Adjoa

ガーナの小さな集落で、2年半生活していました。現在は、ガーナに関する旅行記事の執筆をし…

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ガーナの小さな集落で、2年半生活していました。現在は、ガーナに関する旅行記事の執筆をしています。国際交流イベントで、ガーナの文化紹介活動もしています。国際理解教育のお手伝いも承ります。 https://tripnote.jp/writer/adjoa

最近の記事

【読書記録 #53】『100%共感プレゼン』(三輪 開人 著)を読みました

内容まとめプレゼンテーションで聴き手の心を動かし、さらに行動に移してもらうために必要なのは、正論ではなく「共感」。 そしてその共感を得るために大切なことは、 ・自分だけの物語を語ること ・弱さや失敗を曝け出すこと ・個性・キャラを活かすこと 自分にしかできないプレゼンこそが、共感を産むのです。 それに加えて、プレゼンの技術を学び、さらにトレーニングを重ねることで、人の心を動かすプレゼンをすることができます。 感想勉強になりました。 私には、学校や団体などの人前で話

    • 【読書記録 #52】『さよならも言えないうちに』(川口 俊和 著)を読みました

      ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじ『さよならも言えないうちに』には全4話が収録されています。4話に共通するのは、それぞれの話の主人公が「さよなら」を言うことなくこの世を去ってしまった者に会うために過去に戻る、という点。 過去に戻って大切な存在と会話をすることで、自分を許す。そして前を向いて生きていく。大切な存在を失った4人が過去を受け入れていく様を描いた物語。 感想『コーヒーが冷めないうちに』シリーズを5年ぶりに読みました。 「さよなら」。それが本書のテーマ

      • 【読書記録 #51】『エレジーは流れない』(三浦しをん 著)を読みました

        ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじどこにでもいそうな、一見ごく普通の高校生の怜。でも、彼には父親がいない。代わりに2人の母親がいて、2つの家で暮らしている。2人の母親がどういう関係なのか、そして生みの親がどちらなのかも、怜も知らない。 個性豊かな家族・友人とともに過ごす高校生の日常を描いた物語。 感想平和であること、普通であることが、実は1番幸せであると感じさせてくれる物語でした。 顔も名も知らない主人公の父が突然現れたり、博物館で泥棒退治をしたりと、ちょっ

        • 【読書記録 #50】『始まりの木』(夏川草介 著)を読みました

          ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじ 「藤崎、旅の準備をしたまえ」 民俗学を専攻している大学院生の藤崎千佳は、指導教官・古屋神寺郎の一声で、今日もフィールドワークへと出かける。 千佳と古屋が旅先で出会う「木」に関する物語が、日本の美しい風景とともに描かれる。 感想 あまり面白くなかった、というのが正直な感想です。途中で読むのをやめようかと思ったくらいです。ただ、Amazonのレビューを見ると評価が高いので、好みの問題なのでしょう。自分が理系の人間であり、「民俗

        【読書記録 #53】『100%共感プレゼン』(三輪 開人 著)を読みました

        • 【読書記録 #52】『さよならも言えないうちに』(川口 俊和 著)を読みました

        • 【読書記録 #51】『エレジーは流れない』(三浦しをん 著)を読みました

        • 【読書記録 #50】『始まりの木』(夏川草介 著)を読みました

          【読書記録 #49】『野菜も人も畑で育つ』(萩原 紀行 著)を読みました

          内容まとめ著者ご自身の経験に基づいて、中山間地における野菜作り・土づくりの知識から、チームビルディングの方法などが紹介された1冊。 都会の大企業営業マンが、未経験のまま就農してから現在に至る23年間の軌跡を描く。 感想 農業はもちろん、仕事をする上での心構えなども勉強になりました。 私がこの本を読んだ動機は、農業を生業の1つにしたいと思っているからです。この本の著者である萩原さんは脱サラして就農をされた方。しかも、農業経験一切なしで。私も農業経験が全くない状態で、農業を

