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アドウェイズ技術部門・エンジニアリング領域が進める、新しい価値創造について

アドウェイズグループには現在さまざまな部署・グループ会社があり、それぞれ多種多様な事業を展開しています。

今回のnoteでは、技術部門(サービスデベロップメントグループ)・エンジニアリング領域をご紹介。創業期よりJANet、SmartC、AppDriverといった自社プロダクトの開発を行い、現在に至るまで多くのサービス開発・運用を続けているアドウェイズ技術部門。

そんな開発部門はここ数年、自ら価値を生み出していく組織に変わりつつあります。

本部長の梶原と共に事業部の歴史を振り返りながら、価値を生み出す組織に変わっていった理由、そして現在進めている新しい試みについてなどを深掘りしていきます。

技術部門が会社にもたらす価値について

——アドウェイズにおいて、技術部門・エンジニアリング領域はどのような役割を担っているのか

現在私たちは、アドウェイズが展開するインターネット広告サービスにおけるプロダクトの運用や、社内向けの業務効率をはかるためのサービス運用、そして社外向けの新規プロダクトの開発を行うなど、いくつかのチームに分かれてさまざまな取り組みを進めています。

私が新卒で入社をした2008年頃は、エンジニアは約20人ほどの小規模な組織だったのですが、豊富な経験や高度な技術を持っているメンバーがこの10年でたくさん入社し、現在は80人を超える大きな組織に成長しました。

そしてその上でこの数年、目指すべき姿も変わってきていまして。

どんな変化なのか。それは、私たちは社内外において、より周囲から一目置かれ、差別化される存在になっていくべきである。そして魅力的な事業・プロダクトを我々の組織から発信していく必要がある。と、強く考えるようになったのです。

——そう考えるに至った詳しい背景は

以前までは、エンジニアそれぞれの技術力上がり、良いチームを作ることができれば、自然に会社や社会に貢献することができると思っていたんです。もちろんそれは、既存のプロダクトの改善や、新規の開発において必要であり、一定の成果は出ています。

しかし当たり前の話ですが、特に新規開発領域においては、“作るべき価値あるもの”がなければ、いくら良いチームがいても大きな活躍がしにくいんですよね。一般的な企業では、新規プロダクトの企画を考える明確な部署があるかと思うのですが、当時のアドウェイズの場合は、その機能を明確に持つ部署はなかったんです。

これまで一定以上の成功を収めた代表的なプロダクト達は、力やモチベーションのあるメンバーが、自主的に立ち上げ、みんなでがむしゃらに育て、積み重ねてきた……極端に言ってしまえば組織構造上は仕組化されていない“偶発的なもの”も多くて。しかし、そのような成功パターンは、正直奇跡に近いもので、組織としての再現性はほとんどありませんよね。そのため、会社の軸となる新しい事業やプロダクトを作るべく、どこかの組織がその責任を持って考える必要があったのです。

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会社では、組織・個人に限らず、誰もがメインミッションを持って働くことが当然です。例えば、数字の目標を持つ社員は数字を上げることが第一。技術部門においても、新規プロダクトを企画することはその手段の一つではありますが、私たちは決められたプロダクトを開発することにコミットしているため、利益や価値をどう生み出すのかという意識は希薄になりがちでした。

とはいえ、その状態を続けていては、世の中に対して価値のある新規プロダクトを始動することができず、事業成長をし続けることはできない。そのため、今回は私たちが自ら市場に対して価値を生み出す事業を作り出していくことを決めたのです。

エンジニアリングで勝負を続けていく

——そのような変化により、メンバーの意識も変わっていった

はい、徐々に変わりつつあると思います。もちろん、このような方針を示したことで、メンバーからはたくさんの反響がありました。

最初は不安や疑問を抱いたメンバーからの意見などもあって。確かに以前までは、私たちのミッションはプロダクト開発や技術に重点を置いたものが中心だったので、メンバーがそう捉えることは自然なことです。

ただ、プロジェクトを進めるうちに、自分達の関わったプロダクトで売上や会社が大きく動いていく。そんなワクワクする体験をしたかった——、そんな肯定的な意見もありつつ、また既存の事業への関わり方としても自ら価値を届けたいという意識を持って業務に取り組むメンバーも増えてきました。

また、アドウェイズの事業部門である国内広告事業部においても、“プロダクトにより、価値を作る”という意識が高くなってきています。そのため、今後は事業部門と技術部門でさらに良い関係性を作っていき、連動をしていきたいと考えています。

なお現在、私たち技術部門が掲げている“理想の組織構造”は、新たな価値の創出、事業成長、環境の向上(業務環境を含め成果に対する正当な給与や福利厚生)、社員の成長の4つのサイクルを回すこと。この4つのうちの一つでも欠けてしまうと、私たちの目標は達成できないと考えています。

新たな価値の創出、そして事業成長の部分にコミットできるようになることで、残りの2つも自然に実現できるようになる。私たちはこのようにサイクルを回し続けていくことで、組織自体を強くし、エンジニアリングで価値を作り、勝負をしていきたいと考えています。

理想とする組織構造 (1)

——ちなみに、どういうプロダクトを開発していくのか

そうですね……、ここまで読んでいただいた方に対しては申し訳ないのですが、まだ具体的には秘密なんです(笑)。ただ、絶賛開発中なので、ぜひご期待いただければと思っています。

一つだけ言えることとしては、世の中に対して、価値のあるもの——。エンジニアのパフォーマンス・能力がきちんと事業に生かされるものを開発しているということは断言できます。

以前まで私たちは、他事業部から「こういうプロダクトを作ってほしい」と言われたものを作ることが多かったんです。ただ、お話しをした通り、最近では自分たちでも積極的に考えて、そして他事業部とも協力をして、プロダクトを作れるようになりました。

規模が大きいかもしれませんが、ゆくゆくは業界全体に私たちの手法が伝わり、エンジニア全体の価値が向上することを願っています。ぜひ、ご期待いただければ嬉しいです。

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