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【読書記録 #53】『100%共感プレゼン』(三輪 開人 著)を読みました

内容まとめ

プレゼンテーションで聴き手の心を動かし、さらに行動に移してもらうために必要なのは、正論ではなく「共感」。

そしてその共感を得るために大切なことは、

・自分だけの物語を語ること
・弱さや失敗を曝け出すこと
・個性・キャラを活かすこと

自分にしかできないプレゼンこそが、共感を産むのです。

それに加えて、プレゼンの技術を学び、さらにトレーニングを重ねることで、人の心を動かすプレゼンをすることができます。

感想

勉強になりました。

私には、学校や団体などの人前で話す機会が月に1〜2回ほどあります。割とプレゼンテーションを行う機会が多いにも関わらず、プレゼン手法については10年以上前に会社の新人研修で学んだきりでした。

『100%共感プレゼン』を読んで、すでに自分も半分くらいの手法は自然に実践していたことを知りました。スライドに文章は入れない、とか、スライド作成よりも練習に時間をかける、など。

新しく学んだ手法のうち、ぜひ取り入れようと思ったのは以下のものです。

・・・

1. 徹底的にノイズを削ぎ落とす

話がブレるプレゼンでは、共感が生まれません。

伝えたいメッセージでも、たとえそれがプレゼンの目的達成に不要な情報であれば、削ぎ落とす。特に「ちなみに」と補足を入れる場合は、要注意。ストーリーの中で本当に必要な情報か確認し、必要がなければ削る。

そうすることで聴き手に伝えたいメッセージを明確にします。

2. 冒頭で「結論の一部」をチラ見せする

プレゼンは結論から話す。社会人なら誰もが知っている常識です。ただし「言い切る」とは違います。

プレゼンにおいて結論を冒頭で言い切ってしまうと、それ以降の説明を聴く必要がなくなります。だから、結論の一部をチラ見せする程度に抑えるのが上手なプレゼンのやり方です。プレゼンの方向性は示しつつも、大事な部分は伏せられている。聴き手は「それって一体どういうこと?」とプレゼンに意識を向けるようになるのです。

3. WHATよりもWHY

「何をしたか」「何をするか」ではかく、「なぜそうしたのか」「なぜそうするのか」。聴き手の心を打つのは、WHATではなくWHYです。特に行動の原動力となった部分に、熱い想いを込めて話す。

それが聴き手の心を開き、行動を起こしてもらうための一押しとなります。

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・読んだ時期 :2022年4月中旬
・かかった時間:7日×30分
・おすすめ度 :★★★☆☆



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