増えたのか、減ったのか。 なぜ増えたのか。 という基本的な分析を行うことが最も基本的な型となります。


2つ目は「構成」です。
これは、全体の中でどの程度の割合を占めるのかによって、対象を分析するという型です。馴染みがあるのは「売上高総利益率」や「経常利益率」といった指標でしょうか。 また、原価でいうと原価と販管費の構成割合や売上に占める割合なども、この「構成」にあたります。


3つ目は「推移」です。
これは、分析対象の「経年変化」を見てあげるという分析の型です。
在庫を5年、10年単位でみた場合にどのような推移になっているか。
売上を5年、10年単位でみた場合にどのような推移になっているか。
といったものが推移による分析の型になります。


分析の型は上記のみならず、他にもありますが 、まずは基本的な型である「比較」を繰り返し練習することをおすすめします。 比較が十分にできるようになった上で、 他の構成や推移に進んでもらったほうが分析力のアップもスムーズに行えると思います。



今回は以上となります。 次回以降もお楽しみに!


編集後記



数年前に出張で札幌に行った時のことですが、 町中を歩いていてふと見上げると信号機が縦型であることに気づいて驚きました。 え?なんで横ではなくて縦なの??
と疑問を感じたことを覚えています。 信号機が縦型である理由を知っている人ってどれくらいいるのでしょうか?

私は納得の行く仮説がたてられなかったので、 家に帰ってから、妻にこの話をしたところ、 「●●だからじゃない」とさらっと、本命と言える仮説を言われて 「なるほど!!」というAha!体験をしました。

日常の疑問からAha!体験をできる瞬間はたまらなく好きですねー。



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