          【読書記録 #49】『野菜も人も畑で育つ』(萩原 紀行 著)を読みました

          【読書記録 #48】『臨床の砦』(夏川草介 著)を読みました

          ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじ信濃山病院は、新型コロナウイルス感染者の受け入れをしている、地域で唯一の病院である。病院では、感染症の疑いがある患者の受け入れ窓口である「発熱外来」を開設し、日々感染者対応を行っている。医師や看護師たちはもう1年以上もの間、このウイルスとの「戦い」に臨んできた。しかしながら感染者の数は一行に減らず、むしろ増加の一途をたどっている。病院のベッドはもともと6床しかないところ、増加に増加を重ねてとうとう36床になったが、それでも入院待ち

          【読書記録 #48】『臨床の砦』(夏川草介 著)を読みました

          【読書記録 #47】『お探し物は図書室まで』(青山美智子 著)を読みました

          ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじ 会社員、一児の母、ニート、定年退職後の男性--。 何かに導かれるように図書室を訪れた彼らは、本を探してレファレンスコーナーへと向かう。 「何をお探し?」 司書さんのその問いかけに、彼らは自分自身と向き合い始める。探している本を伝え、司書さんに検索してもらうと、本のリストの最後に、明らかに関係のない一冊が加えられていた。そして「あなたには、これね」と、本の付録を手渡される。 司書さんから受け取ったリストにある一冊の本、そし

          【読書記録 #47】『お探し物は図書室まで』(青山美智子 著)を読みました

          【読書記録 #46】『失われた世界』(コナン・ドイル 著)を読みました

          ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじ 想いを寄せる女性・グラディスに振られたマローンは、彼女を振り向かせるための行動に出る。 彼は自分の勤める新聞社の上司に相談し、ロンドンの科学界一危険な人物と噂されるチャレンジャー教授に話を聞きに行く機会を得る。チャレンジャー教授と面会した彼は、自ら志願してアマゾンへの冒険旅行へと出発することになる。 彼はチャレンジャー教授と、彼のライバル・サマリー教授、そして冒険家のロクストン卿とともに「失われた世界」へと足を踏み入れる。そ

          【読書記録 #46】『失われた世界』(コナン・ドイル 著)を読みました

          【読書記録 #45】『夜明けのすべて』(瀬尾まいこ 著)を読みました

          ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじ小さな会社で働く藤沢さんはある日、同僚の山添くんが仕事中に炭酸飲料を飲み、ペットボトルのふたを開ける音にぶち切れる。些細なことにイライラして、我慢できなくなる彼女のそれは、PMS (月経前症候群)の症状であった。 別の日、藤沢さんが会社のトイレ掃除をしていると、薬が落ちているのに気づく。そこには「ソラナックス」と書かれていた。事務所に戻ると、山添くんが息苦しそうにしゃがみこんでいた。それを見た藤沢さんは、拾った薬を彼のものだと確

          【読書記録 #45】『夜明けのすべて』(瀬尾まいこ 著)を読みました

          【読書記録 #44】『心淋し川』(西條奈加 著)を読みました

          ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじ 心町(うらまち)。掃き溜めのようなその町には、貧しさ、醜さ、人を傷つけた過去など、様々な事情を抱えた人々が暮らしている。 苦しい人生にもがきながらも希望を見つけ、逞しく生きていく心町の人々の物語。 感想 なぜか、面白かったです。私が好きなタイプの本でもないし、先が気になって仕方ないという類の物語ではないのですが、なぜか読み進めたくなるのです。 この本を面白いと思った理由はおそらく、物語が現実的だからです。心町の人々はそれぞ

          【読書記録 #44】『心淋し川』(西條奈加 著)を読みました

          【読書記録 #43】『旅ごはん』(小川糸 著)を読みました

          内容まとめラトビアの黒パン。リトアニアの砂糖漬け松ぼっくり。エストニア、フランス、スイス、イタリア、ドイツ、インド、韓国、そして日本。 ヨーロッパを中心に、小川糸氏が旅先で食べた食にまつわるエピソードを綴ったエッセイ。 感想 とにかく文章の素敵さに惹かれた1冊でした。この本は食をテーマにした旅行記のようなものです。小川糸氏の小説は何冊か読んだことがありますが、エッセイを読んだのは今回が初めてでした。さすがは小川糸氏、旅行記でこんなふうに小説の世界が表現できるものなのか、と

