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【読了】40歳からのキャリアチェンジ → キャリアに関係なく面白い

#読書の秋2022


 日々多くの本を読むので、記録として残していこうと思う。(本当に良いと思った本は人に教えたくないので、その一歩手前や面白いと感じた本のみ)


今回読んだ本は
40歳からのキャリアチェンジ
である。

 私は40歳ではないが、何となく手に取った本である。よく本屋に並ぶこれらの本よりかなり細かく具体的な方法が書かれていたのが印象的である。ただ、私としては冒頭と末尾、そして「キャリチェンジしたい人に送る言葉の宝石」というコーナーが他にはなく面白かった。


面白いと感じた点

 先に結論を述べると私が読んでよかったと感じる点は、いくつか気になる言葉を発見したからである。読んでいて「ふむ、これは今後の自分に活かしていこう」と素直に思えるキーワードや文脈があったのだ。
 ちなみにこの「素直に自分に良いと思ったキーワードを吸収する」という視点を持っていると、普段読まないような本を読んだ際も発見が多かったりする。

■OODAループ思考
 Observe 観察する 、Orient 方向づける 、
 Decide 決断する 、Act 実行する

上記4点の頭文字を取った言葉だが、日本でよく聞くPDCAサイクルと似たものだ。明確に違うのがOODAループ思考は、咄嗟の判断や最適な意思決定を迅速に行えるのに対し、PDCAは品質管理・課題解決に用いられることである。
 私としてはOODAループ思考の「Orient 方向づける」という点が重要だと感じた。PDCAサイクルにおける計画や評価に近いかも知れないが、明確な計画や評価を重要とせず想定外の情勢にも臨機応変な対応をすることを前提としている点がポイントである。

■ネガティブ・ケイパビリティ
 これは「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」というところだろうか。本を読んだ後に検索したところ多くの情報がヒットしたが偉大なことを成し遂げた人間にはこの特質があるらしい。
 ・早急な結論、過激な意見にとびつかない、安易に答えを求めない
 ・考えないで、おいておく
 ・日頃から芸術にふれる
 要するに「急がず、焦らず、耐えていく」力であり、芸術や創作活動という正解やゴールがないことに通じるところがある。

 ポジティブに過ごす事も必要だが、コロナ禍ではネガティブ・ケイパビリティも必要だと感じる。最もポジティブもネガティブも使い分けるバランス感覚が一番重要ではあるが。


全体の内容(目次)

第1章 人生100年時代を生きる
    予測が困難な時代の思考法/人生設計を踏まえた自己開発を/
    社会人基礎力の再構築/しなやかマインドセットへの転換
第2章 自分の市場価値を知る
    中高年齢者の市場価値とは/人材価値を知るための事前準備/
    求職活動を進める基本ステップ/性格特性と価値観の分析/
    これまでの職務経験の整理
第3章 提出書類を作成する
    分析結果のまとめと目標設定/履歴書作成のポイント/
    職務経歴書作成のまとめ方/求職のためのマーケティング戦略/
    応募書類提出と送付状の作成
第4章 採用内定を得るための折衝法
    内定獲得につなげる「面接対応法」/面接のマナーとエチケット/
    内定を得るための折衝法/採用決定後の過ごし方/
    初出社後の「NGワード」集/心がけたい生活

 上記の通り、2章以降はかなり具体的に分析や書類作成の方法、対策などが書かれている。まだ私も全てのワークを対応した訳ではないが、やることが具体的で明確な点がとても良い。

 そして就職活動をセールス思考で書いているところも面白い。自分という商品をどう分析し、プロデュースし、販売(アピール)していくか。本書の考え方は終始これに尽きる。現在就職活動やキャリアチェンジを考えていない人でも、自分を分析する点においては非常に有益なワークだと感じる。


まとめ

 読んだ本をこのような形でアウトプットすることは、内容の理解を深める意味でも非常に有意義だった。読みながら色々なことを考えているが、ほとんどはそのまま記憶に定着せず忘れてしまう。しかしこの様な形で振り返ることで、印象的だっった部分が自身のモノになるような気がした。

 これからもこの活動を続けていこう。


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AFU 〜好きじゃなくても誠実であれ〜
自身の思うことを書いておりますが、読んでくださる方がいらっしゃることも理解しております。これからも真剣に書いて参ります。