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【読書記録 #51】『エレジーは流れない』(三浦しをん 著)を読みました

※本記事にはネタバレが含まれます。

あらすじ

どこにでもいそうな、一見ごく普通の高校生の怜。でも、彼には父親がいない。代わりに2人の母親がいて、2つの家で暮らしている。2人の母親がどういう関係なのか、そして生みの親がどちらなのかも、怜も知らない。

個性豊かな家族・友人とともに過ごす高校生の日常を描いた物語。

感想

平和であること、普通であることが、実は1番幸せであると感じさせてくれる物語でした。

顔も名も知らない主人公の父が突然現れたり、博物館で泥棒退治をしたりと、ちょっとした事件がいくつか起こるものの、終始平和なトーンで物語が描かれており、その世界観は結構好きでした。

個性の強い登場人物たちは皆魅力的でした。ただ、彼らの境遇が自分とは違いすぎるせいか、あまり共感できるポイントがなく、つまらなくもないけれど、そこまで面白くもなかったかな、という感想を持ちました。

・読んだ時期 :2022年2月上旬
・かかった時間:10日×30分
・おすすめ度 :★★☆☆☆


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