          【読書記録 #43】『旅ごはん』(小川糸 著)を読みました

          【読書記録 #42】『アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所』(太田哲雄 著)を読みました

          内容まとめ東京の筓櫻泉堂。イタリアのラ・フラスカ、ラ・フェルマータ。スペインのエル・ブジ。ペルーのアストリッド・イ・ガストン。 料理人として様々な現場を経験した太田哲雄氏が、グルメオタクだった高校生時代から、軽井沢を拠点にビジネスを展開する現在に至るまでをエッセイとして綴る。 感想新手の旅行記! とても面白かったです。 イタリアでの語学留学から始まり、イタリア、スペイン、ペルーでの料理人修行、そして自らが主催するアマゾンツアーまで。この本を読んでいると、海外旅行を疑似体

          【読書記録 #42】『アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所』(太田哲雄 著)を読みました

          【読書記録 #41】『オルタネート』(加藤シゲアキ 著)を読みました

          ※本記事にはネタバレが含まれます。 あらすじ 高校生だけが利用できるスマホアプリ「オルタネート」。 オルタネートを強く信じる、波津。オルタネートを利用しない、蓉。そして高校を中退したことでオルタネートを使えなくなってしまった、尚志。 円明学園高校を舞台に、10代の波乱に満ちた1年間を描く物語。 感想 意外と面白かった、というのがまず初めの感想です。 いつものように、本の内容を知らずに読み始めた私。すぐに「自分好みの物語ではない」と感じました。それは、物語の舞台が高校

          【読書記録 #41】『オルタネート』(加藤シゲアキ 著)を読みました

          【読書記録 #40】『1日5分からの断捨離』(やましたひでこ 著)を読みました

          内容まとめ断捨離は、断捨離の日を作らなくたっていい。1日5分からでもできます。 使い古されたタオルやスポンジ、下着を捨てる。ビニール傘を捨てる。時間がなくてもできる断捨離はあります。日々少しずつ捨てる訓練を積むことで、あるときドカンと断捨離することができるようになります。 断捨離をすることでモノが減ると、掃除がしやすくなり、掃除がしやすくなると、掃除にかかる時間が減り、結果的に時間が増えます。 断捨離で快適な暮らしと豊かな時間を手に入れましょう。 感想 今回私は、「断

          【読書記録 #40】『1日5分からの断捨離』(やましたひでこ 著)を読みました

          【読書記録 #39】『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(武田友紀 著)を読みました

          内容まとめ繊細さんとは、感じやすい性質を持った人のことを言います。 世の中には、相手の感情、その場の雰囲気、光、音など、周りの人が気づかないような小さな変化を感じとってしまう人がいます。 それは背が高い人、低い人がいるのと同じように、生まれつきの気質です。治そうとしたり、抑えようとしたりするのは、その人にとってかえって悪い影響を与えてしまいます。 そこで『「繊細さん」の本』では、繊細さんが安心して生きていくための具体的な方法が紹介されています。 感想 ためになりました

          【読書記録 #39】『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(武田友紀 著)を読みました

          【読書記録 #38】『志麻さん式 定番家族ごはん』(タサン志麻 著)を読みました

          内容まとめ ほったらかしにできる煮込み料理やオーブン料理を作ることで、その時間は子どもと遊んだり、ほかの家事をすることができる。 子どもにも、ちぎる、潰す、といった簡単なことから料理に挑戦させれば、子どもと一緒に過ごす時間も増やせるし、子どもが食への興味を持つようになる。 などなど。 子育て中のお母さん・お父さんがどのように料理をすればラクになるのか、志麻さん式のノウハウや料理のレシピが多数紹介されています。 感想 レシピ以外の部分は、「フランス料理が実はラク」など、

          【読書記録 #38】『志麻さん式 定番家族ごはん』(タサン志麻 著)を読みました