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【読書記録 #44】『心淋し川』(西條奈加 著)を読みました

※本記事にはネタバレが含まれます。

あらすじ

心町(うらまち)。掃き溜めのようなその町には、貧しさ、醜さ、人を傷つけた過去など、様々な事情を抱えた人々が暮らしている。

苦しい人生にもがきながらも希望を見つけ、逞しく生きていく心町の人々の物語。

感想

なぜか、面白かったです。私が好きなタイプの本でもないし、先が気になって仕方ないという類の物語ではないのですが、なぜか読み進めたくなるのです。

この本を面白いと思った理由はおそらく、物語が現実的だからです。心町の人々はそれぞれ事情を抱えていて、思い通りにはいかない人生を歩んでいる。ハッピーエンドとは言えないながらも、現実を受け入れて前に進んでいく。そこに好感を持てたような気がします。

辛いことがあっても、強く生きていこうとする彼らの姿に勇気をもらえました。

・読んだ時期 :2021年8月上旬
・かかった時間:6日×1時間
・おすすめ度 :★★★☆☆


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